ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

10/01 巨人 0-5 ヤクルト → ま~た、若いピッチャーに初勝利をプレゼントしちゃった・・・

巨人 0-5 ヤクルト 対ヤクルト:11勝9敗4分

勝利投手:八 木 3試合 1勝 0敗 0S

セーブ :

敗戦投手:ホールトン 24試合 12勝 8敗 0S

投手リレー

巨人:ホールトン→澤村 捕手:阿部→市川

ヤクルト:八木→山本哲→松岡 捕手:相川→中村

本塁打

巨人:

ヤクルト:

神宮球場

フジテレビONE にて観戦

(【解説】大矢明彦 【実況】向坂樹興

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台風の影響で今日に順延された東京ヤクルトスワローズとの今季最終戦は、先発のホールトンが三回に2点を失うと、六回から登板した澤村も得点を許しリードを広げられた。一方の打線はヤクルト先発・八木の前に再三チャンスをつくったが、あと1本が出ずに無得点。八木にプロ初勝利を献上し、4連敗となった

Yomiuri Giants Official Web Site

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そろそろ「勝ち負けは関係ない」とは言えなくなってきた(汗)

特にヤクルトはCSで当たるかもしれない相手、手の内を見せないという作戦もあるけれど、ま、これまでさんざんやってきた相手だし、ここは隠すよりも強さを見せて、プレッシャーをかけたかったが・・・・

むしろ、プレッシャーをかけられたのは巨人の方だった(涙)

原監督はホールトンをもう1回投げさせると言っているので、そうなると、週末の3連戦は内海、杉内、ホールトンで行くということか?ホールトンは今日勝っていれば、内海の出来次第で同率での最多勝ってのがあったかもしれなかったんだな・・・そう考えると、ちょっと残念。

3回に田中浩康に打たれたタイムリーが余計だった・・・でも、内容はそんなに悪くない。失点した3回以外は危なげなかったし、バレンティン、畠山、川端から三振も取っている(バレンティンはホームラン狙いで、雑だったからあんまり参考にならないが)。

これまで負け知らずだったヤクルトに、今シーズン初めての敗戦を喫したのは、CSに向けて相手に元気を与えちゃったかもしれないってのが気がかりだけど、自滅したわけではないし、まぁいいでしょう。

むしろ問題は澤村・・・・

この間の杉内も心配だけど、杉内の場合はキャリアもあるし、恐らく本人はおかしいところがわかっていると思うので、治しようがあると思うけれど、澤村の場合はかなり深刻。

私はバッティングコーチなので、ピッチングに関しては的外れな可能性もあるけれど、バッター目線から見ると150Km/hの球でもあれだけおいしい高さにボールが来れば、そりゃ打てるよ・・・って感じ(1,2の3でバットを振れば打てる感覚)。おそらく今日の課題はストレートだったんじゃないかと思うような配球だったし、バッターももともと澤村に対してはストレートにタイミングを合わせながら、他の球に対応しようとするだろから、甘ければ打たれても当然なんだけど、問題なのは低く投げようとしていてもベルト付近に行ってしまい、それが修正できないというところ。見ていても外国人投手のような上半身で力任せに投げている感じで、スピードはあってもキレがない。いい時の澤村ならもっと遅い球速でも、打者がストレートを待っていても振り遅れたり、ファールになるのに、ことごとく一発でミートされている。

いいなと思ったのは、7回に田中をショートゴロゲッツーに打ち取ったアウトローのストレートくらいか?

恐らく本人は、球は走っているのに何で打たれるのかわからなくて、パニックに近い状態になってるんじゃないだろうか?リリースの瞬間に下半身が使えてないから、ボールが浮いちゃうんで、ボールにスピンをかける意識で最後のひと蹴りが出来れば行けると思うけれど、こればっかりは口で説明できるもんでもないし、シーズンの疲労がたまっている状態だと、筋肉も堅くなってうまく連動させられないし、ちょっと短期間で修正するのは難しいかもしれない。

原監督はまだ時間はあると言っているけれど、残された時間でどうにかなる問題では無さそうな気がする。まだ若い、先のある選手だし、2年目の最後の最後にきて、これまで味わったことのない挫折感を味わうのは長い目で見れば彼のためだと思うし、CSで投げさせて、うまいこと抑えちゃったりすると、この挫折感を忘れちゃうかもしれないので、いっそのことベンチ入りメンバーから外すくらいの事をすることで、来シーズンはさらにレベルアップするかもしれないな・・・と思い始めてきた。

抹消中に修正出来たかな?と期待したんだけど、前回、今日のピッチングを見る限りは、ちょっと迷走しちゃってるね。

(今頃、内海に電話して泣きべそかいてる・・・かな?)

CSがナゴドだったら、力任せで投げるスタイルでも無双出来ると思うけど・・・

去年のシーズン最終戦が終わった時、初モノ、左腕投手の攻略が2012年の課題と言って、今シーズンはそれなりに結果を出してきたんだけど、いやぁ久々に”初モノ左腕投手”にやられて、なんか今シーズン本当に優勝したの?と錯覚してしまった。

初対戦の八木に対して、データは少ないし、ひと回りは仕方ないと思っていたけれど、なかなか捕まえきれなかったのはちょっと問題かな。優勝決定後、色々と選手を試したり、オーダーを試したりして、シーズンと同じ戦い方が出来ないのは百歩譲るにしても、CSで当たるかもしれない相手に対して、余りにも攻撃が雑だったんじゃないかと思う。

相手投手が良ければファールで粘るとか、塁に出たら足でかき回すとか、予想もしないタイミングでエンドランをかけるとか、そういったゆさぶりをチーム単位で行ってきたことの積み重ねで優勝できたんだと思っているけれど、ここ数試合は勝利優先ではなく、好きに打たせることを優先させているようで、緊張感が抜けてきてしまったかもしれないという危機感を感じている。

(個人ごとにテーマはあるんだろうけど)

緊張感を持続させるのは難しいことだけど、抜けた緊張を元に戻すのはもっと難しい、本当ならば組み替えたオーダーの中で、どれだけ今シーズンの巨人らしい戦い方が出来るか?という方針で臨んで欲しかったけれど、各個人の調子を重視しすぎて、逆にチームのリズムが狂ってしまったのではないかと心配になる。

DeNAとの最後の3連戦は本番モードで1点にこだわる野球を取り戻してくれないと、CS1stで勝ち上がってきたモチベーションの高い相手にのまれてしまい、何もできずに終わる事も考えられるので、長野や阿部の個人記録も大事だけれど、何とか最後にリズムを取り戻してほしい・・・

っていうか、勝利のために頭と体をフル回転させているのは、今日は阿部だけだったように思う。

あとねぇ、村田だけれど・・・彼が打つようになれば、チームの雰囲気がガラっと変わるのはわかっているし、個人的にも期待し続けてきたけど・・・上がるかどうか先の見えない選手を使い続ける時期はさすがに終わってしまったと思うし、仮に次のDeNA戦で猛打賞とか打ってもCSで打ってくれるとは思えないので、そろそろ澤村と同じく”今の”彼の実力はこの通りなんだと見切る事が大事なんじゃないかと。

短期決戦で不調な選手の状態が上がるのを待つのは一番やっちゃいけないことだと思うので、酷なようだけど「今シーズンは序盤から中盤は本当に助かったよ、守備でも頑張ったね、でも今はちょっと力不足かな」って突き放すことも必要だと思う。村田しかいないとか、日ハムの中田のように、この先10年を見越して・・・という立場ではないので、個人のプライドよりもチームの勝利を優先して欲しい。本人もそれくらい厳しい環境に身を置いていると理解しているだろうし。

(でも、最後まで使い続けるんだろうね、1989年の近鉄との日本シリーズ・・・いきいなり3連敗して全く打てなかった原辰徳が5戦目に満塁ホームランを打った時は、鳥肌と涙が出てきたけど、同じ事を村田に期待するのは・・・っていうか、いきなり3連敗とかありそうで怖い)

調整だからと目をつぶってきたけれど、やればやるほど不安材料ばかりが出てくるんで、さすがにネガティブなレポートになってしまった・・・久々に愚痴のオンパレードで、まるで去年のシーズンのレポートのよう。

LGとの練習試合やフェニックスリーグがあるから・・・なんて考えてたら、本当に足元をすくわれるんで、残り3試合、希望が見えるゲームをお願いします

(本気すぎてケガされるのも怖いんで、その辺が難しいんだけどね)

でも、優勝するって・・・・信じてるけど

(管理人:みんぐ)