ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/5 巨人 7-6 中日 → やっぱ中日強ぇ~わ、今日は投手陣を責めるのは酷かなぁ?

巨人 7-6 中日 →  対 中日:8勝3敗0分 東京ドーム

勝利投手:香 月 28試合 2勝 0敗 2S

セーブ :

敗戦投手:又 吉 30試合 4勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:杉内→山口→マシソン→香月 捕手:阿部

中日:山井→浅尾→福谷→岩瀬→又吉 捕手:武山→松井雅→谷繁

本塁打

巨人:村田11号ソロ、高橋由2号3ラン

中日:和田11号ソロ

日テレG+ にて観戦

解説:堀内恒夫 実況:上重聡佐藤義朗

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東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの11回戦。先発の杉内は四回に和田のタイムリーで2点の先制を許すと、六回には和田のソロホームランで追加点を奪われてしまう。打線は中日先発・山井の前に六回まで無得点に抑えられるも、七回に村田のソロ、高橋由の逆転3ランの二発で試合をひっくり返した。八回に中日に追いつかれるも、その裏に長野のタイムリ二塁打で2点の勝ち越しに成功する。2点リードで九回を迎えるが、森野のタイムリーで再び同点に。同点で迎えた十回、長野がタイムリーを放ちサヨナラ勝ち。2日連続で接戦を制し、連勝を飾った

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なかなか7回を投げ切ることが出来なかった先発投手(杉内)がビハインドとはいえ投げ切った。

その上で、7回裏に一挙4得点で逆転し、リードした状態で勝ち投手の権利を残してグッさん、マシソンの鉄板リレーへと持ち込んだ。我々ファンが待ち望んでいたのはこうの勝ちパターンでの勝利だった・・・・はずだが

普通に考えればこれで逃げ切って「まぁ杉内は点は取られたけど粘り強く投げたね、勝ててよかったよ」という終わり方をして、ビハインドゲームながら、浅尾から点を取って逆転勝ちしたという勢いに乗りそうなシナリオだった(汗)

グッさんの失点、マシソンのバタバタを責めるのは簡単だけど、今日のゲームを見た限りでは、ギリギリのところでの中日攻撃陣の粘り強さとプレッシャーが、巨人の投手陣に対して平常心を奪ったという見方をしたいと思う

原監督も今シーズンの中日は強いと認めているし、交流戦前の状況とは別チームだというイメージは昨日のゲームを見ただけでもわかる

投手力はもちろんだけど、今の中日は去年調子の悪かった、大島、森野、和田がしっかりと機能しており、攻撃力は飛躍的に増している

先発の杉内はランナーを背負いながらも、要所で得点を許さないピッチングをしていたが、4回、6回に失点してしまう。7回3失点は想定内とはいえ、勿体無かったのは4回か・・・・

本来おさえなければいけないはずの左バッター森野に四球を出した時点でヤバ!?って思ったが、和田には前の打席で3ベースを打たれているだけに、慎重になりすぎてテンポも悪く、逃げのピッチングになっていた。

6回に打たれたホームランも問題だけど、戦う姿という時点で4回の杉内はそれまでと別人のようで、見たくなった

それでも7回まで投げ切ったのは評価したいし、まだまだこれから先もゲームは作ってくれそうだという次へ繋がる姿は見せてくれたと思う

(それでも年俸には見合ってないけどね(汗))

それにしても、巨人戦での和田は怖ぇ~よ

内海も苦手にしてるけど、左ピッチャーだけでなく、なんかイメージとして巨人戦での和田は打率1割増しなくらいに感じるし、追い込まれるまでのあの強振はテレビ越しでもビビりそうなスイング

サイクルヒットまであとシングル1つという状況で、デッドボールが2つ続いたことで、ちょっといやな空気になってしまったのが残念だが、それくらいギリギリの勝負をしなければいけないほど巨人戦の和田は要注意ということだったんだと思うし、投手に与えるプレッシャーは相当なものだったんだろう

パ・リーグの名だたるエースから勝利を奪ってきた巨人なら、無敗の山井とはいえ決して負けることはないとゲーム前は思っていたのだが、蓋を開けてみれば余りにもコントロールの良い山井のピッチングに「こりゃ今日は厳しいかも?」と思ってしまい、先制された時点で「こりゃダメか?」と諦めかけたが、7回、8回の打線は本当にすごかった

ぶっちゃけ村田のソロホームランのところで「まぁ一矢は報いたし、完封負けじゃ無くてよかった」と思っていたのだが、いやぁ~さすが由伸だね、やっぱりスゲーわ

そこからはもうお互い何が起きてもおかしくない雰囲気になったし、良い投手から先につぎ込む展開にしながら、ピッチャーは平常心では投げられず、バッターはいつも以上の集中力で立ち向かうというガチンコの戦いだったと思う

10回裏の先頭バッター鈴木を四球という最悪の形で出塁させてしまったことが中日の失策であり、巨人にとっては本来代走で出るのがメインの鈴木が先頭で、しかも自ら出塁するという状況をつくりだした時点で、風向きはサヨナラの様相を呈していたと思う

8回に劇的なタイムリーを打った長野に回ってきたことも運命だし、期待に応えた長野も見事だった。

どっちに転んでもおかしくない展開の中、重大なエラーに匹敵する鈴木を出塁させるというミスをおかした中日が煮え湯を飲んだという結果であり、巨人としては連勝しながらもスッキリした気持ちになれない複雑な勝利だったと思う。ただ、いち野球ファンとしては非常に見応えのある面白いゲームだった

(やってる方は大変だったろうけど)

先にも書いたが、グッさん、マシソンがともに失点したことで勝ちパターン継投に関して不安視する人もいるかもしれないが、今日に関してはゲームの雰囲気というか空気が普通では無かったという解釈をして、こちらのメンタル以上に中日攻撃陣のプレッシャーが凄かったという風に思うほうがいいのではないだろうか?

ゲームの内容はともかく、結果的には連勝という形で明日の3戦目を迎えることが出来る。明日の先発投手は巨人ファンの誰もが待っていた澤村の登場とあって、今からワクワクを隠せない人も多いと思う

(私もその一人)

とはいえ、上がってきたばかりの澤村に好調時の無双を期待するのは可愛そうだ、まずは6回を2失点いや3失点くらいで投げ切ってくれることを目標に、というか内容や結果よりも東京ドームに帰ってきたという喜びを全面に出して、伸び伸びと投げてくれることを期待したい

連勝したことでチームとしても楽な状態でゲームに挑めるし、火曜日からは2連戦(沖縄だけど)という日程でブルペンは総動員できる状況にある。澤村本人は後のことは考えず、今できることだけをやってきたので、その瞬間瞬間に集中したいと言っていたが、まさに言葉通りのピッチングに期待したい

管理人:みんぐ