巨人 5-4 ロッテ 対ロッテ: 1勝 1敗 0分
勝利投手:高木京 13試合 3勝0敗0S
セーブ :
敗戦投手:益田 21試合 1勝2敗13S
投手リレー
巨人:沢村→笠原→高木京 捕手:阿部
ロッテ:グライシンガー→中郷→松永→益田 捕手:川本v江村
巨人:阿部10号ソロ
ロッテ:根元1号3ラン
東京ドーム
日テレG+にて観戦
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
前日に続いてセ・パ首位同士の一戦となった、千葉ロッテマリーンズとの2回戦。ジャイアンツは二回に、藤村のタイムリーなどで2点を先制すると、五回には阿部のソロホームランが飛び出し、3点のリードを奪う。先発の澤村は粘りの投球を続け、五回までを無失点に抑えていたが、六回に4点を失い、逆転を許してしまう。打線は六回以降、ロッテのリリーフ陣攻略に苦しんだが、1点差で迎えた九回に、長野が逆転タイムリーを放ち、サヨナラ勝ち。前日に逆転負けを喫したロッテに雪辱を果たし、交流戦初勝利を飾った
Yomiuri Giants Official Web Site
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
昨日は守備のミスで失点を与え、攻撃のミスで取れるべき点を逃して敗戦した。
チームとしては、その失敗をいかに反省して今日に生かせるかが問われる試合となる
初回、松本がつられて飛び出してしまったものの、相手の守備のミスに救われて思わぬチャンスに広がり、1アウト3塁という先制点のチャンスで坂本、阿部を迎えるものの、悲しいかな無失点に終わる
この時点でいや~な空気が流れる・・・
案の定、すぐさま、2回表に1アウト満塁というピンチを迎えるが、川本を三振に打ち取り、さぁあとピッチャーだ・・・と思いきや、グライシンガーにライト前に運ばれ・・・
るが、何とライトゴロでこの回を無失点でしのぐ
いやいや、こりゃ今日のゲームはどっちに転ぶかわからんぞ?と思ってたら、ロペスから連続ヒットでノーアウト満塁の大チャンス!やっぱりピンチの後にはチャンスは転がってるなと思ったが、迎えるバッターは8番藤村と9番澤村・・・藤村がホームゲッツーでも食らおうものなら澤村で終了して、無失点もあり得るなと半ばあきらめの気持ちで見ていたら、(個人的には)まさかの藤村のタイムリー!!!!さらに澤村の内野ゴロの間に1点を追加するという思ってもみなかった展開に
さらに1アウト満塁とチャンスは続くが、松本、坂本が倒れ、そこからの追加点はなし
流れ的にも下位からつないだチャンスだし、ここは一気に大量得点といかないといけないところ、ラッキーともいえる形で2点は入ったものの、昨日と同じくある意味これは攻撃のミスともいえる終わり方で、またまた嫌な予感がよぎる
立ち上がりに苦しんだグライシンガーも徐々に立ち直り、つけいる隙が見つからないまま回を重ねるが、5回に阿部がソロホームランで3-0となる。
昨日の反省を生かすのであれば、この点差をなんとか保ったまま終盤までもつれこんで、勝利を手にしなければいけないのだが・・・・
6回に澤村がつかまり、あろうことか逆転される羽目になる
おぃおぃ、このままじゃ昨日と同じ展開じゃんかよ、なんにも反省がいかされてねーよ!と、ほとんどの巨人ファンが思ったんじゃなかろうか?
事実、9回裏を迎えるまでチャンスらしいチャンスはなく、というか8回のチャンスに村田がサードゴロに終わってしまった時点で、昨日の悪夢が蘇ってきた。
しか~~~し!昨日と違った点が1つ
今日のビハインドはわずか1点、9回裏に先頭バッターが出塁することができれば、相手にもきっとプレッシャーになるはず!と思っていたら、代打石井がきれいにセンター前にヒット。江川氏の解説と同じく、てっきり立岡に送らせると思っていたが、足の速さを考慮してか思い切って打たせたことが功を奏し、内野安打に!これも1点差で先頭バッターが出たことによる相手へのプレッシャーの効果と思うのであれば、あきらかに昨夜とは違うという雰囲気を出してくれた(ま、セカンドが取っててもタイミング的にセーフになってたと思うけどね)。
ノーヒットでも、なぜかおいしいところで打つんで外すことができない長野が、そのとおり、決勝タイムリーを放ってなんとかサヨナラ勝ちを収めた結果になった
7回裏にセカンドゴロなんだけどギリギリアウトになった立岡の足とバッティングの思い切りの良さを見た時に、あぁ大田や中井とは違う、ハングリーな一面を見たなと期待感を持ったのだが、おそらく同じような感じを原監督も持ったのかもしれない。あの内野安打で1塁に逆転のランナーとして生き残ることが出来たこと(1塁があいていない)で、ロッテバッテリーは長野と勝負という選択肢をとることになり、長野自身は最悪でもゲッツー崩れで同点、もしくは犠牲フライで同点というくらいにハードルが下がったことで、あのバッティングが出来たと考えれば、今日のヒーローは間違いなく立岡だったんじゃないかと思う
ファームから上がってきても、なんかガツガツした気迫を見せることなく下へ戻ってしまう若武者が多い中、立岡には「このチャンスを絶対にものにしてやる!」という気持ちが前面に伝わってきて、ついつい応援したくなってしまった
先に3点を先制しながら逆転されて終盤を迎えるという昨夜と同じ展開をされながら、何とか勝つことが出来たのは、ある意味ラッキーだったといえるかもしれないが、あのまま負けて2連敗スタートとなるか、パリーグの首位ロッテと5分で終わるかでは、次のゲームへのプレッシャーが段違いなので、今日の1勝は単なる1勝以上の価値があったと思う
だからといって、喜んでばかりはいられない
澤村はボールが終始高めに浮いていたし、村田もここで1本欲しいというところで凡打し、亀井も結果を欲しがって何でも振りにいってしまう病になりつつある。
阿部が復調傾向なのは朗報だし、ロペスも落ちてきたか?と思うと、すかさずヒットを重ねるあたり、クリーンアップはかろうじて調子を保っているのが幸いだけど、打線全体が勝負強さにかけているので、ちょっと相手の投手が良いとなかなかつけ込めないのは課題か・・・(ま、それは巨人に限ったことではないと思うけど)
まぁ内容はともあれ、せっかく勝ったんだし、愚痴は控えめにしておこう
それよりなにより、8回裏2アウト1,2塁の緊迫した場面で、バックネット裏最前列にいた女性二人・・・何を話していたのか、大爆笑をしていたのが気になって、気になって仕方がなかった、いったい何にあれほどウケていたのだろうか?(笑)
それにしても、ロッテは鈴木、岡田、荻野、根元と小柄ながら足があってパンチ力も思い切りもある選手が多いな、藤村、橋本、寺内あたりは彼らの思い切りの良さの秘密をぜひとも自分のモノにしてもらいたいと思う(松本に関しては、先の4人に引けを取っていないと思うが)。
(管理人:みんぐ)