ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/5 巨人 1-2 阪神 → チャンスを作っただけヨシとする?それとも後1点が取れないことにガッカリする?

巨人 1-2 阪神阪神:4勝3敗1分

勝利投手:岩 田 6試合 2勝 4敗 0S

セーブ :藤 川 13試合 0勝 0敗 7S

敗戦投手:内 海 6試合 2勝 4敗 0S

投手リレー

巨人:内海→高木康→マシソン→山口  捕手:加藤→中谷

阪神:岩田→榎田→筒井→藤川  捕手:藤井彰

本塁打

巨人:

阪神:新井貴4号ソロ

甲子園

フジテレビTWOにて観戦

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阪神タイガースとの8回戦は、先発の内海が初回に先制を許すと、四回には新井貴にホームランを浴びて主導権を握られてしまう。五回に代打で登場した加治前がタイムリーヒットを放ち1点差に詰め寄るも、その後の好機を生かせず、接戦をものにすることが出来なかった

Yomiuri Giants Official Web Site

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結果だけ見れば1点をめぐる好ゲーム。さすが伝統の一戦、最後までハラハラドキドキのナイスゲームと言えなくもない・・・が、

10安打で得点1って・・・・・(涙)

得点圏にランナーを置いた場面が5度ありながら、(特に8回)犠牲フライ1つ出なかった打線に問題があるのか、ことごとくピンチを凌いだ阪神の投手陣がスゴイのか、非常に判断のつけにくい、後味の悪いゲームだった。

ま、どん底状態においては、そのチャンスすら作れなかったわけで、ひところの貧打での負けとは内容が違うところが救いか?

まず、内海だけど・・・・

昨日の杉内の快投のイメージが残っている阪神打線を相手にするのは、少し厳しかったか?それでも、エースなら杉内に負けないくらいのピッチングで「さすが!」というゲームをやってくれると期待していた。

ちょっと今日はコントロールに苦しんじゃったなぁ。ゲーム中に修正することも出来ずじまいだった。失点が1点のままだったら5回表で代えられてしまうことはなかったかもしれないが、かえすがえすも新井に打たれたホームランが余計だった。

それでも、ゲームを作るという意味では、何とか粘り強く投げていたと思うし、相手が岩田でなく、打線にも期待が持てそうな状況であれば、5回以降も投げさせてもらえていたかもしれない。いち昨年の失点したり、得点圏にランナーがいるとドンドン深みにはまってしまう内海はすっかり卒業しており、昨シーズンの好調以上に落ち着いているのはわかる。

ただ、去年までの「何か持っている内海」だったら、新井のホームランはなかったし、何点取られても、気がつくと勝っているという不思議現象が起きていたはず。そういう意味では、ピッチングは大人になったけど、ツキは去年よりもないな・・・という感じだろうか?

カトケンとの息もピッタリとは言えなかったかな。久々の先発マスクでカトケン自体ちょっと緊張していたように見えた(打席でも)。もう少し柔らかいキャッチングをしてたような気がするんだけど・・・・ま、甲子園のあの雰囲気は、何度味わっても緊張するんだろう。もしかしたらだけど、そういう緊張感が内海にも伝わったんじゃないかなとTV越しに感じた。

打線は、個人的には4回の寺内の送りバント失敗。ココが今日のゲームの分岐点になったのではないかと・・・初回に鳥谷の2ベース後に、キッチリと送りバントを決めて得点に結びつけた2番平野と、長野がヒットのあと送りバントができず、三振してしまった2番寺内。これによって1点ビハインドの重みがドンドンチームにプレッシャーとなっていったような気がするし、好調の坂本に送りバントさせるという事になり、村田をヒット以上でなくてはいけない状態にさせてしまった。さらに言うと、あそこで味方のミスをカバーする村田のタイムリーが生まれていれば、その時点でまだ同点とはいえ、一気に巨人ペースに流れを引き寄せることができただろう。

また、7回はヨシノブ、谷がチャンスメークし、下位打線に代打を送りこむものの得点することができず、8回はクリーンアップがチャンスメークするものの、ヨシノブ、谷が返せずというバランスの悪さになり、9回は今日のキーマン(8回の走塁も残念なところがあったし)だった寺内が藤川相手に粘りはしたものの、最後は三振してゲームセット。

後半は何度もチャンスを作って、盛り上げはしたが、最終的にはストレスのたまる敗戦となってしまった。

まぁ、負ける時はこんなもんという言い方もできるし、甲子園で阪神に連勝ってのは欲張りすぎな気もしないでもないが、今日勝てば単独3位に浮上し、借金も1にすることができただけに、最高のGWにするためのプレゲームとしては残念だった。

明るい材料としては、ボウカーのバッティングがかなり良くなってきたことと、マシソンが短いイニング限定だが、各チーム初対戦に近い現状では、かなり計算できるピッチングをしてくれていること、榎田、藤川からチャンスを作ったという事実。これで筒井にも嫌なイメージを与えることができれば最高だったが、逆に筒井を打ち崩すのは難しいのでは?という嫌なイメージを植え付けられた。

明日は前回引き分けとなったメッセンジャー vs 澤村。

ある意味、4月30日の続きをやる形になったと言え、澤村には勝ったら2勝をプレゼントしたいくらいの相手。当然、前回のケリをつけようと力は入るだろうし、最初から飛ばしてゆくんじゃないかと予想できる。そこをぐっとこらえて、大人のピッチングができるかどうか、その辺に注目してみてみたい。

追記

昼間、G+で久々にイースタンの中継があったので見てた。

橋本の猛打賞や中井のホームランも良かったが、うれしかったのは古城の復活。

左肩甲骨骨折で開幕に間に合わず、さびしい思いをしていたが、今日はファームで3打席。情報によると医者はまだ骨がくっついていないのでプレーすることを認めなかったそうだが、本人が痛みがないので・・・という理由で出場したらしい。結果はノーヒットだったが、彼が帰って来てくれれば、ベンチの厚みが増す。

本来、ここぞというところの代打でとっておきたいヨシノブ、谷の両ベテランを先発で起用しているが、これで1シーズンやりきるというのは不安が残るし、何より寺内、藤村のセカンドというのは、まだちょっと頼りない。

本音を言えば、古城を引退に追い込むくらいの若手たちが次から次へと出てくれるのが理想だが、もう少し時間がかかりそうだ。

代打の切り札としての役割であっても、ベテランの方が相手にプレッシャーをかけられる場面もあるし、何より彼のキャラが好きなんで、無理はしてほしくない反面、早いとこ戻ってくれないかと心待ちにしてる。