今日はＧＡＯＲＡで日ハムと巨人のファームの試合の中継があるので、録画してＴＶ観戦。仕事がなけりゃ車飛ばして鎌ヶ谷まで行きたいところだった・・・
注目は何といっても交流戦明けの復帰が期待される宮國のピッチング、そしてもうひとつ大谷と巨人打線（２軍だけどね）の戦い。ぶっちゃけ、レコーダーのスイッチを入れた瞬間、１軍の試合のゲーム前以上にワクワクしている自分がいた。
さて、その宮國
ちょっとゆったりとしたフォームになったかな？厳密に比べてないんでわかりづらいけど、感覚として足を上げてから投げるまでの間が非常に良くなったように見える。今日は球速を意図的に抑えていたか、それとも今の調整がそうなのか、キレよりも制球を重視している感じで、特に右打者のアウトコース（左打者のインコース）へどれだけキッチリと投げ込めるか、それをテーマにしているようなピッチング
高さこそちょっと危うい感じもあるが、ストライクゾーンギリギリを通過するストレートを連発していたので、ファールにされることはあってもヒットゾーンに運ばれることは無く、見ていて安心感のある投球で、結果的には７イニングを被安打４で自分が出したランナーが失点に絡んでしまったので、失点２がついているけれど、まぁ無失点だったと言ってもいい内容だった。
GAORA解説の水上善雄氏は「全くもって問題ないでしょう」を連発していたし、それは画面からも感じた。あくまで２軍のバッター相手の勝負なのでうのみにするのは避けたいけれど、カーブでも容易にストライクがとれ、コントロールに苦しむそぶりも全くなく、フィールディングにも余裕が感じられたので、見ている私としても「もう１度、１軍で投げる姿を見てみたい」と楽しみになった
後続は宮國が作ったピンチに登板した星野が打たれて失点したものの、その後を投げた越智ともども、病み上がりという事を考えれば、今は投げてくれるだけで上々。越智は球速こそ 140km/h そこそこだけれど厳しいながらも投げる喜びが伝わってくる表情だし、回復は順調そうに見えたので、ちょっと安心
ラストを締めるはずだった一岡がサヨナラを浴びて、ゲームは負けてしまったのが、敗戦以上に残念ではあるけれど、１軍に暗雲が立ち込めつつある中、交流戦明けには宮國という開幕投手を務めた若武者が帰ってくることで、チームの空気が少しでも良くなればいい
他、ちょっと目立った選手と言えば、脇谷、藤村のセカンド組
脇谷が３打数２安打でアピールしていたが、今日キレッキレの動きを見せていたのは３番に入って４打数２安打１四死球の藤村。
セカンドの守備では、ギリギリ追いつきそうなボールを予測と早い始動で難なくおいつき、ノーモーションでスローイングするなど軽快な動きを見せ、打席では相手の配球を見ながらケースにあったバッティングをするだけでなく、しっかりとボールを見て四球を選ぶなど、３番というよりも２番にふさわしいプレーをしていた。今日一日の動きだけ見ていれば「この動きでなんで１軍に上がれないの？」と思ってしまうくらいだが、今日と同じようなことが１軍のピッチャー相手に出来るか？と言えば、微妙なところ
同じく２安打を放った橋本にしても、もう下でやることは無いだろうというくらいの内容だけれど、上はそんなに甘くない。長野が不振だからと言って、橋本がいるから大丈夫とは言い切れないのが１軍と２軍の差
だけれど、このまま結果を残し続ければきっとチャンスがあるので、もっともっとアピールしてほしい
それと河野が４打数３安打、うち１本は大谷から打ったホームラン
もともとバッティングの上手いキャッチャーではあるけれど、このままリード面も含めて順調に育って欲しいなと思うし、うまくゆけばまた近いうちに上からお呼びがかかりそうだ
大谷のピッチングに関しては、今日のニュースでも取り上げられたので、見た人も多いと思うけれど、中日戦の初勝利の時よりもさらにピッチングが洗練されてきたと感じた。球に勢いはあるけれど、まだまだ粗削りですっぽ抜けたり大きく外れるボールがあるというのが私の印象で、確かに今日もそういったボールはあったけれど、序盤から制球重視でどこぞの筋肉ピッチャー（笑）のように自分と戦うのではなく、しっかりと相手バッターと戦えていることに、「本当に高卒ルーキーか？」と思ったし、後半になるにしたがってギアを切り替えて球速を上げてゆくなど、先発で何年もやっているんじゃないかと思わせるピッチングだった。
ストレートとわかっていながらファールにさせてしまうキレがあって、それをさんざん意識させられたところでチェンジアップ・・・制球が落ち着いている状態の大谷を打ち崩すのは難しい。やっぱ並みの投手じゃねーな、軸のぶれない柔らかいバッティングもそうだけど、こりゃ確かにどっちで育てるか迷う・・・・気持ちもわかる
問題なのは大田・・・・
今日は４三振と大谷に弄ばれたようなバッティング。何も三振が悪いと言っているわけでは無いのだが、内容が悪い。甘い球を見逃し（or ファール）て追い込まれ、外角に変化球がくるのがわかっていながら、逃げてゆく変化球を力なく振って三振と、まるで村・・・（アグッ！）を見ているような残念な三振。
配球を読むとか、ストレート狙いを見せて、実は変化球を狙うみたいな頭を使った駆け引きを覚えてもいい年頃だと思うが（笑）、バットにボールを当てることに精いっぱいで、自分のスイングが出来てない。追い込まれる前にフルスイングを見せることもあったが、狙っていた球なのかどうか、根拠があって振っているのかも怪しいくらいで、こりゃまだまだ時間がかかる・・・いや、時間がかかっても上がってくれればいいが、このまま迷走が続きそうな感じで不安だ
中田を育てた水上氏は中距離ヒッターだと言っていたが、いやいや、大田のパワーはそれだけで相手にとって十分脅威なので、もっと力強いスイングをアピールしてバッテリーにデカイの打たせたらヤバイと思わせ、配球を狭めて狙い球を絞りやすくするなどの工夫が欲しいな。駆け引き無く、来た球を本能で打つのでは結果が出ないってのは、ここ数年で覚えたはずだしな。
本当なら長野の調子が落ちている今シーズンは、昨シーズン終盤に見せたくらいのバッティングで「ちょっと使ってみるか？」という気にさせるくらいチャンスだったはずなのに、そのチャンスをこのまま逃しているようでは寂しい限り
明日の鎌ヶ谷にはヨシノブが実戦復帰で戻ってくるらしいけど、残念ながら中継は無いようだ。天気も雨模様っぽいので中止になる可能性もあるが・・・
ってことで、かなり主観が入ってるけど、今日中継を見れなかった人のために、気になったところをレポートしてみました
（管理人：みんぐ）
