巨人 1-5 中日 対中日:8勝8敗3分
勝利投手:吉 見 16試合 11勝 4敗 0S
セーブ :
敗戦投手:澤 村 23試合 9勝 9敗 0S
投手リレー
巨人:澤村→小野→高木康 捕手:阿部
中日:吉見→田島→山井 捕手:谷繁
巨人:
中日:
秋田・こまちスタジアム
日テレG+にて観戦
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秋田で行われた2位・中日ドラゴンズとの直接対決は、序盤の大量失点が最後まで響き1対5で敗れた。先発の澤村が三回までに5点を奪われると、打線も中日・吉見の前に松本哲のタイムリーヒットによる1点に終わり、3連戦の初戦を勝利で飾ることは出来なかった
Yomiuri Giants Official Web Site
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11安打 vs 13安打 (巨人 vs 中日)
これだけ見れば、互角に近い戦いをしていたように見えるけれど、スコアを見てみれば 1-5 と(ほぼ)一方的な展開になってしまった。
それはなぜか・・・・
3回に澤村が4失点したから・・・・(涙)
正直なところゲーム前は地方球場での澤村と吉見の出来がどうなるかに注目していた。
吉見は悪ければ悪いなりにゲームは作るだろう、一方の澤村は相性良くノッてゆければ中日を抑え込んでくれるだろうが、マウンドが合わなかったり、気持ちが前に出すぎてしまえば、炎上することもあるな、ゼロか100、白か黒で、その中間はないだろうと思ってた。
その予感は悪い方に当たってしまった・・・
「テンポの良さとあせりは紙一重」と言っていた(ようだ)澤村だけど、3回の澤村はあきらかに早くボールを欲しがり(審判へのアピールね)、ストライクを欲しがった。
ストレートも変化球も高めに行き、早く追いこみたいという気持ちがありありと出ていて、そこを中日打線に狙われたか・・・
ストレートの走り自体は悪くないように見えたので、チームとしてファーストストライクを積極的に打って行くという、中日打線の澤村攻略にまんまと引っ掛かってしまい、マスクをかぶっていた阿部もそれを修正してあげることが出来なかった。
つまったように見える打球がことごとく内野の頭を越えて行くってことは、思い切り振られてるって事だし、ボールが若干高いってことだと思う。
7ゲーム差あっての3連戦なわけで、あまり気負う必要はなく、いかに普通に投げれるかをテーマにして欲しかったところだけど、初戦ということと自身10勝目がかかったゲームということで、必要以上にリキんでしまったか?
責任感が強く、リキみが良い方向に行く反面、悪い方向に行くと止められなくなってしまう・・・・まだまだ若いな。
吉見が苦しむようなピッチングをしていれば別だけど、調子が良さそうだったので、ぶっちゃけこの時点でゲームの流れはほぼ決まってしまった雰囲気になった
でも、序盤だけに5回くらいまでに1~2点取って、中継ぎ勝負に持ち込めば、多少の可能性は出てくるかな?と期待していたものの、打線は単発のヒットは出るものの、続かず、ココゾという場面で打ち取られるという悪循環に
良く、投打がかみあったという言い方をするけれど、今日のゲームは見事に投打の歯車がかみ合わなかったゲームの典型のひとつじゃないかと・・・
とはいえ、3回の失点さえもう少し抑えていれば、ゲームの行方は全く分からなかった(かもしれない)と思えば、惜しい気はする。
6回以降、小野と高木康が2イニングずつで1安打しか許さなかったのは、点差からの安心感で中日打線が雑になった部分もあるかもしれないが、特に小野は気持ちを前面に押し出して中日打線にぶつかっていっていたのが印象的だった。
(ま、1点を争う展開で同じ投球ができるかどか、微妙ではあるけれど)
最後にひと泡ふかせるということでは、8回に田島から坂本、阿部が連続ヒットで出た場面はヨシノブ、村田で2点くらい返して欲しかったけれど、まんまと谷繁の術中にハマってしまった・・・特に村田は前の打席でヒットを打っていたし、一発狙いで思いっきり田島にプレッシャーをかけて欲しかったんだけど、いやいや、ゲッツーは・・・ねぇ。
あとは・・・・エドガーか?
正直なところ、なぜ今日、彼が先発だったのかが、ゲームを見ている限りではわからなかった・・・よほど、練習の時に良かったのか、それともラストチャンスを与えたのか????ボールは見えていない、駆け引きもしていない、弁護してあげたいけれど良いところが見当たらなかった。
これならヨシノブを1塁にしての、谷の先発の方がよほどマシだし、4打席ノーヒット(うち3三振)なら、ガッツ(左だけどね)にチャンスを与えて欲しいと真剣に思ってしまった。隠善、加治前、大田でももう少しバットに当てられたんじゃないかと・・・・(涙)
エドガー、ボウカーは決して悪い選手ではないと思うけど、今シーズンに関して言えば、ちょっと戦力から外した方がいいのではないかと・・・・外国人選手は秋季キャンプには参加しないと思うけど、そこを無理やり参加せてオフにみっちりと鍛えてから来シーズンに期待した方が良いのでは?
澤村 vs 吉見という時点で、半々というより3-7(もちろん澤村が3ね)くらいの割合で負けは覚悟していたけれど、さすがに序盤で流れが決まってしまうと、あきらめもつくというか・・・・
明日の江柄子 vs ソトも数字の上では敗戦の可能性も高いわけだけれど、先週は彼ら、ローテではないピッチャーのゲームで負けなかったわけで、「ひょっとしたら・・・」という期待が無いわけではない。
もひとつ負け惜しみを言うと、ゲーム前7ゲーム差で残り6試合をすべて負けても逆転はされない(直接対決以外の他球団との成績はこちらの方が良いし)わけで、あんまり気負う必要はないんだけれど、逆に今日勝っていれば中日のナインに少なからず「もうダメか?」という意識を与えることが出来たかもしれないことを考えるともったいなかった。
ひとつ勝てればいいやくらいに考えていると(ま、考えている選手はいないだろうけど)、3タテくらってしまうそうだし、何よりもナゴドを残して対戦成績で負け越しになるのは気持ち良いものではないので、残り二つを連勝するつもりで挑んで欲しい。
(東京ドームだったら仮想CSくらいのつもりで戦ってほしいくらい)
あんまりネガティブなことばかり書いていると、首位にいるのに気分が落ち込んじゃうので、ちょっとだけ良い所を探すと・・・
単発とはいえ吉見から安打を放ち「やっぱ巨人打線怖ぇ~~~」と多少は思わせられたかな?というところと、エドガーをのぞけば澤村も含めて先発メンバーに安打が出たのは良かったかな。
澤村も本来なら3回で代えられてもおかしくないところ、あの内容で5回までは何とか投げて、ブルペンも小野と高木康の投入だけに抑えられたのはまだ良かった
(しかも彼らのピッチング内容も良かったし)
森野を2番に起用し、ブランコが戻ってきただけでこんなにつながるかよ!
と3回までは新・中日打線に恐れを感じそうになったけれど、6回以降を見る限り、そうはいってもトータルでは打線はこちらの方が上だよな?と思いなおせた・・・のも良い点といえば良い点なのか?(笑)
中日との戦いは、常に緊張感のある戦いでないと・・・ねぇ
(聞いてる?>澤村)
(管理人:みんぐ)