ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/19 巨人 2-0 ソフトバンク → やっと勝てた!これで少し余裕が持てるかな

巨人 2-0 ソフトバンクソフトバンク:1勝0敗0分

勝利投手:内 海 8試合 3勝 4敗 0S

セーブ :西 村 16試合 0勝 1敗 9S

敗戦投手:攝 津 8試合 5勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:内海→山口→西村  捕手:阿部

ソフトバンク:攝津→金無英→吉川→岡島 捕手:山崎→細川

本塁打

巨人:阿部5号2ラン

ソフトバンク

東京ドーム

NHK総合にて観戦

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昨年日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスとの1回戦は、序盤から内海、摂津の両先発の好投で、均衡を保っていた。しかし六回に阿部が2点本塁打を放ち、ジャイアンツがリードを奪った。内海はその後もソフトバンク打線を封じこめ、8回無失点の好投で3勝目。ジャイアンツはこれで交流戦、負けなしの3連勝となった

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これまでのソフトバンク戦の実績を踏まえれば、この2連戦は1勝1敗なら御の字。1敗1分でも致し方ないか?くらいの結果を覚悟していた。今シーズン5勝、負けなしの摂津相手となれば、いくらこちらが内海とはいっても簡単ではないだろうと思ってた・・・・

初回のチャンスをモノにできず、4回までノーヒットで抑えていた内海が5回、いきなりペーニャに2ベースを打たれた時なんて「こういうゲームは抑えている方が意外に先制点取られたりするんだよなぁ~~~」なんて後ろ向きに考えてしまった。次の松田には進塁打も許されず、三振か内野ゴロ、内野フライしかない状態な中、三振で抑えると「これで何とか0で抑えられるチャンスが増えたか?」と喜んだのもつかの間、結局ワイルドピッチで3塁へ・・・

「守備に乱れが出ると失点につながって・・・」と、またまた後ろ向きなワタシ

小久保に犠牲フライを打たせることもなくサードゴロ、続く多村もサードゴロに打ち取って最大のピンチをしのいだ。ま、ランナーを背負っても粘り強く!という内海らしいピッチングなんだが、流れとして嫌な予感がしたので、この場面、0で終われて本当に良かった。

2回裏はまだしも、4回裏、6回裏と確実に失点をふせぐため、ソフトバンクバッテリーがボウカーに四球を出して、内海でイニングを終わらせるという作戦を取ってくれたことも8イニング全体で考えれば、巨人の方にチャンスが多く訪れたことにもつながったのではないかと思う。作戦としての四球という結果ではなく、そういう野球をする消極的な考えだったことが・・・という意味で。巨人はというと5回表のピンチに、松田を三振に取った後、小久保と勝負し、多村を歩かせても・・・という場面で勝負に行って抑えきった。この違いが最終的に勝敗を分けたのではないかと(私は勝手に)思っている。

8回表終了時点で被安打は2、失点0で抑えている内海をバッサリと代え、山口、西村に託すという原監督の継投に「今日は絶対に勝ちたい!しかもソフトバンクに対し、明日につながる展開をさせることなく!」という思いが伝わってきた。解説の落合氏は内海交代にご不満だったようだが・・・・。確かに内海の完封も見たかったし、抑えられた可能性も高いけど、確率論で言うなら勝ちパターンの継投で間違いではない。どちらが良かったかを論ずるのは簡単だが、対ソフトバンク戦に対する原監督の思いがハッキリ見えたという意味では、私は納得しているし、結果的にも9回を三者凡退で抑える最高の終わり方だった。

杉内、和田、ホールトンが抜けたから・・・というのは、先発投手なんで巡り合わせもあるし、対巨人戦という短期決戦でいえば、余り関係はない。ただ、ファルケンボーグ、馬原がおらず、川崎が抜け、本多がいないという”今の”ソフトバンクは飛車角抜きで戦っているようなもので、リーグ優勝を園座スチームであれば、ぶっちゃければ勝たなければいけない相手だと思う(いきなり強気になったな>オレ)。ペーニャが右足を負傷した可能性もあり、万全ではない相手であればなおのこと「明日も!」と欲張りたくなる。

ここまで内容のわりに勝ちに恵まれなかった内海だが、今日をきっかけに運気が変わってくるのではないかと思わせてくれる投球だった。先日、去年のビデオを見返して、フォームの微修正に着手したというニュースを見たが、そのせいか、ストレートのスピードそのものは変わらないものの、要所でのキレは良くなっていたし、コントロールも良くなっていたと思う。ゲーム前に梨田氏は「今シーズンは変化球の曲がりが早く、見極められている」と評していたが、少なくとも今日のピッチングに対してはそれは当てはまっていなかった。ソフトバンク打線がどういう狙いで打席に立っているのか見えず、終始戸惑っているように見え、内海にあってなかったという見方もできるが、ここは前向きに内海と阿部がソフトバンク打線を手玉に取ったということにしておこう。

そういう意味ではパワーピッチングの澤村の方が、ソフトバンク打線に捕まる可能性は高いわけだが、ここ数試合は大人のピッチングをしているので、絶好調の阿部がうまいことリードしてくれると信じ、岩嵜をどう攻略するかじっくりと見させてもらうとしよう。

な~んて、少し余裕のある発言ができるのも、今日を取ったから。もしも負けていたら、こんな平常心でレポートできなかったかも・・・・

今日はNHKで落合氏が解説するということで、G+ではなくNHKで観戦。前回の中日戦が面白すぎたので、今日も期待したんだけど、NHKということもあってか、今日は少し自嘲気味。ただ、相変わらず喋りたくて仕方ない病は発揮されていて、梨田氏に質問しているのに、それを横取りする場面も・・・・途中、「落合の野球教室」と題名でもつけたら・・・というほどバッティング論に熱が入る場面もあり、これテレビだからいいものの、ラジオだったらゲームの状況も伝えられず、放送事故になるレベルだな・・・とみているこっちが焦るほど。

ま、相変わらず面白かったし、言うことに納得する場面も多々あったので、非常に楽しめました。次は出来れば、地上波ではなくCSで毒舌混じりにお願いしたいなと・・・というか、阪神vs中日戦とかで川藤氏とのダブル解説なんてことがもしあるようなら、誰か教えてください。もう仕事休んでまでも生で見たいと思うので・・・(笑)

そうそう、”今日の藤村”だけど(笑)

今日は4打数1安打で、これで4試合連続で三振ゼロ。1打席目の内野安打は藤村らしい当たり、というか、こういうバッティングを目指してほしいと思うくらい上出来の安打。3回のピッチャー前のバント、ゲッツーに関しては絶対にやってはいけないプレーで、一瞬テーブルをたたきそうになった・・・(でもその後の坂本の盗塁は見事!チャンスを無くしてもイニングの間に再度チャンスを作れたのは、摂津の体力と気持ちを削るのに十分なプレッシャーだったと思う。ま、次の村田が・・・ね)。常に逆方向を意識したバッティングになってきて、だいぶ良くなった。明日は岩嵜なんで、スタメンに入ると思うが、坂本の好調が続いているので、明日も藤村の役割は大きいから頑張って!

久保がトミー・ジョン手術を受けることになり、今季が絶望と発表され、いよいよ山口と西村に8,9回を任せるという流れが決定した。ここまでは良いピッチングのマシソンだが、梅雨時や夏場などの実績もないため、今の時点では信頼度という点において先の2人には及ばない。しばらくの間は、これまでのようにマシソン or 山口→西村というのが勝ちパターンになると思うが、接戦の多い今のプロ野球においては、彼らの疲労をどれだけ考慮して出番を減らせるか、それが今後の課題になりそうだ。

勝ちゲームでも点差に余裕を持たせて、彼らに頼ることなく勝てるゲームを少しでも増やせるように、さらなる打線の援護に期待したい。

いやぁ~~今日のお酒は美味い!