ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

3/29 巨人 4-3 広島 → 去年の脇谷を知る者は涙なしでは見れないお立ち台だった

巨人 4-3 広島

勝利投手:高木京 1試合 1勝0敗0S

セーブ :山口 1試合 0勝0敗1S

敗戦投手:バリントン 1試合 0勝1敗0S

投手リレー

巨人:宮国→高木京→マシソン→山口 捕手:阿部

広島:バリントン→今村 捕手:石原→白浜

本塁打

巨人:ロペス1号ソロ、 村田1号ソロ

広島:グリエル

東京ドーム

日テレG+にて録画観戦

(解説 山本浩二江川卓 実況 河村亮蛯原哲

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広島東洋カープを東京ドームに迎え、2013年シーズン開幕戦が行なわれた。ジャイアンツは三回にロペス、五回には村田がそれぞれソロホームランを放ち得点を重ねたが、相手に2度の勝ち越しを許す展開となった。しかし1点差で迎えた七回に、脇谷の2点タイムリーで逆転し、これが決勝打に。両チーム一歩も譲らぬ接戦を制し、開幕白星発進となった。桑田真澄氏に次いで、球団史上2番目の若さで開幕投手に指名された宮國は、7回3失点の内容で勝ち星はつかなかった

Yomiuri Giants Official Web Site

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終わってみればぶっちぎりの優勝だった2012年シーズンだけれど、巨人ファンは昨年の悪夢の開幕戦を忘れてはいない。

今年は違うと思っていても、いやな事ってのは脳裏をよぎるもんで、何としてでも良いスタートを切ってほしいと巨人ファンは全員思っていたんじゃなかろうか?

事前に予想はついたけれど、スタメンオーダーを見て、オープン戦からの結果を踏まえ、実力でもぎ取った宮國の開幕投手と1年半のリハビリを経て、開幕スタメンを勝ち取った脇谷・・・この二人に肩入れして応援してしまう事に異論をはさむ人は少ないと思う

1番 脇谷、2番 松本といったオーダーでも良かったような気もするが、キャッチャーが4番という巨人打線では下位打線から上位につながるケースも少なくはないので、1番バッターにはある程度の長打力も求められる。そういった思いからか、原監督は1番には長打も打てるバッターを置くのが定番となっているが、WBCで悔しい思いをした長野を1番に持ってきた。個人的にはクリーンアップを打たせたい選手ではあるが、その座を脅かす選手が台頭してくるまでは1番 長野、3番 坂本は変えないんだろう。

さて、期待の宮國だけど、いつもマイペースで緊張とは無縁のように思えるが、そうはいってもやっぱり緊張するか、、、表情はこわばっているし、テンポが良いと言えば聞こえはいいが、コントロールがきかずに投げ急いでいる感じで初回からアップアップしていた。

それでも何とかゲームを作っていたのは、カープの打ち損じもあるけれど、江川氏の言うとおり腕がしっかり振れているので、コントロールが悪くてもバッターのタイミングをナチュラルに外していたからだと思う。

しなやかなフォームからしっかりと腕を振って投げているので、どうしてもバッターはストレートのタイミングを意識せざるをえないが、阿部のリードはそれを逆手にとっての変化球押し。逆玉になったとしても微妙にストライクゾーンの近辺をウロチョロするため、バッターも手を出すことになる・・・という好循環で何とかゲームメイクしていた

(ストレートしか投げられない局面、初回の菊池へのフルカウントからのストレートみたいな見え見えの場合は苦しいけど)

本人に反省点は多々あるだろうし、ゲーム中に修正する能力は、この若さではまだまだ無いのが現状だろうけど、悪ければ悪いなりにゲームを壊さないのはある意味才能なわけで、今日のゲームであらためて宮國の潜在能力の高さを感じることが出来たと思うのは、ポジティブ過ぎる・・・か?(笑)

1,2回とバリントンに完璧に抑えられ、あわやノーノーか?となった昨シーズンの開幕戦が頭をよぎった中でいきなり出たロペスの先制ホームラン。もちろんコレだけでロペスを評価することは出来ないが、外れ外国人選手の多い巨人にとって、幸先の良い一発だったことは間違いない。

さらに追い越された後の村田の同点ホームランもよかった。

昨シーズンは自分を殺してチームバッティングに徹し、それすらも結果を出したとは言えない数字となってしまったが、4番の重責を背負ってのホームランではなく、5番打者として少し楽な気持で立てる状況では、三振かホームラン、ここぞという時にチームバッティングという彼のバッティングは心強いなと思う。欲を言えば5番にヨシノブを置いて、6番で打たせればさらに相手投手はいやだろうが、ジグザグ大好きな原監督のことだからなかなか実現はしないかもしれない。

惜しかったのは4回、1アウト2、3塁で堂林を迎えた場面では、1点を争うセオリーでは歩かせて、次の石原、バリントンで勝負というのが安全策だったんだろうけど、原監督は開幕投手に逃げのピッチングをさせないという采配に出た。おそらく同点まではOKで逆転されたのは計算外だったと思う。

せっかく追いついたのに、さらに追い越され、1点を逃げきりにきた継投のカープに対して阿部&村田のチームバッティングでチャンスを作り、2アウトとなったしまった場面での脇谷のタイムリー。これまた相手バッテリーとしてみれば1アウト2、3塁という場面なので、オープン戦好調だった脇谷を歩かせても良かったと思うが、今村を信じて勝負に出た(ま、歩かせるならバリントン続投だった思うけど)。

今村といえばストレート・・・それを待って、迷いなく振り切った脇谷の打球が素晴らしかった。セカンドを争う寺内、藤村に対して脇谷のアドバンテージは打球の力強さ。その良い部分が出たタイムリーで開幕戦のお立ち台を自分で引き寄せた。

昨シーズン終盤、G球場でファームのゲームに復帰出場した時の事を思い出しながら、お立ち台に立ち、坂本らに水をかけられる姿を見て思わずグッと来てしまったのは私だけではないだろう。

宮國にこそ勝ちはつかなかったが、脇谷のお立ち台劇で終わった今シーズンの初勝利は、チームと我々ファンに今シーズンは序盤から楽しいゲームが続きそうな明るい予感を与えてくれるにふさわしい価値ある一勝だったと思う

明日は菅野が投げる

世間では冷たい批判をされることもある菅野投手だが、原監督は世間が言うような贔屓を最も嫌う人だと私は思っている。その昔、自分自身が父親が監督をしている中であえて厳しく指導されたように、菅野に対しても同様に接しようとしているように見える。

ましてや日本一連覇を目指しているチームの指揮官が個人的な感情で采配を振るうわけがない。菅野本人も入団の経緯から、ふがいないピッチングをすればバッシングされることは覚悟の上で入団しているだろう。

自分の夢を貫くため、あえていばらの道を選んだ菅野を目いっぱい応援してあげたい

まだ菅野のピッチングを生で見ていないが、開幕2戦目に指名されるだけの何かを持っていると現場の指揮官は判断したと思うし、事実、オープン戦では投げる毎に対応する器用さは持ち合わせている。今日の宮國とはまた違った緊張感をもって臨むことと思うが、今日の勝利の勢いを借りて結果を恐れずガムシャラに投げてほしい

あと、個人的に注目していた中日vsDeNA

巨人のゲームが早く終わったので、最後の瞬間を見ることができたが、ナゴヤドームで吉見vs藤井とくれば昨シーズンまでならば中日の勝利が半ば約束されたゲームだと思うが、ブランコが古巣相手に奮闘して逆転勝ち・・・中畑監督は本当にうれしいだろうなぁ~~~と思いながら、3塁側でヒーローインタビューを受けるブランコを見て

今年のDeNAからはなかなか貯金はさせてもらえそうにない?

と感じた一戦だった

(中日側にらしくないミスはあったけど)

明日は午後から直生もあるし、朝から高校野球も目が離せない、夜は各チャンネルのスポーツニュースをザッピング・・・・いよいよ野球好きにとってたまらないシーズンが始まったという気分がひしひしと湧いてきた。

ってことで、今シーズンも皆さんよろしくお願いいたします

追記

JSPORTSの「野球好きニュース」今年からは森繁和さんなのね・・・ノリ良すぎ、オモロすぎ、今日の森藤アナとのコンビは最高でした

(管理人:みんぐ)