ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

10/20 巨人 3-1 中日 → ふ~~よく勝ったなぁ、あのはしゃぎ様も今日は許す!>澤村

巨人 3-1 中日 CS成績:2勝3敗0分(1勝はアドバンテージ)

勝利投手:澤 村 1試合 1勝 0敗 0S

セーブ :西 村 3試合 0勝 1敗 1S

敗戦投手:川 上 1試合 0勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:澤村→山口→マシソン→西村 捕手:阿部

中日:川上→ソーサ→三瀬→武藤→田島→小林正 捕手:谷繁

本塁打

巨人:

中日:

東京ドーム

日テレG+にて観戦

(解説 山本浩二堀内恒夫前田健太 実況 平川健太郎 田辺研一郎

 巨人リポーター 新谷保志、中日リポーター 吉田太一

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3連敗で迎えたクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第4戦は、巨人が接戦を制し、中日ドラゴンズ日本シリーズ進出に待ったをかけた。先発の澤村は六回までを無失点と好投。打っては阿部が2本のタイムリーを放つ活躍を見せた。決して負けられない試合に勝利した澤村は、お立ち台で「やったぜ!」と絶叫。ドームに詰め掛けた巨人ファンから大歓声が上がった

Yomiuri Giants Official Web Site

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あぁ~~~ほっとしたぁ

恐らく首脳陣、ナイン、そして我々ファンの多くが感じているんじゃないだろうか?ペナントを独走で優勝し、ホーム開催のCSで3連敗・・・先日、ヤンキースの敗退を「歴史的敗北」と解説者が言っていたけど、いやいや、今日負けてたら巨人も同じような見出しで明日の朝刊を飾る事になったかもしれない。

日本シリーズに行けない結果になるのは仕方ない。短期決戦だからそういう事になることもあるだろう。ただ、このまま無様に終了するのは後味が悪すぎる、シリーズ前の高木監督の言葉を借りるなら「ひと泡ふかせる」ゲームを見せておきたい。

明日の事を考えず、全員が初回から全開モードで、出し惜しみなし

という覚悟でのぞんだことと思うけれど、その気持ちを感じる事は出来た。

シーズン中は連勝ストッパーの異名をつけられてしまった澤村だけど、今日は連敗ストッパーとしての役割を任されることになる。

この3戦、バッテリーは気持ちで負けていたので、澤村には気迫を前面に押し出した投球を期待した。

その澤村は何度も厳しいピンチを背負いながら、6回を無失点で切り抜ける内容で見事チームに勝利をもたらした。特に四死球が2個だけだったのは評価できるし、打たれることを恐れずにストライクを取りにゆく姿勢は他のピッチャーに勇気を与えたんじゃなかろうか?良い意味で開き直るといっていた阿部のリードも昨日までとは違い、慎重さよりも「打たれたらしゃ~ない」くらいの割り切りをもってリードしていたように思う。特に2アウト満塁で山崎を三振にきった場面では、フォークを意識しがちなところでストレートを要求したり、甘くなるのを恐れずにインコースをついたり、大胆な配球をしていた。それに応えた澤村もしっかり腕を振っていたし、左右にうまく散らせていたんじゃないかと思う。

(初回、大島の打球を長野がファインプレーでアウトにしたことが大きかったんじゃないかと思う)

ただ・・・7回のグッさんには肝を冷やされた。大島からの打順ということでグッさんを投入したんだろうけど、そこでヒットを打たれ、荒木、井端と3連打。

大島、森野以外右打者がズラリと並ぶ中日打線にはどうにもグッさんは相性が悪いので、大島にヒットを打たれた時点で「マシソンでいいんじゃね?」という思いが心をよぎったけれど・・・・いやぁよく最少失点で抑えてくれた。っていうか、ヘタしたら逆転まで覚悟しただけに本当にホッとした

(寿命が3年くらい縮んだ気がする)

これで「ひと泡」は吹かせる事が出来た

日本シリーズ出場を手繰り寄せるためには、単に勝つだけではなくて、明日、明後日に繋がる”勝ち方”が必要。その意味では、今日は明日に繋がるプレーがいくつかあった

ま、皆さん同じ事を思っていることでしょうが・・・

何といっても長野→坂本→阿部のコンボで先制出来たことが非常に大きい。特に昨日まで暗い顔をしていた阿部にタイムリーが出たことで、チーム全体に安堵感と安心感が生まれたんじゃないだろうか?この3戦、散々阿部がおかしいと言い続けてきたけれど、今日のタイムリーで何かを思い出したかもしれない。

そして、その阿部が天敵コバマサからタイムリーを打ったこと。阿部さえおさえておけば何とかなる、そのためのコバマサだったわけだけれど、外角のスライダーに的を絞り、初球を狙い打ったことで、次からコバマサとの対戦で外角のスライダーというのがキーとなってゆき、中日ベンチもこれまで以上の安心感で見ていられることが出来なくなっただろう(いや、そう願いたい)。ついでに言うと、昨日まではインコースの厳しい球、落ちる球を積極的に使われて、空振りする場面が多く見られ、当然今日のゲームもその残像が頭に残っていることと思うが・・・・谷繁もその裏をかいてか、今日はアウトコースへの攻めが目に付いた(気がする)。ただ、今日の阿部はその辺を読み切っていた感じがするし、何よりもコンパクトなスイングを心掛け、2本のタイムリーはいずれも逆方向と本来の阿部の勝負強さが戻った気がする。

ま、それを踏まえての明日の阿部 vs 谷繁の読み合いがまた楽しみになる対決だった

ま、澤村の出番はもうないだろうが、連勝ストッパーが連敗ストッパーになったことによるチームの盛り上がりは明日へ繋がるだろう

一方で不安もある

昨日ホームランを打った村田とヨシノブは調子が上がるかと思いきや、二人ともノーヒット。特にヨシノブはゲッツーx3と打線の勢いを止めてしまった。村田はノーヒットでも、死球、四球と2度の出塁があるのでまぁいいとして、ヨシノブが今日は引っ張り専門になってしまったのがちょっと残念。特にコバマサとの対戦に関しては、前の阿部がコバマサ対策を目の前で実践してくれたので、同じように逆方向を意識してスイングしていればもう少し違った結果になったんじゃないかと思う。

先にも書いたとおり、グッさんに関しては、ストレート、変化球ともにシーズンよりも甘さが見られるのが気になるし、いかんせん中日打線がグッさんに対して"嫌なイメージ”を持っていないのが怖い。

現状、安心して見ていられる中継ぎはマシソンと高木京なので、残り2試合、二人には目いっぱい働いてもらうしかないが、疲労がでないか心配だ。

今日あがってきたガッツ・・・

良いあたりのファーストライナーだったけれど、正直なところ戦力になるかどうかは微妙なところ。最初に登録情報を聞いた時には「思い出起用か?」と本気で思った(涙)。

ペナントとは別の雰囲気の中で打席に立たせれば、余計なことを考えずにバットを振れるんじゃないかと?という期待もしないわけではないが、前回凡打したとはいえ、石井の方がバットは振れていると思う。

と色々書いてきたが、なかなか平常心で見るのがキツいゲームだったのは間違いない。明日のチケットが無駄にならなくて本当に良かった・・・・というのが正直な感想。

(シリーズ前の予想では、日曜に日本シリーズ決定するもんだとばかり思ってたので・・・(汗))

明日の先発が誰になろうと、とにかく5回までにリードしていた方が7~8割がた勝利するという対戦なので、明日も今日と同じように、出し惜しみして悔いを残さないよう特に投手陣はしょっぱなから目いっぱい飛ばして行ってほしい。

また明日も野球が出来る・・・阿部の気持ちは非常にわかる

私達も、まだ巨人の野球をもう少し見たい・・・・

CSに入って、やっとこさスポーツニュースのハシゴをする気がおきたので、おかげで遅くなってしまいました

(管理人:みんぐ)