ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/22 巨人 5-2 西武 → 3/4月の逆反動!今は相手が勝手に警戒してくれる・・・か?

巨人 5-2 西武 対西武:1勝0敗0分

勝利投手:ホールトン 7試合 3勝 3敗 0S

セーブ :

敗戦投手:牧 田 7試合 2勝 4敗 0S

投手リレー

巨人:ホールトン→山口→マシソン→西村  捕手:阿部→實松

西武:牧田→長田→松永→木村 捕手:炭谷

本塁打

巨人:坂本5号ソロ

西武:

西武ドーム

テレビ埼玉(& NHK BS1)にて観戦

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西武ドームで行われた埼玉西武ライオンズとの1回戦は、四回に坂本が2試合連続となるソロ本塁打を放ち、ジャイアンツが先制する。六回に先発のホールトンがつかまり同点とされたが、七回に長野と亀井のタイムリーで勝ち越しに成功。このリードを救援陣が守りきり、引き分けを挟んで8連勝とした

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今日でついに8連勝まで来た巨人。この好調がある意味恐ろしく、この反動がいつ来るのか実は内心ビクビクしているのだが、先日ある人にこう言われた

巨人の反動はすでに来ているよ、今の好調は3月、4月の反動なんだよ

と・・・・・

なるほど、確かに4月は2度の5連敗をしているわけだし、8連勝なんてのはその反動かな?ならいっそのこと10連勝してプラマイゼロに!なんて思ってもバチは当たらないわけか!!!!と、少しポジティブになりました。

今年から日テレG+で始まった徳光和夫の週刊ジャイアンツだけど、さすが徳さん、4月の重い時期から何とか明るい話題を提供してくれ、めげそうになるワタシを励ましてくれた。5月に入ってからは終始笑顔の徳さんにこちらも釣られて笑ってしまうわけですが、昨夜の放送で原監督がこんな話をしていた。

3/4月にほっぺたを2~3度張り倒されたような形になって、かえってチームが締まった

確かに、ペナント始まってそうそう借金7から優勝した例は無いなんて言われ、投手は抑えても抑えても援護がなく・・・エラーは多い、足は使えない、繋がらないなんてどん底を味わった。だからこそ、連勝しても気を緩めることはないし、打線は投手に借りを返したいと思い、投手は味方がきっと援護してくれると信じて強気のピッチングをするという好循環に繋がっているんだろう。欲を言えば、大田、中井、田中、橋本といった若手たちも辛抱強く使って結果が出てくれば最高なんだが、今は加治前が信頼を勝ち取って使ってもらえている。いずれ来るだろうベテランたちの疲労や、調子を落とす中堅の選手が出てくる時にはチャンスが回ってくると思うし、首位に立って余裕が出てくるような状況になれば、スタメンの中に育成枠を設けることも改めて出来るようになるだろう。

さらに、今の好調を支えているのはあくまでも鉄壁の投手陣なので、彼らがそろって調子を落とさない限りは、4月のような大きな連敗は今後は無くなってくる(はず)と思えば、ここからどれだけ連勝を伸ばしても、その反動が大きく来ることは無いと信じれる。

(怖いのは故障者が続出することか・・・・)

前振りが長くなったけど、それらを踏まえて今日のゲームを振り返ってみると、立ち上がりのホールトンと牧田の内容を見比べるにつれ、今日はかなり分が悪いゲームになりそうだなと思ってしまう・・・・・が、それでも負けるという姿がなかなか想像できなかった。それはきっと・・・

昨夜、川口コーチが今の投手陣に対して

以前は7回を2失点で抑えろと言っていたが、今は5回を無失点でと言っている。

相手に先制をさせず5回まで無失点で粘れば、今の巨人打線は2巡目、3巡目になれば必ず援護してくれる

と言っていた事に起因しているのかもしれない。現場の投手陣たちも同じような気持ちでいるのであれば、後先考えず、目の前の戦いに集中できるし、我慢の先にはきっと良い流れが待っていると思って投球できるだろう。事実、隙がないと思われた牧田ではあったが、坂本が自ら有利な状況を作り出し、甘く入った失投を見逃さずホームランという形で先制してくれた。6回に追いつかれても、打線は焦ることなくじっくりと相手をせめて、先の話通り3巡目に捉えて作ったチャンスをしっかりとモノにして、勝ちパターンの継投をすることが出来た。追いついた直後ということが相手にダメージを与えたし、ギリギリでホールトンに勝ちをつけることが出来たのが大きい。まだまだ自分の投球には納得してないかもしれないが、これで3勝3敗の5分になった。気持も新たに仕切り直しで良い意味で肩の力が抜けてくれるのではないかと思う。

7回の得点は、長野のピッチャーゴロ(内野安打)にしても、亀井のセンターオーバーにしても、ある意味、ラッキーが続いたプレーだが、チームに勢いがある時というのはツキも味方してくれる。運も実力のうちと思えば、これも7連勝という勢いが引き寄せた流れだろう。なかなか目立った活躍のできない村田だが、阿部がノーヒットの日は村田が猛打賞とある意味、両者のバランスは取れているのでヨシとする。

9回4点差で西村はちょっともったいなかったが、3点差のままで9回を迎えると予想して、他の投手の準備が出来ていなかったか、山口、マシソンという継投で来ていたので、そのパターンを崩したくなかったのかもしれない。明日の杉内はきっと長いイニングを投げてくれると信じることが出来れば、今日は躊躇なくつぎ込めた・・・という見方もできるか?

アウェーウィークの今週は5分で行ければ御の字だと思っていたが、まずは初戦を取ったことで「行けるところまで連勝してしまえ!」なんて欲が出てくる・・・岸が先週のDeNA戦のようなピッチングをすると、杉内とはいえかなり苦労するゲームになりそうだが、8連勝中という勢いが岸にとって巨人打線以外の敵を自ら作り出してしまい、思わぬミスが出て勝ちが拾えるのではないか?と期待している。

そして、ついに単独2位に浮上!このまま一気に首位へ!と行きたいところだけど、贅沢をいわせてもらえれば、このくらいの位置で貯金を増やし続ける方が、緊張感のあるゲームを続けられるのではないかと勝手に思っている。直接対決がない分だけ、中日から見ても「勝っても勝っても引き離せないどころか、じわじわと迫ってくる」という嫌な気分を味わっているだろう。何よりも追われる気分というのは落ち着かない。ここはあせらず、じっくりと上を伺いながら迫ってゆきたいという気持ちもあって複雑だが、働きすぎのベテランがいつ調子を崩すかドキドキしているので、

やっぱり勢いのある今のうちに一気に首位に躍り出て、すこ~し休ませてあげたい・・・・