ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

6/25 巨人 6-4 広島 → ミラクルダブルスチールで完全な負け試合を勝ちに結び付けた!

巨人 6-4 広島 対広島: 8勝 1敗 1分

勝利投手:アコスタ 2試合 1勝0敗0S

セーブ :西村 31試合 2勝2敗17S

敗戦投手:河内 29試合 1勝1敗0S

投手リレー

巨人:菅野→アコスタ→山口→西村 捕手:阿部

広島:野村→今村→河内→ミコライオ→小野 捕手:石原→會澤

本塁打

巨人:

広島:安部1号ソロ

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

JSPORTS 1 にて観戦

(解説 達川光男橋本清  実況 島村俊治

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小雨が降りしきる中、マツダスタジアムで行われた広島東洋カープとの10回戦。ジャイアンツ先発の菅野は初回に先制を許すと、二回にも味方の失策で失点し序盤に3点を奪われた。打線は六回、阿部の2点タイムリ二塁打で反撃を開始すると、2点ビハインドで迎えた八回に、代打・矢野、村田の連続タイムリーで一気に4点を奪い逆転に成功した。その後は山口、西村と無失点でつなぎ逆転勝利。終盤の逆転劇で勝利したジャイアンツが連敗を止めた

Yomiuri Giants Official Web Site

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今日は誰もが8回のダブルスチールについて、ひと言、ふたこと言いたいことがあるんじゃないかと思うけど、とりあえず私的には今日のポイントはガッツの四球だった

2点ビハインドの8回で、長野が倒れ、今日絶好調だった亀井がヒット、坂本が粘って四球を選び、さぁ阿部の一発!と期待したところであえなく三振。2アウト1、2塁で今季初先発のガッツに回ってくるが、正直言うとガッツが河内からヒットを打てる気配が全くなかった。食事をしながらカミさんとTVに釘づけだったが、その時私は「今日のガッツは河内からヒットは絶対に打てない、この試合はこれで終わったかも?」と言ってた。

が、ここで原監督はダブルスチールのサイン!そしてこれが見事成功

雨で下がぬかるんでる中、左バッターのガッツの場面で走らせたこともスゴイが、それを成功させたことがまずはスゴイ。

2アウト2、3塁になったからということではないだろうが、それでもガッツを打ち取ればこの回は無失点で終わる。ガッツは一打同点のチャンスなわけで、打ちたい気持ちがふつふつとわいて来たろだろうけど、四球を選んで次につないだ。1塁があいたことで半ば歩かせるという選択肢からのボールではなかったと思うし、最後は明らかなボール球ではあったけど、ここでガッツが生きたことで、思わず私は「あれ?いけるか?」という言葉を発していた。

ピッチャーは河内からミコライオへ「あぁ~~~~前の回に石井を使っちゃってるよぉ~~~矢野かぁ~~~、ミコを打つのは簡単じゃないけど、代打での矢野の準備と集中力はハンパねぇからなぁ」と言ってる間に、見事にセンター前へ同点タイムリー。

「よっしゃ、これで8回から勝ち継投をつぎ込める、最悪引き分けでも今日のゲーム内容を考えれば御の字だ!」と思っていたら・・・・

さらにダブルスチール

もう走ってこないだろうというカープバッテリーの思い込みか?途中で退いた石原がマスクをかぶっていたら、もっと慎重だったかもしれないが、結果的に相手のすきを突くことができ、ファーストが空いたことで、村田のファーストゴロは勝ち越しタイムリーに化けた。

1点ではなく、2点差に出来たことで今日のゲームはほぼ巨人のもん、グッさん、西村のリレーでしっかりと締めて3連戦の頭を取った

ゲーム前は、明治大 vs 東海大の同級生対決に注目して、投手戦になると予想していた・・・・4月20日は同じく雨のマツダスタジアムで菅野はカープ打線に投げ、雨にも強いことを証明していたし、何も心配してなかったんだが、今日の菅野は悪かった

解説の達川氏は今日は審判との呼吸が悪いですねと菅野を多少弁護していた。確かに外角ギリギリに投げたポール、低めいっぱいのボールなどで、ストライクと判定されても良さそうなコースがボールとなり、そこから少し入れてゆかなきゃいけないってところで、センター返しを徹底していたカープ打線につかまっていた部分もある。

が、特に1、2回はこのままじゃ5回はとても持たないなと思うくらいアップアップしているように見えた。

ただ、そんな中、2、3、4、6回は最後の打者を三振で仕留めるらしいピッチングも見せたりして、1イニングに大量失点をしないってところは評価したいし、最終的には6回を投げ切ることで天候の悪い中、ゲームを完全にぶち壊しにしなかったのはさすが。

(ってか、坂本のエラーが無ければ最悪でも同点以上で終わらせられていたかもしれない)

昨夜の週刊ジャイアンツでは原監督も「彼は失うものがないから、常に100%で」と言ってるので、おそらく目いっぱいのピッチングだったろう。仮に今日負けだったとしても、この経験は今後に生きてくると思うし、引き出しに何か得るものを1つ入れることができたと思えばまぁいっか・・・・って思いながら見てた

中9日の調整は初めてだったし、そろそろプロ野球の雰囲気にも慣れてきて、ちょっと緩むところもあったかもしれない、目に見えない、身体に感じない疲れもあるだろうし、弁護する言葉には事欠かないけれど(攻撃陣に助けられたとはいえ)結果的に負けなかったという事実は、これから先エースを目指す菅野にとって大きなキーポイントのひとつになったかもしれない

(悪い出来だったので、あえて褒めてみました(笑))

一方の攻撃陣は・・・・初回、どうしちゃったの?というくらい悪かった野村から、4番がゲッツーでチャンスを潰すという最悪の結果ではじまり、1点を先制されてから2回には5、6、7番が三者連続三振という、そこから先点が取れるのだろうか?という不安な立ち上がり

特に序盤は阿部がタイミングあっておらず、実況の島村氏が「闘志が感じられない」と言っていたように、なんか心ここに非ずな感じに見えた。さらに5番のガッツ、6番ボウカー、7番村田、8番立岡も野村に翻弄され、とても打ち崩せる感じに見えず、坂本のエラーもあって序盤に3失点したこともあって、完全に負けオーラがベンチを漂っていたと思う。

それでも阿部は3度目の正直で6回にはタイムリーを打ったし、(私は)ごっつあん殊勲打だと思っているが、村田にタイムリーも出た。エラーで足を引っ張った坂本もバッティングで返そうと2安打+四球と塁に出たし、何より勝ったんだからこれ以上いぢめるのも可哀想か?(苦笑)

ガッツも久々のスタメンだったのでリズムが取れなかったと思って、明日に期待するとしよう

正直なところ最後まで野村に投げられていたら、この逆転劇は無かったかもしれないし、野村監督はダブルスチールx2を(本来なら自分たちが仕掛けるのが得意なはずだし)決められたこともあって、今頃相当悔いてるだろうな・・・

ロペスが離脱し、ホールトン、福田を落として中井とアコスタを上げてきた。

中井の昇格は正直「早くね?」と思ったけれど、父親に相当怒られたみたいだし、ファンから目覚まし時計もプレゼントされ、5つの目覚ましで起きてるって話で、本人はいたく反省しているようだ。不調で落ちたわけでは無いので、あまり長く離脱させるとせっかく掴みかけている何かまで失ってしまうかもしれないから、まぁこれくらいでいいのか?

ただ、内海が右足首をひねって明日の先発を回避したということで、ロペスの離脱と相まって不安な要素がチラホラと見え隠れしてきた。

が!!!

今日、昼間にジャイアンツ球場で行われた日ハムとのファームの一戦。G+で放送していたので録画してチェックしたが、

藤村が人生初のホームラン、谷も完ぺきなホームラン、ヨシノブはフルイニング出場し、4打数1安打1四死球と打つ方に関しては問題なし、上ではチャンスなく終わってしまった大塁も2打数1安打、脇谷も打つなど野手に関してはベテラン、若手共いつでも呼んでくれ!って感じで頼もしかったし、先発の小山も7イニング 87球 被安打4 四死球1 奪三振6 失点1と(調子そのものは今一歩に見えたが)アピールしていた。

残念ながら明日の内海の代役は笠原が投げることになったが、宮國の復帰は既定路線だとしてもホールトンの穴に関しては、小山も十分に可能性があるなと思える期待感だった

個人的には左の坂本になれると期待している辻も1度でいいから今シーズン中に上の雰囲気を経験させてやって欲しい(今日は2打数1安打、2点タイムリー)のだが・・・

ま、心配の種なんてのはつきることは無いもんだけれど、まだまだファームでは手ぐすね引いてる選手が数多くいるってことで、一喜一憂しながら楽しむこととしましょう

(観戦メモは愚痴のオンパレードだったけど、結果的に勝っちゃったので、明るく終わらせました(笑))

(管理人:みんぐ)