ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/31 巨人 3-4 ロッテ → こういう時こそ、ガツガツしたやつが欲しい!

巨人 3-4 ロッテ 対ロッテ: 1勝 2敗 0分

勝利投手:唐川 9試合 3勝3敗0S

セーブ :益田 28試合 1勝2敗17S

敗戦投手:ホールトン 9試合 4勝2敗0S

投手リレー

巨人:ホールトン→青木→香月→高木京 捕手:實松→井野

ロッテ:唐川→松永→益田 捕手:川本

本塁打

巨人:

ロッテ:井口10号2ラン、 鈴木2号2ラン

QVCマリン

BS-TBS にて観戦

(解説 槙原寛己  実況 小笠原亘

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QVCマリンで行われた千葉ロッテマリーンズとの3回戦。巨人先発のホールトンが一回と四回に2ランホームランを浴び、相手に先行を許す試合展開となった。打線はロッテ先発・唐川に要所を締められ、六回まで三塁を踏むことができない。ようやく七回に1点、八回に2点を奪い1点差まで詰め寄るが、反撃はここまで。マリーンズに敗れ、連敗は3となった

Yomiuri Giants Official Web Site

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まぁ端的に言えば「投打がかみ合わない」のひと言

ホールトンの4失点、2ランx2のどちらかでも防げていれば・・・という感じで、結果的にはロッテが守り勝ち、巨人は攻めきれなかったという図式で、追いつくチャンスがあっただけに悔しさの残る敗戦になってしまった

原監督の言うように皆がもがいているのはわかる。先発投手は何とかオレで勢いをつけたいと思っているだろうし、攻撃陣は何とかして援護を!と頑張ってる。ただ、その思いが強すぎるかなぁ~~~雰囲気的には去年の4月のどうにもならなかった時に似てるっちゃあ似てる。

こういう皆が敗戦の責任を自分に押し付けてしまいそうな空気の時は、チーム状態がどうだろうが、自分のことに必死になれるヤツが一人、二人いると変わる

そういう点から見れば、立岡やガッツ、寺内、井野らの1軍当確ラインにいる選手の頑張りが、チーム浮上のきっかけになりそうな気がするんだが、どうだろうか?少なくとも投手陣は、笠原、青木、そして今日投げた香月らは、少しでも不調なそぶりを見せれば下で待ち構えているほかの投手といつ入れ替わることになるか、わからないという崖っぷちの選手らしい働きを見せてくれている。

そんな中、今日は寺内、ガッツにヒットが生まれた

特にガッツのツーベースは得点のきっかけを与えた貴重なヒット。ストレートに的を絞って、1,2の3で打つ”らしい”ライナーで「そうだよ!こういうバッティングが見たかったんだよ!」とTVの前で声を張り上げてしまった

打線全体が狙い球を絞っているのに一発で仕留められないのは、何とか当てて繋ごうとする意識が強すぎるから。ファーストストライクを狙っているのにファールになってしまうのも、繋ぐ気持ちの表れ。甘い球をスイングしているのであれば、それをフェアゾーンに落とすための強い意志を持って打席に立ってほしい。

相手の球威が勝っているといえばそれまでだが、そういった打ち損じを連発するようでは、日本一の連覇は難しい

ブランコが今の好調の原因を、打てない球を捨て、甘い球を見逃さないことだと言っているが、それがまさにバッティングの理想。三振を恐れるばかりに難しい球をカットして粘るのも悪くはないが、そういったボールを追いかけることで、甘い球の仕留め率が落ちているという側面もあると思う。

たとえば、松本、亀井(ここはあえて亀井も入れる)、矢野、寺内といった選手たちは粘っていい。長打力のあるバッターでも坂本や阿部といったコースにあわせて広角に打てる選手も、状況によっては・・・いいか

ただ、長野、ロペス、村田といった選手らは打てないと思ったら手を出さず見逃し三振をする勇気も必要なんじゃないかと思う(長野は見逃し三振は多いけどね)。好調時(4月中旬まで)の村田のようにどこに来てもボールがしっかり見えてて、打てるような気がしている時でさえ、打ちにくい球は見逃してもイイ。昨シーズンは橋上コーチの指示で「見逃し三振OK指令」が出てあたりから状態が復調したと思うが、今シーズンはそういった割り切った指示は果たして出ているだろうか?

攻撃のターンなのに気持ちは守りに入っているような気がして、負の連鎖になっているように見えるので、負けてもいいから「何かを徹底する」ことで、選手のプレッシャーを取り除いてあげるような、そんな後押しをする采配、もしくは指示が出ていることが見えるだけで、随分と空気が変わりそうな気がするんだけど・・・・打順の入れ替えとか、そんなことじゃなくてね。

ところで、3回の寺内ヒットでノーアウト1塁の場面・・・・あそこは犠打でしょ派と強硬でしょ派に分かれそうな気がするんだが、これを読んでる皆さんはどっち派ですか?

ちなみに私は犠打でしょ派です。2点リードされてはいるけれど、まだ回は3回、1点取って1点差に追いすがることで唐川のピッチングに変化が出るかもしれない可能性を考えれば、ハッキリとバントを命じて坂本にかけるべきだったと私は思ってます。

(個人的にはさらに寺内ぃ単独スチールで走れ!と心の中で叫んでました)

もひとつ言えば、9回に石井が出て井野を迎えた場面。ここは逆に1アウトから犠打を命じたんだけど、個人的には鈴木の単独スチールにかけてから犠打にしてほしかった

鈴木が走ってアウトになり、2アウトランナーなしになって負けるのなら、仕方ないと思っていたし、成功して2アウトランナー3塁で坂本を迎えたら・・・ロッテバッテリーは坂本、矢野、長野のだれかで勝負しなければいけない選択肢になり、ランナー3塁という事でワンバウンドになるような低めのボールを配球しにくくもなる。

相手へのプレッシャーという意味では、仮に2アウトなったとしてもランナー2塁ではなく、3塁に置くという攻めの采配が見たかった

もちろん、それで勝ててたかどうかなんて誰にもわからないが、ファンとしては鈴木が走ってアウトになって負ける方が、「やることはやったんだから仕方ない」と思えるような気がするんだが・・・・

ホールトンの話題?いやぁ無いでしょ

自分でも驚いたのが、初回に2ランホームランであっさり先制されたのに、さほど驚かないというか、動揺しないというか、ホールトンの失点になれてしまった自分の気持ち。

すかさず、いやいやこれじゃあダメだと自分に釘を刺したけれど、むしろ2点くらいならいつもより良しとするか?なんて考えが頭をよぎった時点で「これはかなり(私が)重症だな」と思ってしまった(涙)

今日で5月は終了、結果は11勝11敗1分けできれいな5割。4月の貯金があったので、チームの雰囲気のわりにはダメージは少ない気はするけれど、11敗のうち4連敗、3連敗、3連敗と10敗が連敗しているのはマズイ。勝ち負け交互なら気持ちの切り替えもしやすいけれど、連敗の場合は妙なプレッシャーがかかって、さらなる連敗に繋がるケースもあるので、例え5割だったとしても連敗体質だけは何とか脱却しておきたい

ルーキーに連敗脱出を託さなくてはいけないのが悲しいが、現状で安定しているのは菅野一人なので、何とか成瀬に投げ勝って連敗脱出を連勝スタートのきっかけづくりにして欲しい。

ってことで、週末だし、すみませんがこれからヤケ酒飲みに行ってきます(汗)

(管理人:みんぐ)