ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

4/19 巨人 8-1 広島 → 結論、球場は関係なかった。まずは初戦勝利!

巨人 8-1 広島 対広島: 3勝 0敗 1分

勝利投手:ホールトン 3試合 3勝0敗0S

セーブ :

敗戦投手:久本 4試合 0勝1敗0S

投手リレー

巨人:ホールトン→マシソン 捕手:實松

広島:久本→梅津→河内→上野→菊地原→中崎 捕手:石原

本塁打

巨人:坂本2号満塁、 阿部4号3ラン

広島:

マツダスタジアム

TBSチャンネルにて観戦

(解説 衣笠祥雄 実況 小笠原亘

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連勝が途切れて迎えた広島東洋カープとの4回戦。ホールトンは初回に先制されるも、追加点は許さない。巨人は3回に坂本の満塁弾で逆転、5回にも追加点を入れると、8回、代打の阿部が3ランを放ち、ゲームを決めた。ホールトンは3勝目

Yomiuri Giants Official Web Site

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東京ドームでは内弁慶っぷりを発揮している今シーズンの巨人。飲み屋ではアンチから、やれドームランだの、ジャンパイヤだのと首位独走ながらいぢめられていたんで、このマツダスタジアムでの3連戦と29日からのナゴドでの3連戦、ここで打線が機能するようなら球場うんぬん、ビジターうんぬんはもう言わせない!ってことで、今日の初戦は何としても快勝してほしいと思っていたが・・・

見事に大量得点してくれました

で、結論としては球場は関係ない・・・と。

とにかく左投手をぶつけられる事の多い巨人。今日の先発久本は開幕戦で戦った相手。もともと中継ぎメインの投手なので、先発に転向した今シーズンはスタミナがないだろうから、二回り目以降になれば捕まえられるだろうと思っていたんだが、前回の対戦では4回で降板してしまい、捕まえることなく終わってしまった。

今日こそはと思っていたし、同じ左投手でも昨日まで能見、榎田と対戦してきただけに、正直なことを言うと、榎田クラスの投球でもされない限り巨人打線は抑えられんだろ?と思っていた。

思ったとおりだった・・・(苦笑)

なんか言いたいことは実況の小笠原アナと解説の衣笠氏が言ってしまったので、言葉を借りるようで嫌なんだが、カープはどうしても1ゲームに何度かミスが出る。守備のエラーだったり、四球だったり、走塁ミスだったり、配球ミスだったり・・・

そういったところに助けられた部分もあるけれど、逆にいえば、そういうところで生まれたチャンスをうまく得点に結びつけるのも野球のうまさの一つ

3回の寺内の内野安打もミスというにはかわいそうだが、流れが巨人に傾いたきっかけのひとつ

前日は発熱で途中で帰宅したという坂本の具合が心配だったが、そんな心配は杞憂に感じるほどの満塁ホームラン。

結果的にはこれでゲームが決まった

ここのところ、右方向への打球を意識してた坂本だけど、本来の坂本の良さは普通ではファールになりそうなインコースを、変態的ともいえる打ち方でフェアゾーンに運ぶのが特徴の選手。今日はそこまでってほどではないけれど、第1打席のショートゴロから最終回のヒットまですべてレフト方向と、らしいバッティングをしていた。逆打ちがうまくなると本来出来ていたことが出来なくなるなんて言われることも多いが、今日のようなバッティングが出来ると、これで調子がさらに上向きになるか?なんて期待をしてしまう。

そして坂本に匹敵する今日のヒーローの寺内もタイムリーを含む猛打賞で勝利に貢献した。オープン戦では好調で原監督に「今季一番成長したのは寺内」と言われながら、いざペナントが始まると、なかなか思うような結果が出ていなかったけれど、今日をきっかけに、その成長具合を今後は見せてくれそうな予感をさせてくれるバッティングだった。特に9回のセンターへのヒットが私の中ではいいバッティングだったなと思わせてくれる内容だったと思う。

これで、左投手なら寺内、右投手なら脇谷(or 松本)という2番でゆけるというのがほぼ確立されたのではないだろうか?こうなると2軍で練習中の藤村はよほど無双するか1軍で故障者でも続出しない限り出番は無さそうだ・・・

ボウカーがノーヒット、阿部がお休みでも寺内、坂本がカバーするという、誰かがダメなら他の誰かがカバーするという昨シーズンからの巨人の良いところが存分に出たゲームだった。

てっきり阿部は完全休養日かと思いきや、代打で出てきて3ランでとどめをさすあたり、バッティングの状態もあがってきた。阿部の場合は一度調子よくなると、しばらく手がつけられなくなるだけに、明日以降のバッティングにも期待がかかる

今日は移動日なしの遠征だし、ホールトンということで、實松がマスクをかぶったが、その實松もチャンスメーク、あわやホームランという当たりで決して自動アウトにはならない勝負強さを発揮した。

今の巨人は中継ぎを酷使しているほどではないが、それでもホールトンが8回まで投げ、マシソンを調整登板に出せるほどの戦いが出来た。

(だったら、ホールトンを打席に立たせなくても・・・と思ったが、本来なら完投させるつもりだったのか?)

休ませながら、若手を起用させながら、決して無理をさせず、しかも勝ち続けるという好循環が出来ていて、非常に良い状態で戦えているのが大きい。今後、さらに貯金が増えれば、下から若手をあげて、ドンドン経験を積ませる余裕も出てきそうな期待を抱かせてくれる

今日、笠原に代わって招集された中井。長打が打てる右の代打が手薄だったのもあってだろうが、合流していきなりチャンスが回ってきた(四球を選んだ脇谷に感謝だな)。

制球に苦しんでいた中崎相手に3ボール1ストライクとなった所で打ちに行ったが、あのカウントで中崎の状態(しかも満塁)を考えれば、100%ストレート待ちで打ち損じたらゴメンって感じで引っ張ってほしかったんだが・・・ライト方向に良い打球を打ったけれど、あの打ち方はフルカウントになってからでも良かったような気がする。

明日はマエケンなので、仮に出番があったとしても結果を出すのは難しいと思うので、アップアップの中崎から合流即タイムリーなんて事があったら、チームも盛り上がったし、中井自身も一気に調子にのれたかもしれないが・・・

今日、ニッポン放送(ラジオ)で解説の田尾氏も言っていたが、大田のバッティングに関してはリストが体から離れ過ぎていて、あれでは打てるはずがないと言われてた。私の意見も全く同じ、基本的にはインサイドアウトのスイングを心掛ければ、もともとパワーあるのだから体の回転を利用すればミートするだけで長打が生まれるはずなんだが・・・今シーズンすでに何度も言っているが、あの前屈みの構えでは回転で打つこともできず、結局手打ちになってしまう。それでも選球眼が良くてミートもうまく、粘る事が出来るならまだしも、変化球に体が泳いでしまうわけだから、マグレでジャストミートするのを待つしかない感じ。

坂本のような自然な構えで、自分の打ちたいポイントだけをひたすら待つことが出来れば、失投のないエースクラスならともかく、それ以外のピッチャーからは4打席に1度か2度くらいはチャンスがあると思うんだが・・・まぁ私の意見が的を得ているかどうかはともかく、打撃コーチがそろそろ何らかのアクションを起こさないと、今日、ファームでは亀井が実戦復帰したし、大田に残されたチャンスはこの先多くない。

今シーズンは打線好調でホールトンの3勝も納得ではあるけれど、それでも彼の時に援護が多い理由を研究してみる価値はあるな

明日は菅野vsマエケンか・・・

ファンとしては二人の投げ合いは非常に興味深いんだが、どうやら明日の広島地方は雨模様のようで・・・中止にならず、ゲームが開始されるようなら雨の中(しかも恐らく寒い)で菅野がどういうピッチングをするのか見てみたい。

同時にジャイアンツ球場ではファームのゲームがあって、G+で放送もあるので、忙しいTV観戦日になりそうだ

(管理人:みんぐ)