ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/4 巨人 4-3 中日 → 最後ヤバかったが、OB達の前で勝ててよかった

巨人 4-3 中日 →  対 中日:7勝3敗0分 東京ドーム

勝利投手:大 竹 14試合 6勝 3敗 0S

セーブ :マシソン 33試合 4勝 2敗 13S

敗戦投手:大 野 13試合 4勝 4敗 0S

投手リレー

巨人:大竹→山口→香月→青木→久保→マシソン 捕手:阿部

中日:大野→田島→又吉 捕手:谷繁→松井雅

本塁打

巨人:阿部8号ソロ

中日:大島1号ソロ

日テレG+ にて観戦

解説:水野雄仁 実況:初田啓介町田浩徳平川健太郎

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東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの10回戦。巨人が中日の追撃を振り切り、接戦をものにした。巨人は二回、坂本のタイムリーヒットで2点を先制。先発の大竹が六回、ソロホームランを浴びて1点を失ったが、その裏、阿部のソロホームランと坂本の2本目のタイムリーで2点を奪い、リードを広げた。終盤、リリーフ陣が中日打線の反撃にあい、1点差まで詰め寄られたが、8回途中から登板のマシソンが追加点を許さず、巨人が4対3で勝利した。大竹は5月9日以来、約2か月ぶりの白星を手にした

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今日のポイントは解説者や見ていたファンの意見はだいたい同じでしょう

7回裏、中日のピッチャーが田島に代わり、いきなり村田、アンダーソン、長野に連続デッドボールを出してノーアウト満塁になった場面、内野ゴロ、犠牲フライでも点が入るケースにも関わらず、阿部、由伸が連続三振で無失点に終わってしまった

相手が自滅しそうな状況で、バットに当てることすら出来ずに倒れてしまっては、みすみす流れを手放すようなもので、それが次のピンチに繋がってしまう。特に阿部はその前がライト前ヒット、ホームランと良い内容だっただけに大いに反省してもらわないと困る

結果的に勝ったからいいようなものの、もしも追いつかれるか逆転でもされようものなら、明日以降のゲームにも響きかねない事態になるところだっただけに、本人も今日の勝利は嬉しさ半分、反省半分といったところだろうか

(良い当たりをしながらゲッツーで終わってしまうような形のほうが、まだマシだった)

そして、流れが中日行ってしまった8回表

いや、その前の7回表、1アウト2塁で打席に谷繁を向かえた場面で、決してバッティング好調とは言えない谷繁を歩かせてしまい、グッさんを出さざるを得なくなってしまったのはマズかった。先日の広島戦もそうだったが、今の巨人のブルペンはグッさん→マシソンが唯一の勝ちパターンで、先発ピッチャーはとにかく7回を投げ切って貰いたいというのが実情

この時点で3点差あったので、谷繁を打ち取って2アウト2塁までこぎつけていれば、まぁ2点取られなければイイという状況で、もう少し楽に投げられただろうし、交代させられることもなかったはず

もちろん中継ぎ陣は何があってもいいように準備は怠っていないけれど、イレギュラーな事態は少しでも避けたいところ。3点差あったからグッさんを回跨ぎで投げさせるような形は取らなかったものの、出来れば予定通りにおさえてもらって8回グッさん、9回マシソンという形でゲームを終わらせたかった

結果的にそのしわ寄せが来てしまったのが8回表

1点差ならグッさんがそのまま投げていた可能性も高いが、3点差あったことで香月をマウンドに送ったと思う。香月自身6月22日以来という久々のマウンドだったこともあるが、今日のピッチングは去年ファームで見た悪い時の香月そのものだった。

今シーズンここまで結果を出していたのは、四球を出さないコントロールがあったからで、いきなり先頭打者に四球を与えてしまうようなピッチングは「らしく」ない。

前のイニングで得点できなかった事で、嫌な空気になっていたところもあったけれど、だからこそ香月らしく淡々と投げて欲しかった

ただ、もっと問題だったのは久保

2日の広島戦で敗戦投手になってしまったことで、挽回のチャンスを与えようとしたのかもしれないが、今の久保は良かった時の久保に比べると余り状態が良くない。ベテランという経験値で抑えてくれることを期待したいところだったが、正直なことを言うと、笠原、土田あたりに「打たれてもお前の責任じゃないから思いっきり投げてこい!」くらいの出し方で送り出したほうが良かったんじゃないかと思う

若手に任せて失敗したとしても、それはそれで貴重な経験になるし、後に繋がる

1点差にまで詰められたことで、こうなるとなりふり構っていられなくなり、これまたイレギュラーな形でマシソンを送り出すことになってしまった

交流戦から調子の上がっている中日相手に、3連戦の初戦を落としたくないのは当然なのだが、最後にバタついてしまった事で、中継ぎの不安定さを露呈することになり、明日以降の戦いに不安を抱く形になったのは残念

ただ、悪かったところばかりではない

中15日の大竹は、中5で回っていた時よりも良くなっていたし、ストレートで差し込む場面もシュート、スライダーが要所で決まるところも見れて、疲労が抜けて状態が良かったところを見せてくれた。間が空いたことによる実戦感覚の不安が本人はあったようだけど、全体的に悪くなかったと思う。7回を投げきれれば・・・というところはあるが、久しぶりで最初から飛ばしていたのかもしれないし、2ヶ月勝っていなかった事からくる心の不安定さがあったのかもしれない。

本人が言うように、これをきっかけにまた勝ち運が巡ってくれればいい

そして久しぶりの「変態内角打ち」を見せてくれた坂本

坂本がインコースに強いのは誰もが周知のことで、そうそう甘い球は投げてくれないのだが、不思議なもので意識すればするほど投げてしまう場合がある。2回のタイムリーはそんなような感じで、外に構える谷繁のミットとは逆に内側に入ってきたのを反応で打ち返した感じ。谷繁くらい百戦錬磨のキャッチャーが相手となれば、逆にインコースをうまく使った強気の配球をしてくることも考えられるが、ひょっとして今のがそれ?と思わせてくれたのが6回のタイムリー。

2回に上手く打った感触が残っていたか、それとも多少は予測していたのか、これもまた綺麗にレフトへ打ち返す見事なバッティング。

久しぶりにバットが身体に巻き付いて、きれいな回転で打ち返す坂本のバッティングが見れて、非常に嬉しくなった。タイミングの取り方も悪くないし、これが出ると、坂本本人もノッてきそうな感じで、明日以降のバッティングも楽しみだし、今日のスイングを受けて谷繁がどういったリードをしてくるか、そのへんの読み合いもまた楽しめそうだ

ゲーム前に80周年のイベントがあり、かねやんとミスターの1打席対決なんて、もう恐らく見れないだろうと思われるショーもあって、球場は盛り上がっていたようだし、歴代のユニフォームを着たOBたちが並ぶ様は圧巻(元木にはニヤっとさせられたが(笑))。あの集合写真はメチャクチャ欲しい!と思わせられたし、一緒に撮影に入れた現役選手達は「今、この瞬間ジャイアンツにいて運が良かった!」と思ったんじゃないだろうか?

さて、明日は杉内 vs 山井

今シーズン7勝0敗と負け知らずの山井だが、実は巨人との対戦はシーズン初。何としても巨人が山井に1敗をつけたいところだが、問題は杉内か・・・前回のヤクルト戦は勝ったけれど、本人は運が良かったところもあると不満なよう。右の長距離砲がいる中日相手にどういったピッチングをしてくれるかに注目したいし、お互いのピッチャーが良ければ1点を争う息詰まった戦いになることが予想される

こちらは坂本と長野の調子が良いし、中日は大島とルナが好調。お互いが相手の中心選手をどうやって打ち取るか、好投手からどうやって点を取るか、手に汗を握った戦いが見れることを期待したい

日曜には澤村の登板が予想されているので、今日、明日と勝って良い流れで澤村の復帰戦に入りたいので、明日は攻撃陣が山井を攻略するか、浅尾、岩瀬と繋がれた時にしっかりと得点を取れるような勝ち方をして欲しい

追記

明日の「バースデー」は大田特集らしい・・・これまた見逃せないな

管理人:みんぐ