ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

11/10 巨人 5-0 ロッテ・ジャイアンツ → ある意味、巨人らしいゲームで決勝進出

巨人 5-0 ロッテ・ジャイアンツ

勝利投手:澤 村 1試合 1勝 0敗 0S

セーブ :

敗戦投手:高源浚 1試合 0勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:澤村→高木京→西村 捕手:實松

ロッテ・ジャイアンツ:高源浚→李承浩→李宰坤→李明佑→朴東煜→金思律 捕手:姜ミン鎬→龍徳韓

本塁打

巨人:

ロッテ・ジャイアンツ

社稷運動場, 釜山

JSPORTS 2 にて観戦

(解説 笘篠賢治/AKI猪瀬 実況 島村俊治

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韓国・釜山で開催されているアジアシリーズの予選リーグ第2戦は、一回に村田のタイムリーで先制した。その後も順調に得点を重ね、九回には坂本のタイムリーで5点目を奪った。先発の澤村は6つの四球を与えたが、無失点と粘投。高木京、西村も安定した投球を見せ、完封勝ちした。予選リーグは3チームで争っていたが、巨人が2連勝し、決勝進出を決めた

Yomiuri Giants Official Web Site

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昨日の勝利の余韻に浸る間もなく、今日はロッテ・ジャイアンツ(以下ロッテ)との対戦。昨日は長野をDHにして亀井を1番、阿部は代打というオーダーだったけれど、今日は

1 (9) 長 野

2 (8) 松本哲

3 (6) 坂 本

4 (D) 阿 部

5 (5) 村 田

6 (7) 矢 野

7 (3) 亀 井

8 (4) 寺 内

9 (2) 實 松

ヨシノブや、エドガー、ボウカーといった面々を除けば、ほぼシーズンと変わりないオーダー。阿部がDHで出るということで、ケガの具合が非常に心配だけれど、本人が了承しているのだから大丈夫ということなんだろう

ロッテは昨日やったパース・ヒート(オーストラリア)に勝ったチームだし、サムスンがやぶれて何としても主催国として決勝に進むんだという強い気持ちに立ち向かうには、阿部の力が必要と思ったのかな。

相手の先発 高源浚(コ・ウォンジュン)から、初回に2アウトから坂本がヒット→盗塁、阿部が歩かされて村田がタイムリーという良い流れで先制点を取る事が出来た。昨日のクラゲッティに比べるとボールを捕らえやすく感じるし、それほど動いてくるボールではないので、少し安心して見ていられるか?何より先制点をとったことで、投打ともに少しだけ余裕を持って進めてゆくことができる

こちらの先発 澤村はCSファイナル、日本シリーズでの内容を期待されての登板だと思うが、今日はあの時と同じ・・・というわけにはゆかなかった。7回の三者凡退以外1~6回まで四球でランナーを出すという、こちらもコントロールに苦しんだ投球となってしまう。ただ、一方で三振も6個とり、被安打は4で無失点ピッチングと結果だけ見ればまぁまぁの内容。ロッテ打線がストレートに的を絞って多少振り回してくれたことと、初対決ということに助けられた部分はあるかもしれない。

リキんでポカーンとやられてしまうかも?という心配もあったけれど、澤村だって大学時代はハンカチ王子と世界大会に出るなど経験はあるし、今シーズンの反省も踏まえて、ただガムシャラに行くことも、慎重すぎて交わすピッチングになることもなく、ランナーを出しても落ち着いて投げていた。この粘り強さは、今シーズンで身につけた澤村の武器となるかもしれない。

ま、日本のリーグで今日のピッチングだと2~3点は取れらているかもしれないし、3回あたりはヒヤっとしたけれど、勝ったんだからまぁヨシとするか?(笑)

8回の高木京、9回の西村もランナーは出しながら、彼ららしいピッチングで無失点でつないだし、これで投げてないのは明日の先発 宮國と小野だけ。野手は昨日、今日で全員出場したし、短期決戦とはいえ全員野球という原監督の今シーズンの戦い方を象徴するような2連戦だったと思う。

もひとつ象徴的だったのは、初回の坂本の盗塁、さらに寺内の盗塁、鈴木、大田も盗塁すると、最後は藤村が盗塁・・・と、とにかく足を使いまくってランナーを進める作戦を取ったこと。相手のワイルドピッチでも進塁し、藤村は野手の悪送球の間に盗塁&進塁を決めるなど、常に相手バッテリーと野手たちに緊張を強いていた。グラウンドがやわらかそうで、基本的に走りにくい、守りにくいという印象だったけれど、そんなの関係ねぇ~~とばかりに走りまくる事で自分たちのリズムというかテンションを上げようとしていたように見える。

攻撃面では昨日猛打賞の松本はノーヒットだったけれど、そのかわり坂本が絶好調で猛打賞、阿部もレフトへヒットを放ち、何といっても村田が先制のタイムリーと7回にはセンターへのヒット2安打だった。

昨日のような1イニング3点といった取り方は出来なかったものの、ゲッツーの間に1点取るとか、ダブルプレー成立前にホームへ帰って点をもぎ取るといったような取り方は、シーズンでも何度も目にした光景。そもそもゲッツーの間に点を取るということは、少ないアウトカウントでチャンスを作れているということで、これまた巨人らしい攻撃が出来ていたと考える事が出来る。

さぁ明日は強打ラミゴモンキーズ(台湾)との決勝戦。天気がちょっと心配だけれど、ここまできたら勝って、シーズン完全制覇を成し遂げて欲しい。

今日は地元、韓国チームが相手だったし、土曜日という事もあってか、昨日に比べたら1塁側の観客は入っていたと思う。明日の客入りが心配だけれども、選手の表情を見ていたら関係無いか?

(韓国の応援はここ数年で何度か目にするが、日本とは違った応援の仕方で新鮮だった。あのゴミ袋を膨らませて頭に被るのは・・・何度見てもなじめないけど)

ラミゴモンキーズの2試合を見ていると、相当に打線は強力なので宮國がどこまで抑えてくれるか心配だけれど、文字通り巨人としては明日が最終戦。それこそ出し惜しみなく投手はつぎ込んで、相手打線を封じて欲しい。

ファンとしては豪快な打ち合いを見たい気持ちもあるけれど、そういうメンツと選手の体調ではないし、やっぱり今日のように足を使ってかき回し、1点を取りに行く緻密な野球で勝ってもらいたい

そうそう、なれないグラウンドにも関わらず、守備は相変わらず好調で、特にアウトにはならなかったが、寺内→坂本のコンビプレーは良かった・・・っていうか、シーズン後半から坂本は本当に守備がうまくなった。宮本塾の効果が半年以上たってから出てきたという感じ。守備が好調だとバッティングも良い影響が出るし、何よりも緊張しそうな場面でも柔らかい表情でプレー出来ているのが心強い。長野も滅多なことでは緊張しないというし、この最多安打コンビは最後まで頼もしい二人だ。

(嗚咽がちな村田に爪の垢でも・・・(苦笑))

(管理人:みんぐ)