巨人 2-1 日ハム 対日ハム:1勝0敗0分
勝利投手:星 野 4試合 1勝 0敗 0S
セーブ :西 村 20試合 0勝 1敗 11S
敗戦投手:武田勝 9試合 4勝 2敗 0S
投手リレー
巨人:小山→星野→福田→山口→西村 捕手:阿部
日ハム:武田勝→植村→宮西 捕手:大野
巨人: 阿部6号ソロ
日ハム:
東京ドーム
東京ドーム(帰ってからG+録画で見直し)にて観戦
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北海道日本ハムファイターズとの第1回戦は、一回に先制を許したが、二回に阿部がソロホームランを右翼席に叩き込み、同点とした。六回には坂本がタイムリー二塁打を放ち、逆転に成功。このまま逃げ切った。四回から投げた2番手の星野は、プロ初勝利をあげ
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昨日のゲームも味方の得点は2点だったが、投手陣が小山が失った1失点にとどめて、1点のリードを守りきって勝利した。去年までの巨人をイメージしていると、どうにも「らしくない」勝ち方だけど、今シーズンはこういうゲームで勝ちを積み上げてきた。特に5月に入ってからは失点を極限まで無くし、元気の良いピッチャーを早めにつぎ込んで、守り勝ってきた。他球団から見れば「巨人にこういうゲームをされたらたまらない」と思わせることの出来る内容だったんじゃないかと思う。
今シーズン初先発の小山は、若さあふれる!というよりは「何とか抑えたい」という気持ちの方が先走っていたように見えた。初回いきなり四球を出すなど不安な立ち上がりで、先制点を奪われ、2回、3回とランナーを背負う投球となってしまった。2回に阿部の同点ホームランはあったけど、相手が武田勝で大量得点が望めないということもあってか、3回、被安打3、三振1、2四死球、自責点1でマウンドを譲ることになってしまった。
ただ、その辺は原監督の想定内じゃないかと思うし、恐らく最初から5回を投げ切らせる予定はなかったと思うので、日ハム相手に1失点ならまぁ合格というところかな?小山自身も課題は見つかったと思うので、次のチャンスに暴れてもらいたい。
1軍に上がってきてからの星野は非常に良い状態をキープしているが、今日は非常に圧巻だった。課題のコントロールも今日は安定していたし、何よりスタンドから見ていても打ちづらそうな空気感はしっかり出ていた。3イニングを被安打0のパーフェクトで5月は8イニング連続無失点。このまま安定して力を発揮してくれれば、チームとしても課題だった左のセットアッパーへの階段を順調に上っている・・・気がする。
その後の福ちゃんも3人で切ったし、1点差ということで山口、西村の勝ちパターンリレーで守り切った。4回以降わずか1安打(しかも無四球)で日ハム打線に明日へ繋がるプレーをさせることもなく、しめることが出来た。
武田勝は個人的に大好きな投手なので、出来るなら対戦したく無かった・・・・昨日の成瀬と同じようにバックリリースの少ない独特のフォームで、キレとコントロールで勝負する左腕ということで、昨日の嫌な思いがよみがえってくる来るが、成瀬に比べたら甘い球が来る率が少し多かったような気がする。とはいえ昨日の5安打に対して今日も7安打。決して打ち崩したとは言えないが、先制された後すぐのキャプテンの同点ホームランで、3回に4点を取られた昨日とは違った。今シーズンは1点差ゲームに持ち込めれば、3順目、4順目に得点できるパターンが続いているので、星野の好投が勝機を作ってくれたといっていい。
長野が出て、藤村が送り、坂本が返すという理想的なパターンで勝ち越し点を取ることができ、欲を言うなら村田にもここで1本出ていれば、さらに安心できたが、それは明日のお楽しみにとっておこう。
交流戦もしばらくは右腕との対戦が多く(オリックス中山、ロッテ成瀬くらい?)、昨日の成瀬、今日の武田勝とここにきて、左腕が続く・・・・武田勝は左ながら対左打者の被打率が悪いということで藤村を2番に持ってきたんだと思うが、ちょっと前の原監督なら考えられなかった。このあたりの柔軟性というか、データを重視するスタンスも橋上戦略コーチの声が届くようになったからなのだろうか?明日の八木も左腕ということで、ちょっと苦労するかもしれないが、長野の調子が上向きつつあるし、坂本は相変わらず勝負強いので、今日と同じく2番が役割をこなしてくれれば、大量点とはゆかなくても得点チャンスはきっと作れると思うので、少ないチャンスをものにして何とか得点し、ホールトンも「さすが昨年パリーグで19勝しただけはある!」と思わせてくれるような投球をしてくれれば十分に勝機はある。今日負ければ連敗となり、日ハム2連戦の初戦敗退ということで雰囲気が悪くなるところ、勝つことで「さぁこっからまた連勝街道を走るよ!」という空気にしてくれたということで、価値のある勝利だった。