勝利投手:杉 内 10試合 8勝 1敗 0S
セーブ :
敗戦投手:山 田 10試合 5勝 4敗 0S
投手リレー
巨人:杉内→マシソン→山口→西村 捕手:阿部
ソフトバンク:山田→吉川→金無英→藤岡 捕手:細川→山崎
巨人:エドガー1号2ラン
ソフトバンク:明石1号ソロ
ヤフードーム
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福岡ソフトバンクホークスとの3回戦は、5月30日の楽天戦でノーヒット・ノーランを達成した杉内が先発し、7回までを被安打1と好投した。打線は四回、ヒットで出た坂本が阿部の送りバントやエドガーの犠牲フライで生還して先制した。さらに、エドガーの今季1号の2ランホームランなど、計10安打で5点を挙げて快勝した
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5-0で勝っての9回。そこまで采配がズバズバあたっての流れだっただけに、気持ちはわからなくはないけど、こういう時は普通に高木とか星野とか、福ちゃんとかでいいんじゃないの~~~?明日は1点を争う接戦になるかもしれないし、グッさんはもっと大事に使わないと・・・・敵地だし
まぁ、あのイケイケの雰囲気の中で、新記録を作らせてあげたい気持ちもわからなくはないけど、あれだと完全に”新記録”のためにグッさんを出したのが露骨すぎて、グッさん自体も記録を意識せざるを得ない状況なんじゃないかと。むしろ、1点差などの緊迫した場面で出すことで、記録よりも目の前の勝負に集中するようなケースの方が記録も出やすかったか?
(まぁ、ヤフードームで明石にホームランを打たれるとは、山口もベンチも、打った明石本人も思ってなかったかもしれないけど・・・・ただ、やっぱり僅差の緊張感がないと、こういう事も起きてしまうのが野球だし)
と、まずはオチにケチをつけたが、ゲームそのものは杉内のピッチングと原監督の采配が冴えに冴えた勝ちゲームだった。
まずは杉内。前回のノーヒットノーランの興奮冷めやらぬ中で、古巣のホームゲームである意味凱旋登板と、緊張するには十分のシチュエーション。いきなりボールを連発する立ち上がりを見るにつけ「やっぱり杉内も人の子だな」と思った。ただ、2回以降は圧巻のピッチング。特にコントロールが抜群にイイ!自分が思った所に寸分たがわず投げられて、投げることが楽しかったんじゃないだろうか?そして阿部は、構えた所のすべてにボールが来るので、リードしてて楽しかっただろう。
(もちろん、ゲーム中は楽しいと実感してないだろうけど)
オープン戦でコテンコテンにやられた(まぁさすがに、オープン戦でインコースを厳しくつくのは難しいし)元自チーム相手にやりにくいかと思った、いや正直、やりにくいだろうけど、手の内を知っているのはお互い様だし、逆にソフトバンク打線は杉内の本気モードの球を打席で見ていない唯一の球団なわけで、考えてみれば実は一番通用する相手だったのかもしれない。
解説陣(徳さん、江川氏)は”守備を固めるためじゃないか?”と言っていた亀井の先発オーダーをはじめ、加治前の盗塁、阿部の送りバント、亀井に代えて松本の盗塁など、普段なら「あれ?」と思うような采配も見事なまでにハマってちと恐ろしくなった。特に4回表にカウント1B2Sからの坂本の盗塁(結果的にやらなかったけど)の場面は、あのカウントで盗塁あるぞ!を見せることで、けん制が多くなり村田との勝負に集中できない場面を作り出した。その結果、レフトへのヒットが生まれノーアウト1,2塁というチャンスを作り、阿部に送りバントまでさせて、エドガーの犠牲フライで先制点をもぎ取った(村田が走塁死で1点で終わってしまったのは残念だったけど)。この場面、阿部へのバントは???と思われても仕方ないが、成功させてベンチに戻った時のチームの盛り上がり方を見れば、この采配に異論を唱える選手はベンチ内になく(もちろん当の阿部も)、これが当たり前だと思える光景だった。その雰囲気が次のヨシノブへのデッドボールという形で相手投手にプレッシャーを与え、エドガーの犠牲フライに繋がった。
開幕から阿部が言ってきた「クリーンアップであっても、1点を取るために送るのは当然」という意識が疑いなく選手を動かしている事を実感でき、「いい雰囲気になったもんだ」と個人的には嬉しくなった場面だった。
足の速い亀井をさらに速い松本に替え、当然のことながら盗塁を警戒する場面で成功させ、そして加治前のタイムリーが盗塁が成功したことの大きさに直結するなど、原監督の采配が見事にはまっていた。
古巣相手に完封で明日へ繋げたいところだったが、88球で杉内を交代させる冷静さ(まだ厳しいゲームは今後も続くし)も併せ持ち、頼もしく思えた・・・・だけに、9回山口は今日の采配の流れに酔っちゃったかなと。最初に言ったように気持ちは分からなくはないけど、5点差の今日ではなく、金曜からの東京ドームでやらせても良かったんじゃないかと。
(この辺は意見が分かれそうだな~~~~ま、あくまでも私の感想ということで)
でもまぁ、6連敗中のソフトバンクとはいえ、敵地での初戦は絶対に勝ちたいという気持ちの表れとして、素直に受け止めることにしておきたい。間違いなく、明日への弾みになったし、ソフトバンクとしては明日に引きずりそうな勝ちを収めることができた。
それにしても徳さん!
「これは行った!」とか「抜けたか!」とかリアクション大きすぎて・・・全体を見れないTV越しのこちらとしては、そのつど「マジか!」とビクっとしてしまう(笑)見てて面白かったけどね。アウェーでG+なんてなかなか無いことだし。
さて、話は変わり今日はデーゲームでもG球場でソフトバンクvs巨人の交流戦が行われた(ちなみに、明日、明後日も同じカード)。久々のイースタン中継だったので、見ていたた。中井がファーストに入っていたのだが、ちょっと打球判断がお粗末でカバーを忘れたり、外野からの送球をエラーしたり・・・出場チャンスを増やすためのファーストの練習だと思うが、ちょっとこれではしばらくは上からはお呼びがかからないかもしれない。むしろ、難しい球にも起用にバットを合わせていた隠善の方が目立っていたかな。
途中から登板の辻内・・・相変わらず変化球のコントールに苦心。
ただ、ストレートは140Km後半を常に出していて、キレは安定している。コントロールへの不安はあるにはあるが、ストレートのキレが戻ってきているので、ストレートで大きくベースを外さない限りはいけそうな気がする。上ではなんだかんだ言って高木も抑えてるし、星野も一皮むけている状況なので、上に上がれるチャンスは無いかもしれないけど、何かあった時にいつでも上でパフォーマンスが発揮できるような準備はしているなと感じる事が出来た。
それにしても水野・・・・いくら滅多に来ないファームのゲームだからといってもちゃんと解説してくんなきゃ!仮にも読売の専属解説だし、徳さんの週刊ジャイアンツではMCの一人として名を連ねてるんだから。
「大田って何年目でしたっけ?」
「朝井って何年目でしたっけ?」
「高木(京介)って、今シーズン1軍で投げてますよね?」
なんて、オレでもしないような質問を実況にするなんて・・・ファームの選手の状態とか、ちゃんと頭に入ってるのかな?ってか、ファームの解説するって時点で、ある程度選手の動向は調べとけよ!って思った。G+で巨人戦なんて、もっと選手を持ち上げてやってもいいところで、冷めた解説してるし・・・斜め目線の解説は嫌いじゃないし、ファームの選手への叱咤激励だと思うけど、捻くるなら江川氏くらい理詰めでひねくらないと(汗)。
気がつけば中日と0.5差。交流戦の終了までに追いにくことが出来れば、そりゃ気持ちいいけど、追われるよりも追う方が気持ちも楽だし、今は勢いもあるので、本当はシーズン中盤の終わりくらいまで・・・は今のままでもいいかな?なんて贅沢なことを言ってみる(そんなこと言うと怒られるかな?)。