ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

11/11 巨人 6-3 ラミゴ・モンキーズ → 5冠達成!文字通り完全制覇で気持ち良くシーズン終了!

巨人 6-3 ラミゴ・モンキーズ

勝利投手:宮 國 1試合 1勝 0敗 0S

セーブ :

敗戦投手:フィリップス 1試合 0勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:宮國→福田→高木京→西村 捕手:實松

ラミゴ・モンキーズ:フィリップス→王豊キン→耿伯軒→林家イ→許銘倢→黄欽智 捕手:黄浩然

本塁打

巨人:實松1号2ラン

ラミゴ・モンキーズ

社稷運動場, 釜山

JSPORTS 2 にて録画観戦

(解説 門倉健/AKI猪瀬 実況 島村俊治

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韓国・釜山で開催されているアジアシリーズの決勝で、巨人は6対3でラミゴ・モンキーズ(台湾)に競り勝ち、同シリーズ初優勝を飾った。アジアシリーズ優勝は日本勢として2大会ぶり。巨人は二回に2点先制すると、實松の2点本塁打で加点、試合の主導権を握った。6、7回にも追加点を入れ、ラミゴを突き放す。9回、粘りを見せるラミゴに3点差に迫られたが、追撃を振り切った

Yomiuri Giants Official Web Site

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6番石井・・・・これは攻撃でいえば完全にヨシノブの役割を任されたということ・・・

石井にしてみれば、去年の今頃の自分を振り返るとたった一年で地獄と天国を味わったんじゃないだろうか?巨人に入団した時も私を含めてファンの中でも、ここまで頼りになるアニキになってくれると思った人は少なかったんじゃないか?

改めて言うけれど、入団してくれて本当にありがとう!

ビールかけで矢野に「この人バ●なんです!」って後輩に突っ込まれてる姿や「今回の優勝が一番うれしいです」と言ってた姿に何故か笑いではなく、涙が出てきそうになったことを思い出してしまった。

今シーズン、大事なところで貴重な一打を放ち続けて築いた信頼が、最後の最後になっての先発メンバー、6番打者への起用に繋がった

そんな事を考えながら見ていたゲーム

優勝を決める大事な決勝戦で口火を切るタイムリーを放ったのは、その石井だった

そしてゲームの序盤を決めた實松・・・・どの球団も捕手に苦労している状況で、FA宣言すれば今よりも出場機会も増え、報酬もあがるかもしれない・・・中で巨人に残る事を選択してくれた貴重な戦力。攻撃力では阿部にはかなわないので、必死にリードを勉強しているというのは、このアジアシリーズの中で苫篠氏が紹介していたが、その話は雑誌などで見たこともある。今シーズンはキャリアの中でも忘れられないシーズンになったことと思うが、足に不安を抱える阿部のことを考えると、来シーズンこそさらに必要な選手になるかもしれない。

(阿部の後継者が出来るまでもう少し時間がかかりそうだし)

その脇役といってもいい二人が最終戦で輝きを放った時点で「ベンチの雰囲気は最高に違いない」と優勝を確信してしまった・・・(涙)

と、しんみりした話は置いといて

いやぁ~~~終わったから言うけど、やっぱり巨人は強かった。代表選手どおしの戦いであれば違ったかもしれないが、クラブチーム同士となれば選手層の厚さが際立った戦いだったと思う。

今日のラミゴ・モンキーズは過去2ゲームを見て、打力の際立ったチームで、今日は先発投手の出来次第でどっちに転ぶかわからないと思っていたが、フィリップスの状態がベストでは無かった事が巨人に幸いしたかもしれない。正直なところ先発が違っていて、もう少しうまく継投されていたとしたら負けていたのはこちらだったかもしれないと思う部分もあったし、先に点を取る事が出来て宮國にとっても投げやすい雰囲気になったし、4点目以降の攻撃も少し気持ちに余裕をもってバッターボックスに立てただろう。

一方で、CSで3連敗から逆転し、日本シリーズであわやという思いを味わった事が、アジアシリーズでも決して緊張感を失うことなく、たとえ劣勢であったとしても最後には逆転するという強い気持ちを育ててくれた。

実のところゲーム展開に関しては、こまいかいところでツッコミを入れるようなところは無い・・・ので、どうしても総括に近いレポートになってしまうけれど、構わずにこのままゆこうかな

あえて言うなら福ちゃんは本当に頼もしいピッチャーに変身したし、シーズン後半からの西村はお疲れモードになってしまったな・・・ってことと、去年はCS以降でれなかった藤村が(悔しい短期決戦の経験になってしまったが)最後までシーズンを戦うことで、やっとこさ丸1年を味わったな、来シーズンはこれを糧にさらに一回り成長してくれるかな?ってことくらいか(笑)

放送でも言っていたけど、WBCで世界一の監督になり、日本シリーズで日本一、アジアシリーズでアジア一の監督になった原監督。これから先、この3つを同時に味わう事が出来る(ま、後の2つは出来るだろうけど)監督がどれだけいるだろうか?と想像すると、何だかんだいって原監督ってスゲェなと思う。

巨大戦力を持ってるんだから、当たり前だろ?とか、他の監督ならもっと勝ってるよ、なんて声を聞くこともあるけれど、巨大戦力をまとめてチームとしてひとつの輪にするって、大変なことだと思う。言うこときかない選手もいるし、実績があればあるほど、実は首脳陣の方が気を使う選手だって(誰とは言わないが)いるだろう。それでも、優勝するためには心を鬼にして厳しい経験をさせたり、若手をただ起用するだけでなく、中堅、ベテラン、助っ人といった選手が入り乱れる中で力を発揮できる雰囲気を作る事だって大事なことだろう。シーズンの中で采配で勝つゲームがそれほど多くないとすれば、やっぱり選手のやる気を出させること、持っている力を最大限発揮できる状況を作り出すこと、これが監督に求められる最も大事なことだと思っている私としては、原監督だったからこそ、今シーズンのこの結果がついてきたと胸を張ってアンチな方々に言いたいと思う。

(スキャンダル的なことを力に変えるってのも、スゲェって思うし・・・(苦笑))

ただ単に戦力補強すれば勝てるってわけではないことを証明した一年だった

ついでに言うなら、アジアシリーズをやる意味がないとか、罰ゲームだとかいう書き込みも目にするが、それもまだ早計。まだ歴史の短い大会だし、色々と不手際があったりとか、改善すべき点が多々あるのは仕方ない、それでも継続してゆくことで認知度は上がってゆくし、この大会で勝つことの重みも少しずつ重くなってゆくだろう、また、そうしてゆかなければいけないと思う。ま、原監督の「アジア地区の野球のレベルは世界の中でも最高峰」というコメントは参加国に対してのリップサービスだけれど、それでも目指すところはソコだという発言だと思えば、来シーズン以降も改良を加えながら育ててゆくべき大会だと思う。いつかサッカーのクラブワールドカップみたいな権威ある大会にまで大きくなったら・・・という夢・・・くらい見たってイイじゃん!ってね

いずれにしても、巨人のユニフォームを着て見れるゲームは今日で終了。

選手、ファンの皆さん本当にお疲れ様でした

明日からは、改めて今シーズンの総括とオフの話題、WBC関連の雑感を書きとめてゆきたいと思いますので、気が向いた時にでも覗いていただいて、ん?と思った事があったら、一言でもコメントとかいただけると嬉しいです。

(管理人:みんぐ)