ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

10/21 巨人 3x-2 中日 → 石井の涙にもらい泣き・・・これで逆王手!!!!

巨人 3-2 中日 CS成績:3勝3敗0分(1勝はアドバンテージ)

勝利投手:マシソン 4試合 1勝 0敗 0S

セーブ :

敗戦投手:岩 瀬 2試合 0勝 1敗 1S

投手リレー

巨人:内海→福田→マシソン 捕手:阿部

中日:山内→三瀬→武藤→小林正→田島→高橋聡→岩瀬→山井 捕手:谷繁

本塁打

巨人:

中日:ブランコ1号2ラン

東京ドーム

現地観戦、日テレG+(録画)にて見直し

(解説 吉村禎章桑田真澄小久保裕紀 実況 新谷保志 平川健太郎

 特設スタジアム 河村亮

 巨人リポーター 田辺研一郎、中日リポーター 吉田太一

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中日ドラゴンズとのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第5戦は、あとがない巨人が九回裏、代打の代打・石井のサヨナラタイムリーで劇的な勝利を収めた。中3日で先発した内海が5回2失点と粘り、中継ぎ陣も無失点リレーで流れを引き寄せた。この結果、日本シリーズ進出決定は明日の最終第6戦にゆだねられた

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いやぁ~~~よかったよぉ、シリーズ前は日曜で決まるか、いやいや最終戦までもつれこむくらい五分五分の戦いになるぞ!と言われていたけれど、ふたを開けてみればいきなりの3連敗。リーグ優勝チームのプライドはどこへ????という中で、意地を見せて五分に持ち込んだ。

今日も先制はしたものの、ブランコの同点ホームラン、古城のバント失敗&村田の飛び出しで、完全に中日ペースになっちまったと嫌な雰囲気になったところだったが、粘り強く相手を責め、矢野、古城、石井の伏兵が良い働きをして明日に向けて勢いをさらに増すサヨナラ勝ちにつなげてくれた。

今日は初回から両チームの応援に熱が入り、私の喉もガラガラです。

中3日で先発を任された内海。初戦の内容を反省し、ブランコ、和田に対していかに強気なピッチングで抑えられるかがテーマになると思っていたけれど、今日もやっちゃったなぁ~~~際どい所を狙った結果としての四球だってことはわかっているけれど、勝負しにいっての四球は球数も増えるし、守りの時間も長くなるしで、実はあんまり良いことはない。

カモにされているということは、逆にいえばほんの少し、何かを変える(間を変えるとか、腕に振りを変えるとか)だけで相手のタイミングを崩すことが出来るのになぁ~~~と考えたけれど、それが簡単にできるなら苦労はしないか(汗)

でも何とか序盤を抑えきれたのは・・・・・

ここまで絶好調だった森野の打順を1つ上にあげたことだったと思う。

左打者でありながら内海との対戦成績の良い森野だったけれど、打順を上げたことでよりプレッシャーがかかったんじゃないかと思う。しかも和田→ブランコだった流れも逆に代えた。

(ピッチャーをゴンザレスと読んでの組み換えだったのかな?)

1敗したとはいえ、3連勝した流れを変えたことが吉と出るか凶と出るか、その辺も気になって見ていたが、結果的に森野をノーヒットで抑えたことが今日の勝利に結びついたと思う。1,3,5回とランナーがいる状態で森野を迎えて、タイムリーを許さなかったことが大きく、ある意味、和田、ブランコよりもキーマンになっていたし、恐らくそれは巨人バッテリーも重々承知していたと思うから、結果論であっても抑えきれて良かった

正直、内海が投げている間は平田だった方が怖いと個人的には思っていた。

初回の山内を見る限り、今日は苦労させられそうだし、微妙な変化で落としてくるので、とにかく内野ゴロの山を築かされそうで、いやな予感がしていた・・・のだが

2回にいきなり死球連発で崩れてくれて本当に助かった。2点タイムリーも古城のバッティングを褒めたいけれど、死球を出したことで動揺した隙をついてボールが甘くなったおかげともいえる。ま、無理に引っ張らずに合わせる事が出来たことはナイスバッティング。

昨日のゲームじゃないけれど、今の中日打線相手に2点では心もとない。何としても欲しかった3点目だけど、3回にいきなりチャンスがきた・・・・1アウト2塁で阿部、ヨシノブに繋がる好機。

1塁が空いているので歩かされる可能性もありながらの打席で・・・四球止む無しというカウントでアウトコースに来るとわかっていて、空振り三振。さらに次のヨシノブも歩かせてもいいという状況でフルカウントからチェンジアップに空振り三振。

この場面、二人とも打席で引っ張り傾向で、それを谷繁にうまく利用されたような感じに見えた。球場で見ている限りでは細かいコースまではわからなかったけれど、帰ってきて録画したのを見直せば球場で感じたことは間違いなかった。二人とも、逆方向を意識できていれば二者連続三振ではなく、もう少し期待の持てる当たりをすることが出来たんじゃないだろうか?2点リードしたことで、むしろ自分のスイングをしっかりやろうという意識で立っていたんだと思うけれど、相手バッテリーにとって一番いやだったのは、センターから逆方向に軽打するようなスイングだったと思う。

その傾向は他の打者にも見えて、象徴的だったのは8回裏に先頭打者の長野が出て、松本が送って1アウト2塁。坂本の次が阿部だったので当然坂本勝負に来るところで、フォークボールを引っ張ってサードゴロ。ここも昨日のように右方向へおっつける気持ちがあれば、そもそもあのフォークに手を出すことも無かったんじゃないかと・・・

次の阿部がラッキーな内野安打でチャンスをつなげ、さらにヨシノブが四球を選んで満塁。村田のあたりはあと少しだったけれど、平田の攻守に阻まれて0点で終わる。

この時点で9回はどちらも下位打線なので延長にもつれる可能性大で、勝負は上位に回る10回だと思っていたが・・・

正直なところを言うと、浅尾、山井を2日間休ませた形になっていたので、9回を浅尾で来られたら打つ手なしだなぁ~~~と思っていたんだけれど岩瀬の登場。中日側からすれば下位打線なので岩瀬で凌いで延長を浅尾、山井+ソーサで来るつもりだったのかもしれない。ただ、原監督はここで勝負に出た。

岩瀬なのでボウカーに代えて、矢野の登場。

ここで一気に球場のボルテージは上がって、先頭の矢野が出塁。そうなれば、CS初登場の鈴木が当然のように代走。もともとリードの大きな鈴木だけれど、アンツーカーからかなり離れたポジショニングで岩瀬に対してプレッシャーをかけた。鈴木の帰塁の仕方をみると、おそらく盗塁よりも岩瀬へのプレッシャーがメインの作戦だったように思うけれど・・・ただ、4回に致命的なバントミスをしていた古城、しかも失敗でカウント的にも追い込まれ・・・・でも、1,2塁間が空いていることで開き直った古城がヒットでつなぐ・・・・

(今日の殊勲はお立ち台にあがった石井だけど、先制のタイムリーを打つもチャンスをつぶし、でも最後にチャンスをつなげた古城が影のヒーローだったと思う)

こうなれば、送りバント上等で寺内がキッチリと仕事をする

もちろん、そうなれば長野は歩かされる

すぐに投手交代かと思ったけれど、動かないので原監督の方が先に谷をコール。それを確認してからピッチャーを山井に代えた高木監督、そうなれば代打の代打で石井へ・・・延長12回まで行くようならコマが足りなくなるところだったけれど、何としてもここで決めたいという原監督の勝負だったんだと思う。

個人的には浅尾の方が嫌だなと思ったけれど、山井も三振を取る力は十分にあるし、フォーク、スライダーなど内野ゴロで打ち取る球もある。当然、それを軸とした配球でくるかと思ったら、ストレートで押して力勝負にきて追い込まれた。普通に考えればここから変化球で内野ゴロゲッツー・・・というのが頭をよぎるけれど、バッターがベテランの石井ということと、ワイルドピッチでもサヨナラってことで最後までストレート勝負にきたのが結果的には裏目になったか、石井が差し込まれながらも振りきって、サードの頭を越えた。

感動的なサヨナラのシーンになったわけだが、ここまでの継投と配球は非常に見ごたえあって、何としても勝ちたい中日と、ここで終わらせてなるものかという巨人との意地のぶつかりあいで、見ていてドキドキが止まらなかった。

ふ~~、他にも見所はたくさんあったけれど、どちらのファンが見ていても痺れるゲームだったと思う。

目を真っ赤にした石井のお立ち台を見て、それ以上に涙ぐんでしまった私・・・

さぁこれで3勝3敗でならんで、明日の最終戦

巨人としては引き分けでもOKということで、若干有利に思えるけれど、内容を見れば昨日も今日も流れは中日だったので、安心はできないし、引き分けでもOKと思ったら負けてしまう。

福ちゃん、マシソンも今日のヒーローだけど、もう明日はこの二人が使えないだろう。明日は両高木、グッさん、西村を含めた総動員で臨むことになる。当然、中日も選手全員を使うつもりで来るだろう。今日以上の意地のぶつかりあいで、さらに白熱したゲーム展開となるんだろうけど、ここまで来たらリーグ優勝の意地は見せてくれたと思う。

終戦はもちろん勝つことを前提に応援するけれど、残り1ゲームとなれば、運の要素も多分に影響してくるし、結果がどうあれ受け入れる心の準備が出来ている。

昨日の阿部の言葉じゃないけれど、まだ野球が出来る・・・・まだ巨人野球が見れる・・・ことに感謝しつつ、明日はTVの前で大声出して応援したい

(管理人:みんぐ)