ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

10/16 巨人 12-4 中日 → 3試合で23点!3連勝で対中日に勝ち越し決定!

巨人 12-4 中日

阪神:12勝10敗2分

勝利投手:ロメロ 41試合 1勝 3敗 11S

敗戦投手:山 井 9試合 3勝 3敗 0S

投手リレー

巨人:西村→ロメロ→アルバラデホ→越智→福、山口 捕手:阿部→實松

中日:山井→三瀬→鈴木→平井→小林正→久本 捕手:谷繁→小田

本塁打

巨人:ラミレス23号3ラン

中日:小池5号2ラン、ブランコ15号ソロ

日テレG+にて観戦

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首位・中日ドラゴンズとの今季最終戦は、阿部のタイムリーヒットやラミレスの4試合連続弾などで、計12点を奪い、完勝した。この結果、優勝マジックを1としていた中日の目前での胴上げを阻止、3位以上を確定させ、クライマックスシリーズ(CS)進出を決めた

Yomiuri Giants Official Web Site

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まるでCSを戦っているような、シーズンとは違う雰囲気を漂わせながらの3連戦。

試合開始前から異様な雰囲気が漂っていることはTV越しでもわかるほど。

中日は今日勝って胴上げをしたいし、巨人も2位を狙うためには負けられない、何より今日勝てばCS進出が決定的になるという状態。そして、お互いにライバル球団として負けたくないという気持ちが入り混じり、見ているこっちもシーズン中だという事を忘れそうになり、仮想クライマックスシリーズという感覚でゲームを見つめた。

今季、何度もギリギリの戦いをしてきた相手だが、今日のゲームのキーポイントは意外なところで、しかも早くやってきた

あくまでも私の私見です

初回、坂本、寺内をあっさりと打ち取ったかと思いきや、長野、阿部に連続で四球を与え、何とここで落合監督がマウンドへ・・・・今日のゲームが特別な意味合いを持つことを印象付ける流れで緊張感が走った。

そんな中、2回裏、ガッツ、ヨシノブが倒れ、2アウトで藤村が打席に立つ。ショートゴロを打って、この回は特に何事もなく終わるかと思ったが、名手荒木がまさかのエラーで藤村が出塁する。今季、守備のミスが得点に繋がるケースを数多く見てきたが、この荒木のエラーだけを部分的に見る限り、2アウトでランナーが藤村、バッター西村だから、得点に繋がる可能性はほとんど無いと言っていい。ただ、コレによって次の3回裏は坂本から始まるという事となり、攻撃が西村から始まるのと、坂本から始まるという違いが出てくる。

さらに3回表、中日側は2アウトから両チーム通じて最初のヒットをピッチャーの山井が打ち、2アウトランナー1塁で荒木が倒れて、無失点で終了する。

塁にいた山井は、荒木のアウトと同時にベンチに戻ってすぐにマウンドへ向かう。イニング間の準備も少しとなり、ヒットを打った手には多少の違和感も残っているかもしれない。ひょっとしたら、この2回裏と3回表の両チームの攻防によって、ゲームに動きが出てくるかな?と思ったら、いきなり来た・・・・・

坂本は倒れるが、寺内が高めの球をヒットすると、長野に意識が行ってしまったか、寺内が盗塁。さらに長野は四球を選び、1アウト1,2塁で阿部がタイムリー、さらにラミレス、ガッツにもタイムリーが生まれ、ヨシノブのセカンドゴロは井端がフィルダースチョイス、おまけに藤村が犠牲フライで一挙に4点を入れた。しかも、この回、またも西村で終わることで、4回裏にまた坂本から回ってくるという状態に持ち込めた。

それが結果的に4回裏のラミちゃんの3ランホームランへ繋がって、ほぼ勝負を決めることになる。

もちろん、これはあくまでも私の私見なので、それが原因かどうかは定かではないけれど、2回裏から3回表へのこの微妙なプレーの違いが、結果的にその後の打線に影響を及ぼしたと、私には思えてならなかった。

西村は4回にピンチを作って降板することになるが、今までとちょっと違うのは、ガッツが帰ってきて、先発で出てくれたことにより、ココ一番の大事なところでピッチャーに声をかけに行ってくれる。この光景はガッツがいない時にはなかなか出来なかった事で、残り試合は少ないとはいえ、投手が真っ白になった時に、絶妙なタイミングで声をかけてくれる人が帰ってきてくれたのは大きいなとスゴイ感じた。

(でも、結局西村は代えられちゃうけど・・・・涙)

正直なところ、3回裏に4点を取った時は

「お願いだから、4,5回は内海に投げさせてやってくれ!」と心で念じたけど、そもそもベンチに入ってなかったのね、勝ち星あげる絶好のチャンスだったけど残念。

ただチームとしては西村にしっかりと勝ちをつけて復活してもらうことも大事だし、事実、彼の調子は悪くなかった。ただ、それでも2アウト1,2塁のところで和田に四球を出すと、原監督は躊躇無く代えた。シーズン中なら西村を立ち直らせるために続投させたかもしれないという場面でも、結果に拘ったか、中日に流れを与えることを嫌がったか、原監督はロメロに代え、結果的にこの回は0で抑えることが出来た。

(ただ、ロメロは堂上に感謝だね、あれだけボール球に手を出してくれたのは本当にラッキーだった)

今日を終えると、22日の横浜との最終戦まで時間が空くので、控えている投手陣たちに登板の機会を与えたいというのもあったと思うが、ロメロ、アルビー、越智、福ちゃん、山口と次々に投入してゆく。ただ、越智と山口以外は通用したとは言い難く、特にロメロとアルビーは来季の契約もかかる崖っぷちだと思うが、どうにも安心して見ていられない危うさがあって、接戦では使えないな・・・・という印象を与えてしまったように思う。

帰ってきたサブローが2安打、まさかの寺内も2安打と、クリーンアップはもちろんだが、それ以外の選手にもマルチヒットが生まれ、12安打で12点という今季最高の得点を中日との最後の試合で取ることが出来た。阿部、ラミちゃんが好調で、帰ってきたガッツもいきなり結果を出してくれると、この後、5日間もあいてしまうのがもったいなく思えてくるが、何といっても中日が巨人戦前まで5連勝し、特にヤクルトに4連勝し、その間、今日も含めて巨人も5連勝。気がつけば2位ヤクルトとの差は僅かに1ゲーム・・・・という想定外の結果になっている事にビックリ。

とはいえ、残り試合を考えると2位奪取はなかなかにハードルの高い事ではある(ヤクルト3連敗が前提だし)。ただ、中日の頑張りと巨人のココに来ての奮起が無ければ、2位の背中を見ることさえ叶わなかったので、今、少しでも2位の可能性がある事実に、選手に素直にありがとうと言ってあげたい。

CSで中日と当たる可能性もある、というより当たらなければダメだが、やる場合はナゴヤドームになるので、この3連戦のようなわけにはゆかないし、対戦する投手のメンツも代わってくるだろう。マジック1の中日としては悔しさもあるだろうが、浅尾、岩瀬を休ませることが出来たし(心のどこかでは)、ナゴヤドームで胴上げしたいと思っているだろうから、こちらが思っているほどのダメージはないかもしれない。それでも、今の巨人とはやりたく無くないな?という印象を少しでも与えられたかもしれないと考えるならば、この3連戦の連勝は非常に大きなことだったし、何よりも開幕前の目標の一つでもあった「中日に勝ち越す」というのを達成できたことは、我々ファンにとっても優勝できなかった悔しさを晴らすことが出来て、非常に心地よい。

でもまあ、3試合で23得点・・・・・もっと早くこういう試合が出来ていれば、この3連戦がさらに緊張感と意味のある順位になっていたかもしれないと思うと、それはそれで、少し悔しさも残るか?

ラミちゃんの言う「どうやって終わるか・・・」ってのを素直に受け止めるのも難しいことだけど、不満タラタラのまま終わるよりは遥かにイイし、CSに向けての希望も出てきた。残る1試合も内海がピシャっと締めて、打線が爆発して良い終わりになってくれることを期待して、今夜もおいしい酒を煽りたい(っていうか、もう少し酔い気味だし)。

今日は12点も入って、タオル振りすぎて、腱鞘炎になってないですか?>野球好きさん

明日、早朝から3日間ほど海外に行くので、コメントのお返しが遅くなるかもしれません。