ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

4/9 巨人 0-2 阪神 → 連勝ストップなれど宮國はナイスピッチングだった

巨人 0-2 阪神 対阪神: 0勝 1敗 0分

勝利投手:能見 2試合 1勝0敗0S

セーブ :

敗戦投手:宮国 2試合 0勝1敗0S

投手リレー

巨人:宮國→笠原 捕手:阿部

阪神:能見 捕手:藤井彰

本塁打

巨人:

阪神

甲子園球場

フジテレビONEにて観戦

(解説 田尾安志 片岡篤史 実況 大橋雄介 1塁側 山田康弘 3塁側 若田部克彦)

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球団史上初の開幕8連勝を狙った、阪神タイガースとの今季初対戦。先発の宮國は、阪神打線を3回までパーフェクトに抑えるなどすばらしい立ち上がりを見せるも、6回につかまる。西岡、マートン、福留にヒットを許し2点を失う。巨人打線は阪神先発・能見から得点を奪うことができずに5安打完封負け。開幕以来続いていた連勝は7でストップした

Yomiuri Giants Official Web Site

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なんか、毎年言っている気がするが、負ける時ってのはこんなもん

延長フルで選手使いきって疲労して・・・ってのじゃなくて良かったと思うしかないか。

前回のレポートで長野、坂本、村田、ロペスの右バッターがキーになると書いたけど、実はひそかに阿部にも期待していた。それは前のゲームで4安打を放ったからではなく、WBCで能見の球を生で受けていたから。苦い思い出の多かったWBCだけど、出て良かった点がいくつかあるうちの一つは、阿部が各球団のエースの球を受けられたこと。ついでに言えば、橋上戦略コーチも帯同してデータをとれたこと

それをどうペナントに生かしてゆくか・・・ってのに注目していたんだけど、今日の能見はデータがあったとしても無理だった。

8回のチャンスより3回のチャンスがもったいなかった。

先頭バッターの矢野が2ベースヒットで先制点のチャンスだったが、宮國が送る事が出来ず、続く長野、脇谷も返すことができなかった。両投手とも良い立ち上がりだったので、先制点を先に取った方が主導権を握れると思ってたが、その最大のチャンスを逃してしまた。ま、長野と脇谷のあのバッティングを見ていると、仮に1アウト3塁に進められたとしても得点できたかどうか怪しいが、ランナーが2塁と3塁では大きな違いなので、同じ結果となったかどうかは微妙で、送りバントを決められなかったことが悔やまれる

長野、ロペスは打てなかったが、村田、矢野、坂本と右バッターは出塁した・・・が、なかなか続かない。今日は逆にジグザグがあだになってしまったかもしれないな

マートンに打たれたタイムリーはストレートを狙い打ったマートンの勝ちで、まぁ仕方ないといえば仕方ない。問題は次の福留との対決。個人的には歩かせて新井との勝負の方が抑える確率は高かったと思うけど、勝負に行った。その場面、原監督は試合後に

Q:福留選手の場面は一塁が空いてることを考えてもよかったか

A:勝負は勝負でいい。ただし、置きにいく場面ではない。置きにいってはいませんがね

と答えている。置きにいってはいないということで、原監督も一定の評価をしているようだし、逃げてゲームを取るより若武者に経験を積ませて、成長を促したいということだったんだろう。おさえれば自信になるし、打たれれば宿題として次へのステップへの課題となる。

なんだかんだ言っても7回2失点1四死球は先発ピッチャーとしては十分な出来だし、これまでの巨人打線の援護があれば十分にお立ち台に上がっていた内容。惜しむらくは能見のピッチングが良すぎたという不運。

これまた原監督のインタビューにもあるように、開幕投手を務めたということは、これからも相手のエースクラスと当たってゆくという宿命を背負っているわけで、ひょっとするとしばらくは今日のような結果を続けることになるかもしれない。

それでも、3年目にしてそれだけの経験を積む事が出来るという貴重な体験を肥やしにして、これからも成長して欲しいと願っている

鳥谷を三振に取った球は素晴らしかったし、普段は感情が表に出ない宮國も思わずガッツポーズが出た。あの気迫をこれからも見せてくれれば、今後の巻き返しで2ケタは確実に期待できる

今日、0点だったことで、これまでの打線の勢いが止まってしまうのではないかと心配になるが、心配なのは長野だけで、ほかのメンバーに関しては自分らしいバッティングはできていたし、能見の球がキレっきれで配球も良かっただけなので、問題ないと思う。

厳しいなと思ったのは、矢野がスタメンで出ている関係で、終盤のチャンスに右の代打が大田になってしまうこと。今日の大田のバッティングは悪くなかったけど、相手にプレッシャーを与えるという意味では、まだちょっとオーラが足りない・・・。甲子園ということもあるし、追いこまれる前にレフト方向へ無理矢理でも引っ張った方が結果が出ていたかもしれない。

それと、9回にチャンスを作った後の阿部・・・一見すると、1アウト1塁だから二遊間を狙って強いゴロを引っ張った阿部の打ち方は正解のように見えるけど、次の村田の調子が悪くないだけに、あの場面はレフト方向へきれいな流し打ちをして欲しかった。手のつけられない時の阿部はそういうバッティングができているだけに、一発狙いで無いのならチームバッティングをして村田のレフトスタンドって筋書きもアリだったんじゃないかと思わなくもない。

(ま、どれも結果論だけどね)

連敗時に投げるよりも連勝時に投げる方がプレッシャーがかかるとよく言うし、中10日という難しい調整の中、宮國は良く投げたし、そうそう連勝も続かないもんで、巨人側へのダメージは余りないと思っておきたい。

明日は杉内vsスタンリッジと普通ならこれまた投手戦になりそうな戦いだけれど、気になるのは杉内の調子が上がらないこと。今朝のニュースによれば川口コーチのアドバイスでフォームのおかしな点を取り除くことが出来たから、調子は上向いてきそうだってことなので、そこらへんに期待して観戦したい。

そういえば、昨夜のプロ野球ニュースフジテレビONE)で「ストップ・ザ・ジャイアンツ」なんて企画があり、平松氏、金村氏がジャイアンツの打者にだってつけ込む隙はある、インハイを投げてのけぞらせ、アウトローを投げれば封じれるなんて言ってたけど・・・・

そんなピッチングが思うようにできたら、巨人打線だけじゃなくて、誰も打てね~よ!って思わずツッこんてしまった。さらに「各球団が巨人包囲網を敷いてエースをどんどんぶつけてゆかないとダメ、他の球団は逃げてる」なんて言ってたけど、カープマエケンを、DeNAはソトを、中日は吉見をぶつけてきた。全然逃げてねーんじゃねえの?とこれまたテレビの前でツッコミ。

相変わらずプロ野球ニュース解説陣は・・・って感じでオモロかった

そうそう、東野、移籍初勝利オメ!

移籍の経緯が経緯だけに、厳しい目で巨人ファンは見てしまうけれど、何にしても勝てて良かった

交流戦で対戦できることを楽しみにしてるんで、それまで頑張って結果を出し続けてください

(管理人:みんぐ)