ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/23 巨人 2-0 西武 → 山口様様!原采配があたりすぎて、マジ怖い

巨人 2-0 西武 対西武:2勝0敗0分

勝利投手:杉 内 8試合 6勝 1敗 0S

セーブ :山 口 21試合 0勝 0敗 1S

敗戦投手:岸 8試合 4勝 4敗 0S

投手リレー

巨人:杉内→山口  捕手:阿部

西武:岸→ゴンザレス 捕手:炭谷→星孝

本塁打

巨人:村田3号ソロ

西武:

西武ドーム

朝日ニュースレター(だったりBS朝日だったり)にて観戦

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埼玉西武ライオンズとの2回戦は、二回に村田がソロ本塁打で先制点を奪う。投げては杉内が九回途中まで西武打線を4安打に封じ、得点を与えない。九回に無死満塁のピンチを迎えるが、2番手の山口が後続を打ち取り、2-0で試合終了。杉内は6勝目を挙げ、チームも9連勝となった

Yomiuri Giants Official Web Site

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ヤバイ・・・やることなすこと全てが上手くゆきすぎて、怖い・・・

鈴木の代走(3塁への走塁は見事!)も、石井のスクイズも、山口の投入も、原監督のうつ采配が全て良い結果をもたらし、連勝はとうとう怒涛の9連勝にまできた。

両投手の結果を見返すと

杉内 8回0/3  被安打4 死四球4 三振8

岸  8回     被安打3 死四球0 三振10

よくこれで2点とれたな・・・・と改めて思う。

ま、実際のところ1点目は村田のホームランだし、8回は2ベースからの犠打&スクイズなので、岸を攻略したとは言い難いし、岸だって打ち込まれたって感覚はないだろう。一方の杉内はというと、三者凡退は1,3,4,8回で残りの5イニングはなんだかんだで走者を背負ってのピッチングだった。西武がしっかりとランナーを送って、ここぞの場面で決定打が出ていれば少なくとも2~3点は取られていてもおかしくない展開。

だが、そこを抑えた杉内のピッチングが今の巨人の快進撃の象徴だと思う

打線はココこゾの場面で、あらゆる手を使って得点し、投手はココゾの場面でピンチを切り抜ける。そのバランスが今は絶妙なんだろう。

ただ、いくら0で抑えても、勝ちが中継ぎや抑えにつくようではここまでチームの雰囲気は良くならない。注目すべきは9連勝のうち先発投手に勝ちがついたゲームが8勝あるという事実。残りの1勝も宮國が1イニングで降板したゲームなので、もしも投げ続けていれば9勝全て先発投手があげていたという可能性もあるということ。そして引き分け3つのうち8日のDeNA戦は勝ってたゲームだったのが、阿部のまさかの落球で引き分けに持ち込まれたゲームで、残りの2つは投手陣は1失点しか許さず、打線の援護に恵まれなかったゲーム。

開幕前に言われていた、今シーズンの巨人は先発メンバーが充実しているから優勝候補だと言われていた予想そのままのゲーム展開をしていることになり、形は多少違えども原監督が当初描いていた状況を作り出しているといえるだろう。打線は水ものなので、どれだけ調子が良くても相手投手の出来次第でシャットアウトされてしまうことはある。それでも今日の8回のように少ないチャンスをチーム全体で広げ、取れる時に確実に取るという戦法も当初の構想通り。積極的に走ると言っていた足を使った戦法もパリーグに比べると少ないが、セでは断トツの27個。まだ犠打の数がリーグ4位と少ないが、少なくとも阿部や村田にバントを命じることで、チームとして主力であってもチャンスを広げるプレーをするという方針は選手に伝わっているわけで、今日、解説の大塚氏も言っていたが、今のチームの雰囲気からいえば「なんで俺がバントしなきゃいけないんだ??」なんて首を傾げたり、バントを甘く見るなんて選手は全くいないと思う。

4月、あれだけ雰囲気の悪かったベンチも明るいし、先制されても投手は援護を信じることができるし、ピンチになればすぐにマウンドに誰かが駆け付ける姿を見ることができ、いわゆる投打はかみ合い、お互いが助け合っている。

しかも打線に関しては、開幕当初の構想とはかけ離れ、ガッツはいない、矢野もいない、古城もいない・・・という状況の中での話である。

昨日も言ったが、これが例年のような立ち上がりをしていたシーズンであれば、どこかで大きな歪みが来ることも考えられるが、今シーズンに関しては最初の月にどん底を味わったことで、好調時においても選手が大雑把になることなく、1点を取る野球に集中できているというのは大きい。それを証明するかのように、(昨夜のプロ野球ニュースの記録を借りると)3/4月のエラーが20個なのに対して、5月はわずか5つという成績。

選手の集中力が切れることなくプレーできており、4月の失策を反省して守備力の向上に努め、さらに取り返そうとバッティングで頑張っている相乗効果だろう。

怖いのは、ヨシノブ、谷の故障、坂本のポップフライ病の再発、阿部の離脱・・・あたりだが、恐らくそれと入れ替わるように、先のガッツ、矢野、古城のほか、現在牙を研いでいる若手たちがフォローしてくれるだろう。

そうそう、何気に現在6ゲーム連続でホームランが出ている。開幕当初ホームランが出なくて心配していたが、今は大事なところで効果的なホームランが飛び出し、雰囲気の変化やチームの勝ちにつながっている。今日の村田のホームランや昨日の坂本のホームランなんてその最たるもので、全く打てそうな気配がなかった相手からソロでもホームランが出て先制なんてすると、今の巨人の先発陣から何とか1点を取ろうと、相手チームはかえってバッティングが小さくなる。

と、ここまで書くと、どこまでも連勝が続きそうな気がするが、次はQVCマリンでのパリーグ首位ロッテ戦。グライシンガーとの対戦が見れないのは残念だけど、今回、牧田、岸で最悪連敗も覚悟していただけに、昨日に続いて欲が出てくる・・・・でもまぁQVCマリン球場ってのは特殊な球場だし、好事魔多しじゃないけど、あまり調子が良すぎると悪いことが待ってそうな気がするので、どこかで厄払いはしておいた方がいいのかも・・・・しれない。

最後に杉内の言葉を借りるけど、山口様様・・・・です。

っていうか、今シーズンの山口はもともとの安定感に加えて、神がかってるっていうか、神がかり過ぎなので、川口コーチ!大事に大事に、場合によってはベンチメンバーから外してもいいくらいのケアをしてあげてくださいな。

(その代わりマシソンはどんどん使ってもらっていいです(笑))

連勝中なので、毎度同じようなレポートになってしまって、すみませんです

追記

石井の古巣相手のスクイズと、勝利が決まった時の杉内の顔・・・この2つが忘れられない