ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

9/7 巨人 8-2 ヤクルト → 杉内おかえり!あとは、あの人と、あの人か・・・・・

巨人 8-2 ヤクルト 対ヤクルト:8勝7敗3分

勝利投手:杉 内 21試合 11勝 2敗 0S

セーブ :

敗戦投手:赤 川 23試合 6勝 7敗 0S

投手リレー

巨人:杉内→田原→高木京→福田→高木康 捕手:阿部→實松

ヤクルト:赤川→松井光→正田→増渕→押本 捕手:中村→川本

本塁打

巨人:

ヤクルト:宮本3号ソロ

神宮球場

NHK BS1 にて観戦

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ヤクルトスワローズとの18回戦は、3週間ぶりに登板した杉内が、六回途中2失点と粘りのピッチングで、11勝目を挙げた。打線も長野と坂本が猛打賞の活躍を見せるなど16安打の猛攻で8点を奪い8対2で勝利した

Yomiuri Giants Official Web Site

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昨日の阪神戦は12安打で1点だった。

打線自体は(**を除いて)決して悪い調子ではなかったので、特に心配はしていなかったが、それでも相手がミスしたり、動揺するそぶりを見せれば畳み掛けるあたりは非常に頼もしいし、さすがだ。

相手が赤川ということで、前夜と同様に対左投手用の打線を組んできたが、今日は2番に藤村を入れ、中井も加えた。村田を除けばすべて生え抜きという嬉しい打線で、平均年齢もぐっと若返った。ぶっちゃけ、村田の所に寺内でも入っていれば、ほぼ完ぺき!と言っていいくらいだったけれど、原監督も今日こそ村田に結果を出してもらいたかったのだろう。

残念ながら、その期待にこたえることができず、またも2度の得点チャンスに惜しい当たりをするどころか、三振とサードゴロゲッツーというチームの雰囲気を悪くする結果に終わり、3打席目のチャンスをもらうことなく、今日は終了した。

一方、ヤングジャイアンツの大田は2安打、中井は1安打と結果を残し、藤村も2安打と生え抜きファンには、たまらん展開になった。

(藤村は1打席目は送りバント失敗しての結果オーライのヒットってのが、嬉しくもあり、気に食わなくもあるが・・・)

3週間ぶりに帰ってきた杉内の復帰登板で、場所は神宮、相手はヤクルト、投手は若き左腕の赤川、しかも3連戦の初戦。今日のゲームは、単にマジックを減らすための戦いではなく、ペナントレースという流れの中で、今後のチームに流れをもたらす意味でも結構重要なゲーム(と私は位置づけていた)で、負けてはいけない日だった。

今シーズンの巨人打線は相手投手の立ち上がりにチャンスメークをして、得点にまでつなげるケースをよく目にするが、今日も初回に3得点と久しぶりの登板で緊張しているであろう杉内をしっかり援護した。

その杉内は(球数の制限もあって)5回2/3で降板することになるが、被安打6、三振5、四死球1、自責点1と宮本に打たれたホームランがちょっと余計だけど、充分に期待に応え、今後に明るい材料を増やしてくれた(本人も今日はゲーム勘を取り戻したかったと言ってるし、その目的は果たせただろう)。何より、良いピッチングをしても勝ちがつかなければ勢いも半減だけど、打線の援護で11勝目も手に入れ、気持ち良くゲームを終われたのは大きい(本当はイニングの最後まで投げたかったろうけどね)。

後を託されたブルペン陣も高木京が四死球3つ出したり、リッチギーが2安打されたりしたけれど、4人で相手打線を無失点に抑え、グッさん、西村に肩を作らせることなく完勝。

バレンティンにはホームランを許さず、ミレッジにはヒットを許さず・・・相手のポイントゲッターをおさえて、阿部の首位打者を援護、その阿部は2安打しかもその2本がタイムリーと首位打者打点王をさらに引き寄せるという好循環。

ちょっとストレスがたまりそうになりつつあった甲子園の敗戦と引き分けを、忘れさせてくれるゲームで気持ち良いお酒をいただきました

さて、こうなると気になってくるのが村田のバッティング。

惜しい当たりが野手の正面・・・・とか、行った!と思った打球が風に戻されて失速・・・・ならいいが、明らかに元気がない。打てないなら、せめて元気だけでも!と思っても、あぁも暗い顔をされてしまうとベンチの雰囲気も悪くなる。原監督もそれを察しての交代なんじゃないかと思うけれど、「優勝争いの経験がないから」なんて言い訳も、マジックが点灯して順調に減っている今においては通用しない。もともと得点圏打率が良い打者ではないので、まぁこんなもん・・・と言われればそれまでかもしれないが、3,4番が好調で、若武者がガムシャラにプレーしているだけに、余計に目立ってしまう。

このまま最後までこんな調子で終わるはずは無いと期待しているけれど、そろそろ爆発しなければいけないのも事実。昨シーズンまでならチームの優勝は無くなり、個人成績を気にしながらのプレーだったかもしれないが、巨人では優勝が決まろうが、消化試合だろうが、最終戦まで勝ちにこだわるプレーをしてもらわなければ困るんで、その辺、しっかりと強い気持ちを持ってゲームに挑んでもらいたいと思う。

シーズン前半、ガッツがあわててスイングしているような余裕の無いバッティングをしていたが、今の村田はその頃のガッツと被る・・・

あと、ゲーム中に金村氏が面白い情報を与えてくれた

今回は1軍への復帰を見送られたガッツだけど、金村氏が原監督に取材をしたところ、ガッツに関しては極端な話ファームでゲームに出なくてもいいし、結果が伴わなくても構わない、本人が行けると判断したなら直接連絡をくれという話を言っていたらしい。

これ、ガッツ本人からしたら下で悶々としながらも、指揮官はそれほどまでに自分のことを信頼し、しかも期待してくれていると意気に感じるだろう。

しかし一方で、自分で行けると思って上に上がり、結果が出なければ言い訳がきかないというプレッシャーでもある。最初、この話を聞いたとき、「えぇ話やなぁ~~~」と一瞬思ったけど、よ~く考えたら、上に行くには相当な覚悟が必要だなと背筋が寒くなった。

ゲーム前のコメントでは、次のカードあたりで復帰かな?なんて監督は言っていたけど、ガッツが復帰してきた時、こりゃ見ているこっちも緊張してガクブルになりそうな気がして、今からドキドキしてきた。

とはいえ、誰を落としてガッツをあげるか・・・・非常に悩ましいところ。

本当は大田あたりを上で状態を見て、来シーズンの糧にしつつ、早々に入れ替える予定だったのかもしれないが、(良い意味で)予想外の働きをしているし、大田の存在が今はチームに活気をもたらせている。イースタン首位打者、打点トップの中井も下での頑張りが伊達ではないことを今日見せてくれた。

正直なところ、周りを見渡しても誰を落としてガッツをあげるか・・・・個人的には10日間ほど村田には下で自分のバッティングを見つめなおしてもらう方がいいんじゃないかと思っているんだが、原監督は村田を落とすことはしなさそうだから、やっぱり、大田、中井、寺内・・・あたりになるのかな?

ちなみに、打率部門で言うと、隠善が .319で2位につけているし、橋本も.301と悪くない。

となれば、松本、矢野だってうかうかしてられないし、不注意でケガでもしようものならすぐに落とされる。首位を走ってマジック減らしをしながら、チーム内の競争を激化させ、特に若手の中で手柄の取り合いをさせるような雰囲気を作ってモチベーションを維持している。原監督が宙に舞う瞬間、どういったスタメンになっているのか、今から楽しみだ。

さ~て、明日は天敵・村中との対戦

今シーズンは昨年の宿題だった初モノへの弱さと左投手への弱さを随分と克服したように思えるけれど、村中に関してはまだ攻略したといえるゲームは出来てない。昨日も言ったが、ヤクルトはCSで当たる可能性もあるだけに、今日の赤川に続いて村中からも勝利しておきたい。

っていうか、対ヤクルトを勝ち越しで終わらせるためにも、明日は勝たなきゃだめだ!

あ、最後に坂本!阿部のセカンドライナーでのダブルプレーは・・・頭を越えると思ったんだろうけど、あぁいう打球の時は頭を越えるのを確認してから走らなきゃね。

(管理人:みんぐ)