ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/29 巨人 2-3 ソフトバンク → 阿部の不敗神話が止まった。ここから何か動き出すのか、それとも・・・

巨人 2-3 ソフトバンク 対ソフトバンク: 0勝 2敗 0分

勝利投手:寺原 6試合 3勝3敗0S

セーブ :岩崎 23試合 1勝0敗1S

敗戦投手:澤村 9試合 2勝4敗0S

投手リレー

巨人:澤村→笠原→高木京→山口 捕手:阿部

ソフトバンク:寺原→藤岡→森福→千賀→岩崎 捕手:山崎

本塁打

巨人:阿部13号ソロ

ソフトバンク:長谷川4号3ラン

東京ドーム

日テレG+ にて観戦

(解説 水野雄仁 実況 佐藤義朗

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東京ドームで行われた福岡ソフトバンクホークスとの2回戦。先発の澤村は一回に長谷川に3ランホームランを浴び先制を許してしまう。打線は四回に阿部のソロホームラン、失策絡みの得点で2点を返す。しかしソフトバンクのリリーフ陣からあと1点を奪えず、2対3で敗れて今カード2連敗となった

Yomiuri Giants Official Web Site

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昨夜の記事に対していただいたコメントの返信に

> 澤村の今日のピッチングが今後しばらくを左右することになるかもしれません。チーム状態が悪い時に良くなるきっかけを与えられるのか、それともさらなる沼への誘い水となるのか

というのを書いたんだけど、初回の失点の仕方、その後の四死球の連発に「悪い方にあたっちゃったか?」と感じたゲーム

終わってみれば、その後打たれたヒットは松田の1本だけではあるけれど、結果的には最初の3失点が敗因となってしまったわけで、澤村には弁護をしてあげようにも言葉が出てこない。

ホールトンが登板の時だと、初回の3失点でも何とかなりそうな気はするんだが、澤村の時には味方打線もなかなか援護がうまくゆかない。テンポの悪さや失点の仕方など様々な原因はありそうだけど、個人的に感じるのは・・・空気かな?

本人は何とかしようと懸命に投げているんだろうけど、チーム内に「頑張っている澤村を何とか援護しよう」という空気感みたいなものを感じない(というか、みんな自分のことで精いっぱいなんだろうけど)。どうしても独り相撲をしているように見えてしまうし、相手バッターと戦っているというよりも自分と戦ってジレンマに陥っているように見える。

球威とコントロールを両立させることが簡単にできれば苦労はないが、1年浪人した上で「投手に必要なのはコントロール」だと気づき、それを磨いた菅野の爪の垢でも・・・と言いたくなってしまうのは私だけ?

一方で、そのあとを受けた笠原、高木京、グッさんは見事なノーヒットリレーで完ぺきだった。笠原にはまだ粗削りなところはあるが、それが今は良い方に転がっている。結果を恐れずに自分のピッチングをしようとする姿は見ていて応援したくなる。

高木京も先発転向から中継ぎに戻る過程で発生した違和感のようなものも払拭し、ゲーム中の解説にもあったようにフォームを昔に修正することで、安定感が戻ったような気がする。

先発が何とかゲームを作りさえすれば、とても連敗するようなチームではないはずなので、内海キャプテンが先頭となって先発投手陣の気持ちを一つにして欲しい

攻撃については今日は大胆にオーダーを変えてきた

昨シーズンは打線が機能しなかったカンフル剤として1番坂本を3番にし、長野を1番にすることで浮上のきっかけを作った。今シーズンは今がタイミングと判断したか、ここで坂本を1番にして長野を5番に変更。3番に関しては、亀井の状態が良いこともあるだろうけど、まぁ消去法で亀井を持ってきた感じか

結果として負けたわけなので、機能したとは言い難いけれど、打順は・・・ねぇ。

個人的には阿部が四番としてどっしりといてくれれば、あとは誰を何番に持ってきても、本来はそれなりに役割を全うしてくれる選手たちだと思うので、線としてどうとかいうよりも気分転換的な意味合いが強いのかな?と思う。

とはいえ、村田のようにチャンスに弱いバッターもいるし、ポイントゲッターの前に足の遅い選手を並べても大量得点には結びつかないので、ある程度の特性ってのはあるとは思う。足がそこそこ速く、出塁率の良い選手を並べさえすれば阿部が何とかしてくれるってシンプルに考えるのが良いとは思うんだけど・・・・出塁率的には誰もみな同じようなもんだからなぁ。その時、その時、調子の良い選手を並べるしかないか(涙)

それ以上に交流戦に入ってから感じることだけど、打順とかではなく全体的にバッティングそのものがおかしくなっている気がする。あくまでも個人的な感想だけど・・・

配球や球種を絞って打つにしても、対戦成績の少ないパリーグ投手相手では、出塁することや繋ぐことばかりに意識がいってしまい、そもそも力強いスイングができてないように見える。データ不足もあるだろうけど、パワーピッチャーの多いパリーグの投手を相手にして、差し込まれてファールになる場面が非常に多い気がする。

ホームランよりも次につなぐバッティングを・・・というチームプレーは悪くはないが、度が過ぎると本来の自分の良さを失ってしまうことになりかねない。特に東京ドームのように一発が出やすい球場でやる場合は、追い込まれる前にストライクを打つのにプラスして、力強く振るという意識がないと、単にカウントを稼がれるだけでむしろ相手を助けてしまう。

その証拠に引っ張りすぎてファールというバッティングを見ることがほとんどなく、今日で言うとできていたのは阿部くらいか?

もちろん、そんな簡単なもんではないってのは重々承知しているが、アマとはいえバッティングを教えている身としては、ちょっと違和感を感じる今の巨人打線。中井のセンターフライにしても、長野のライトフライにしても、もう少し力強く押し込む意識が頭にあったらスタンドまではゆかなくても、外野の頭を越えるくらいの打球にはなっていたのではないかと思う。

村田も同じ、結果を欲しがるあまりミートすることに重きが置かれて、相手へのプレッシャーになってない。阿部の特大ファールのように1,2の3でスイングして大ファールでも打てば、相手バッテリの方が失投はヤバイって勝手に警戒してくれて、配球も球威も変わってくるってもんだ。

さらに言えば今シーズンは単独スチールが少ない。鈴木が出た時ですらエンドランかけたりする状態で、今日の藤村の代走の場面なんてもってのほか。バッテリは一応警戒しているが、ビビってはいないので打者への補助になってない。単独スチールで失敗して批判されるケースはよほどのことがない限り無いので、もっと積極的に走ってもイイ。

千賀の球は速かったとか、フォークが切れていたなんて言い訳も聞きたくないし、弱気な発言も耳にしたくない。速かったけど次は打つ!くらいのコメントを残して球場を後にしてもらいたいもんだ

これで交流戦の半分が終了

終わってみれば、チーム状態の悪さのわりに借金1で済んでいるのは不幸中の幸い。さらには阪神も付き合って負けてくれたので、ゲーム差も変わることなく折り返せた。

まだツキには見放されていないと思うし、交流戦の優勝だって狙える位置にはいるので、もう一度立て直して、何とか後半戦に巻き返してほしい

それにしても、昔からだけど水野氏の解説は・・・・小言ばかりで、まるでアウェーでの解説のよう。選手としてもコーチとしてもOBだからマイナス発言が多くなってしまうのはジャイアンツ愛の形の一つなんだろうが、SKY-A や GAORA阪神戦とかだったら、あそこまでホームチームへの小言は言わない。

もちろんチームが良くなるために言っているのはわかってはいるけれど、見ている視聴者のために良いところもドンドン伝えてほしい。これなら川藤氏やアニキ金本の解説の方が巨人ファンとしては聞いていて、ポジティブになれる。

言ってることは的を得てることが多いので・・・・余計に気になる。

あと、今日の実況の佐藤アナ、選手の言い間違い多過ぎ、そして噛みすぎ。坂本と澤村を何回言い間違えれば気が済むんだと小一時間・・・

あ~負けた試合の時は、ゲーム外のことまで愚痴っぽくなるわ(涙)

(管理人:みんぐ)