ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

6/6 巨人 4-3 ソフトバンク → こういうゲーム展開でも勝てるのは勢いがある証拠

巨人 4-3 ソフトバンクソフトバンク:4勝0敗0分

勝利投手:福 田 11試合 2勝 1敗 0S

セーブ :西 村 23試合 0勝 1敗 13S

敗戦投手:森 福 22試合 0勝 2敗 3S

投手リレー

巨人:内海→山口→マシソン→高木康→福田→西村  捕手:阿部

ソフトバンク:新垣→金澤→岡島→森福 捕手:山崎→細川

本塁打

巨人: 阿部7号2ラン

ソフトバンク:ペーニャ10号2ラン

ヤフードーム

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今季これまで負けなしと相性のいい福岡ソフトバンクホークスとの4回戦は、阿部の2ランホームランで幸先よく先制したが、終盤に同点とされる。最終回に四死球ダブルスチールでチャンスを作り、村田が勝ち越し犠牲フライを打って辛くも勝利した。昨シーズンの交流戦で全敗を喫したソフトバンクを相手に、4戦4勝で雪辱を果たした。中日ドラゴンズが敗れたため、51試合目にしてセ・リーグ単独首位に立った

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いやぁ~~~危なかった。阿部のホームランが2ランじゃなかったら?坂本のタイムリーがなかったら?坂本のエラーがなかったら?とタラレバが並びそうなゲーム展開だったけど、アウェーで追いつかれ、相手に流れがゆきそうになりながら、土壇場で勝ち越して、1点を守り切る勝利が出来たのは価値がある。

っていうか、流れ的には、坂本エラー→ペーニャ同点ホームランとなれば、正直なところこちらのモチベーションはどうしても下がる。勝ちゲームを追いつかれて、負けに等しい引き分けが精いっぱいか?という気分になろうというもの、ソフトバンクは森福が・・・・そうだ!馬原、ファルケンボーグがいなくても、森福がいたかぁ~~~と半ばあきらめかけたんだが、森服は随分と制球に苦労してたな。

長野出塁→藤村犠打→坂本四球と1番から始まる打線でチャンスメーク。

打つ気満々の村田の打席で何とダブルスチール。いやぁダブルスチールは今シーズン、何度かやってるけれども、昨日に続いて原監督の采配はさえてた。1アウト2,3塁とゲッツーの無い場面を作り出し、村田の気持ちも少し楽にしてあげる事が出来き、ひょっとしたら歩かされるか?とも思ったけど、村田で勝負してくれた。左対右ってこともあるし、決め球に縦の変化球が無いので三振する確率も少なく、村田自身も非常に落ち着いているように見えると、キッチリとセンターに犠牲フライをあげて1点勝ち越し。

(ぶっちゃけ勝ち越せるとは思ってなかった)

これまでの原監督の采配を思い越せば、この場面、スクイズだって考えられた。ダブルスチールや、セーフティスクイズなどこれまでの巨人のイメージを覆す采配を時折見せることで、相手に対してのプレッシャーやリズムを狂わせるなど、目に見えない警戒感を相手に与える事が出来ているのもここまで勢いを続けてこられている原動力だろう。

そして、昨日も言ったけど、長野にしても、ヨシノブにしても、送りバントをすることに全くの戸惑いがない。昨日の阿部もそうだし、主力であっても、好調であっても1点をキッチリと取りに行くという姿勢がチームにすっかりと浸透したし、成功率も飛躍的にあがっている。この意志の統一はチームをひとつにまとめることにも繋がっているし、今後、苦しい時期がやってきたとしても4月の苦戦、今の勝つための采配が糧になって、大きな連敗はしないんじゃないかという期待感を我々ファンにも植え付けてくれたと思う。

先発の内海は1~4回まで先頭打者を出してしまう苦しい展開ながら6回を1失点で”らしい”ピッチングだったと思う。追いつかれてしまったマシソンを責める気もなければ、その前の坂本の送球エラーも責めることはしない。マシソンがベンチに戻ったとき、ポ~ンと尻を叩いた姿が印象的だし、村田の犠牲フライのあとの歓喜もよかった。

杉内が2戦連続でスゴイピッチングをしただけに、気持ちの中では今日のゲーム前も「おれも!」という決意はあったと思うが、自分の成績以上にチームの勝利を喜ぶ姿に「やっぱり、今の巨人の投手陣は内海がまとめてるんだな」と頼もしく感じた。

でも、やっぱり勝ちをつけてあげたかった・・・・

さぁ、中日が負けたことで51試合目にしてとうとう単独首位に立った!誰もが「ここまで早く立ち直るとは思わなかった」と口をそろえて言うが、私も全くの同意見。4月の終わりからここまで調子が良すぎて、このあと、どんな魔の時期が待っているのかちょっと怖くなるし、勝ちすぎてチーム内がだらけてしまうことはないんだろうか?と心配になってくるほどだけど、最下位から少しずつ順位を上げてゆくこの一か月ちょっと、非常に楽しい毎日を過ごさせてもらいました。

明日からは上ではなく、下を気にしながらの毎日になるわけだけど、早いところ余裕を作って、お疲れモードのベテラン、中軸を少し休ませながら、若手にドンドンチャンスを与えて経験値を積ませ、夏場以降のしんどい時期にチーム全体の厚みが増すような体制を作れるようになって欲しいなと。ま、交流戦が終わるまでは1戦1戦を全力で行く形で全然オッケーだけど・・・・

今日で交流戦の西のアウェーロードが終了。選手たちは1週間ぶりに自宅に帰って、家族の顔を見ることができる。正直、このアウェーロードを3勝1敗で終れるとは思っていなかったので、東京ドームでは少しゆったりとしたゲームでもいいかな?なんて思いそうになるけど、ロッテとの交流戦優勝を占う首位決戦が待っている。ここで連敗をしてしまうとあとちょっとで手が届きそうな優勝を逃しかねない。交流戦の締めは北海道、東北と東のロードが待っているので、そこを少しでも楽に入るためには、やっぱり東京ドームではしっかりと勝ち越して終れるようなゲームじゃなきゃ駄目か?

それにしても、岡島との対戦は・・・・ちょっとグッと来るものがあった。

今日は雨でG球場のソフトバンクvs巨人(ファーム)は中止になった。事前情報ではガッツが出るという事だったので楽しみにしていたのだが、ちょっと残念。ま、明日もあるので、時間が取れれば途中からでも見に行って、ガッツの顔を見てきたいなと思う。