ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

4/28 巨人 7-2 阪神 → 長野、坂本の右の若武者2人が突破口を開いた!

巨人 7-2 阪神阪神:2勝2敗0分

勝利投手:杉 内 4試合 3勝 1敗 0S

セーブ :

敗戦投手:能 見 5試合 2勝 2敗 0S

投手リレー

巨人:杉内→山口→マシソン  捕手:阿部→實松

阪神:能見→鄭→渡辺→鶴 捕手:小宮山→岡崎

本塁打

巨人:長野1号ソロ

阪神

東京ドーム

日テレG+にて観戦

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本拠地・東京ドームで行われた阪神タイガースとの4回戦は、前回の対戦で2安打と封じ込まれた能見に対して6安打を放つなどで計7得点し、9連戦の初戦を白星で飾った

Yomiuri Giants Official Web Site

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26日の DeNA戦はゲームが壊れたということもあり、それだけで打線復活とは信じられないと言った。そういう意味では、巨人キラー、見るのも嫌な能見から勝ちを奪うことができるかどうか、特に9連戦の初戦ということもあって、ここでの勝利が今後の行方を占う大事なゲームとなり、緊張しながらのTV観戦となった。

初回、杉内が1点を失い、「能見相手に先取点を取られちゃうと厳しいなぁ~~~打撃陣が固まんなきゃいいけどなぁ~~~」と思っていたが、どっこい硬くなっていたのは能見の方だった。

ストレートは上ずり、変化球の制球が悪く、長野がいきなり2ベースを打ったこともあって、結果的にはワイルドピッチで1点、送球エラーで2点と逆転することができた。

前回「アウトコースの見極めに注目したい」といったけど、今日の注目点は実は「フォークの見極め」だった。監督インタビューでも原監督がコメントしているが、今日は「フォークは振るな」という指示が出ていたようだ。ま、変化球の制球に苦しんでいたこともあるけど、フォークに手を出さない意識があることで、配球にも変化が表れていたように思う。同じ手が2度通用するかどうかは微妙なところだが、フォークボールに手を出して、凡打、三振するくらいなら手を出さずに見送る方が、ボールになる可能性も多いわけで、打者有利に立てる。

(問題はストライクからボールになるフォークに手を出さずに我慢できるかどうか・・・で、それが出来ないから、どの球団も苦しんでるわけだけどね)

毎打席実行するのは、その時の状況もあって難しいだろうが、「あれ?ちょっとおかしくなったか?」という空気を察した時に、フォークに手を出さない見極めができれば、自身のボールに不安を感じて、つけ込むすきができるかもしれない。明日の岩田も苦手としている巨人だけに今日のような集中力が出せれば勝機は見えてくる。

(意識しすぎると、ストレートしか投げてこないって配球してくることもあるけど、城島でも藤井でも無いので、その辺のパターンはどうなるのかも注目したい)

ちなみに、昨年の6月26日に能見を攻略した際は、岡崎ヘッドのコメントで

「前回、能見との対戦時には低目を捨てろという指示をして失敗したので、今回は高目を狙ってゆけという指示に変えた」

というのがあって、次からの能見攻略に期待を寄せた・・・・が、次の8月2日には、すっかり忘れて、コロっとやられている(涙)。

今回も、去年のようにならないよう、しっかりと体に染み込ませて、次の対戦では、むしろ能見が巨人を苦手だなぁと思うように、また攻めてほしい。

初回の寺内に送りバントをさせなかったこと、2回のスリーバントに「???」を感じたものの、そこは何らかの意図があってのことなんだろうと思う。思うが・・・・能見ということで藤村ではなく寺内を2番に抜擢したわけで、ちょっと覇気のない表情に私は不満だった。もっとガツガツとした表情で、ファールで粘るとかやって欲しかった。坂本が好調なので助かった部分もあったと思うので、明日(順当にいけば明日も寺内だろう)は1,3番の間をうまく繋ぐ役割を見せてほしい。

同じことは加治前にも言える。3回のチャンスでは(スクイズという選択肢もあったろうけど)前進守備の外野の頭を越えるような打球を打つぞ!という気構えで臨んで欲しかったが、見ている限りどの球種に的を絞っていいか、迷っているような感じに見えた。決してパンチ力が無いわけではないので、折角起用してもらっているのだから、強い打球を打つことを意識したスイングを見せてほしかった・・・・。

長野、坂本という右の若武者2人が好調なおかげで、能見から勝利を奪うことができた。結果的には”攻略した”とは言えない内容かもしれないが、「フォークを振らない」を意識したことで生まれた結果だと思えば、次の能見との対戦にも期待が持てる。寺内、加治前の若武者(右)にも光る活躍があったらもっと嬉しかったが、9連戦の初戦を杉内で勝てて、これ以上文句を言ったらバチがあたりそうなので、この辺にしておく(笑)

それにしても、やっぱり川藤氏の解説は面白いのぅ

どんだけ阪神の選手がポカやっても絶対にかばうし、実況の河村アナがちょっと意地悪なこと言っても必ず阪神の選手をたたえる。もちろんG+の解説で来ているわけだから、巨人をなじることもしない。昨年の8月3日忘れもしない古城のサヨナラホームラン(茂ちゃんフィーバー事件(笑))の時も川藤氏の解説で「オモロすぎ!」ってレポートしてるけど、今年も健在だった。

あれだけ阪神LOVEの解説でも、巨人ファンを嫌な気分にさせないのは、もう「計算なのか?」と思いたくなるほど(んなわけないか)。

ちなみに、氏の解説の時の巨人vs阪神は結構勝率がいいので、できればこの3日間、解説してくれないかと・・・・(爆)

(明日は、桑田、赤星の解説なんで、どちらかというと理詰めの解説になりそうで、それはそれで楽しみだけど)

借金がこれほど多くなければ、初戦を取ったことで少し楽な気持で見ることができるが、今は勝ち越しとかじゃなくて、3つとも取りに行くつもりで挑まなければいけない立場。明日も緊張の面持ちで観戦しなければいけないゲームとなるが、岩田も今日のように長野、坂本が突破口を開いてくれると期待して見たい。

え?今日のヒーローの二人(ヨシノブ、杉内)へのコメントは・・って?

いやいや、あの二人はこれくらいやってくれるの当たり前ですから(苦笑)