ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

10/28 巨人 1-0 日ハム → 昨日と真逆の展開・・・打って勝ち、守って勝ち、息詰まるゲームだった

巨人 1-0 日ハム 対戦成績:2勝0敗0分

勝利投手:澤 村 1試合 1勝 0敗 0S

セーブ :マシソン 1試合 0勝 0敗 1S

敗戦投手:武田勝 1試合 0勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:澤村→山口→マシソン 捕手:阿部

日ハム:武田勝→石井→増井 捕手:大野

本塁打

巨人:長野1号ソロ

日ハム:

東京ドーム

日テレG+にて観戦

(解説 江川卓立浪和義山崎武司 実況 新谷保志

 巨人リポーター 町田浩徳、中日リポーター 永井公彦

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初戦を大勝で飾り迎えた日本シリーズ第2戦は、長野の先頭打者本塁打ジャイアンツが先制する。先発の澤村は序盤こそ苦しんだものの、以降は自慢のストレートが冴え渡り、8回無失点と圧巻の投球。最終回は山口とマシソンのリレーで締め、1対0で試合終了。白熱した投手戦を制し、対戦成績を2勝0敗とした

Yomiuri Giants Official Web Site

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ゲーム前に江川氏が澤村の登板は急きょ決まったもので、準備もできていないんじゃないか?とても不安だと言ってたけど・・・・原監督のゲーム後のコメント聞いてみればわかるとおり、まぁ予定どおりだったということで「おぃおぃ江川ぁ~~適当なこと言うなよぉ」とTVの前でうなった(笑)

個人的には、前回の登板が詰まっていたという原監督のコメントもそうだし、札幌ドームになれている(はず)ホールトンを3戦目に持ってくるのは想像に難くない。さらに、前夜の内海がお立ち台で「明日も勝つ!」ってやっちゃったので、まぁ澤村だろうということは・・・・ねぇ

昨日の内海も死球を出してしまったが、今日の澤村も、というか阿部は積極的にインコースへの要求をバンバンしていた。バッターは澤村相手ということで、まずはストレートにタイミングを合わせようとするし、そこでストレートがシュート回転してさらに内側にきちゃったもんで、当たってしまった・・・

打ちにいってのデッドボールだったので、お互い様だと言いたいところだけど、骨折とかにまでいたってなくて良かった。敵チームだとはいえ、こちらのミスで離脱者を出してしまうのは後味が悪いし、二人とも報道によれば打撲ということで、明後日のゲームはまだわからないけれど、最悪の事態にはなっていないようでまずはちょっとだけ安心。

とはいえ、結果的には初回にいきなり2度の死球を出してピンチになったのは確か。

澤村が一人相撲でつぶれる心配もあり、サインの見逃しなどもあって阿部がカツを入れた。

いやぁここから澤村が変わった。

もともとCSから、この短期決戦ではいきなりギアをトップにあげて投げ続けている澤村だけど、その中で四球を出さないピッチング。

阿部のリードもさえていたけれど、これまで球数が多く、守りのリズムが悪くなり、攻撃の援護も出来ないピッチングが続いていたシーズン中盤からの澤村とは別人で球数少なく、強気のピッチングが出来ていたのは素晴らしかった。

開幕前「制圧」という言葉を連呼して、バッシングを受け、筋トレで排気量を上げたボディに制球がついてこなかったけれど、ここにきて身体をコントロールすることがようやく出来るようになったか?「短期間で技術は上がるものではないけれど・・・」とCSに入ってから割り切って投げれるようになったことが澤村自身をひとつ上の階段にあげたかもしれない。

特に8回の三者三振はストレートを駆使して、相手のバットに触らせなかったのは見事。今日のピッチングに関しては「制圧」って言葉を口にしても、まぁ怒る人はいないんじゃないかと思う。

マウンド上でもタイミングを変えたりして、工夫している姿も見られたし、相変わらず馬力はひと一倍で打順の巡り次第では9回まで投げ切っちゃうんじゃないかと思えるくらいだった。

唯一の心配は自分のやってきたことは間違いじゃなかったと、オフにさらなる筋トレに取り組んでしまうのではないか?・・・・ということくらいか?手厳しい”冷める巨人ファン”さんも今日の澤村には合格点を与えてくれるのでは?(苦笑)

昨日の源五郎さんのコメント返しにも書いた通り、いち野球ファンとして個人的に武田勝のファンなので、巨人に勝って欲しい反面、武田勝が撃ち込まれる姿を見たくないという複雑な心境で見ていたけれど、終わってみればスミ1での勝利って事で、結果にも内容にも満足できた嬉しいゲームだった。

ただ、今日に関してはお立ち台に上がった長野、澤村のほかにもう一人、ヒーローに村田を上げたいと思う。昨日のランニングスローも素晴らしかったけれど、今日も守備でチームに貢献した。長野のセンターゴロも良かったし、守備での集中力がナインの中で非常に高いので、ピッチャーも投球に専念でき、安心して投げている姿が印象的な2試合だったと思う。

いずれのプレーもひとつ間違えば失点につながる内容だっただけに、味方のピンチを救うだけでなく、相手に与えるダメージを考えれば、今日の村田のダイビングキャッチはホームラン1本に値するくらいの価値あるプレーだったと思う。

さて、今日は日テレG+をメインに見ていたけれど、地上波の副音声では中日の大島が来るということで、実はほとんどそっちで見ていた。

前夜のすぽるとで、たどたどしいしゃべりながら、聞かれた事にキッチリ答えている姿を見て、楽しみにしていたんだけれど・・・・

序盤こそ、緊張していた感じだったが、中盤からはドンドンCS裏話や巨人に対するイメージなどを赤裸々に語ってくれて非常におもしろかった!!!!

ただ、唯一凍りついたのが

東京ドームについて話をしている場面で「やっぱり東京ドームは巨人の攻撃時には空調で追い風が吹くので怖い・・・」発言をした時。

この時ばかりは一緒にいた、上田、亀梨、河村アナ全員が凍りついたであろう事が想像でき、

上田「あぁ都市伝説になってるやつね」

亀梨「空気というか、東京ドームの雰囲気はスゴイですからね」

河村アナ「・・・・」

(メモってないので、正確ではないけれど、こんな感じ)

と、現場の三人が動揺しているのが垣間見れておもしろかった

山口が苦手だとか、CSファイナルで澤村が投げて以降、巨人の雰囲気が変わったとか、結構思っていることをズバズバ言って、「誘導尋問に弱い奴だな」と思いながらも、主音声でなくて良かったと心から・・・・

話をゲームに戻そう

9回、代打二岡の場面で西村でなくマシソンを投入した原監督。日本シリーズは時間制限なしの延長15回までなので、1点差であれば追いつかれることも考慮してあえてマシソンでいった事に納得。短期決戦では選手を出し惜しみしないのが鉄則だし、ペナントであれば澤村にしても6回くらいで降板させて、攻撃にスイッチを入れることもあったろうけれど、球数が少なかったこともあったし延長も考えれば、あそこまで澤村を引っ張ったことも正解だったろう。

中田が途中退場してホフパワーが4番に入ったことで、二岡にさらに代打を出せない事情になってしまった事も巨人に味方したか?それでも、初球から得意の逆方向に積極的に打ってくる二岡のバッティングにはちょっと怖いものを感じた。アレ、紙一重でスタンドインしてもおかしくなかった・・・・ま、東京ドームでの二岡のライトスタンドといえば、巨人ファンなら誰でも思い出してグッとくる場面だが・・・さすがに敵として打たれるのは背筋が凍るな

武田勝に今日のようなピッチングをされたら、打線が沈黙するのも仕方ないと割り切れるだろうし、あれだけの内容ながら結果的に勝ったという事実は大きい。昨夜は野手全員安打で打ち勝って、今日はスミ1展開で最後まで守り切った。文字通り、攻守にわたって集中していた巨人が本拠地で連勝することができ、最高のスタートを切った

明後日はウルフvsホールトンかな?

注目の外国人対決は、お互いにハマれば素晴らしいピッチングをする投手同士なので、どちらが冷静に自分の投球を出来るかがキーになりそうだ。

場所を札幌に移しての戦いになるわけで、どうしても東京ドームで胴上げを見たい立場としては、札幌を1勝2敗で・・・なんて希望が頭をかすめるが、ひとつのきっかけでコロっと連敗してしまう怖さを経験した直後だけに、勝てるもんならサクっと勝って優勝を決めて欲しいという気持ちもある。

栗山監督は好きな野球人なので、昨日、今日のうつろなインタビューを見ていると心が痛くなるが、ここは心を鬼にしてマジモードで明後日も応援させていただきます。

澤村の「明日も勝つ!」から3連勝でCSを突破し、内海の「明日も勝つ!」に乗せられて澤村が勝った。今日のインタビューで「明後日も勝つ!」って言っちゃったので、もうその流れにのって勝っちゃうしかないか?(苦笑)

去年のソフトバンクの「勝つンダ!」じゃないけれど、しばらくは巨人の「**も勝つ!」が流行ってしまいそうな予感(爆)

(管理人:みんぐ)