ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

3/30 巨人 12-3 阪神 → っていうか、3試合で47安打って・・・!!!

巨人 12-3 阪神  対 阪神:2勝1敗0分

勝利投手:大 竹 1試合 1勝 0敗 0S

セーブ :

敗戦投手:榎 田 1試合 0勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:大竹→マシソン→西村→青木 捕手:阿部→小林

阪神:榎田→金田→二神→鶴 捕手:藤井→梅野

本塁打

巨人:ロペス2号満塁

阪神: 新井貴1号ソロ、上本1号ソロ

日テレG+ にて観戦

解説:篠塚和典 実況:河村亮佐藤義朗

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東京ドームで行われた阪神タイガースとの3回戦。巨人は二回に坂本の先制タイムリーなどで4点を挙げ、序盤から試合を優位に進めた。先発・大竹は7回途中2失点と好投すると、打線は大竹自身が3安打など、計17安打を放ち、終始、主導権を渡さなかった。最終的に12対3で勝利し、大竹は移籍後初登板、初勝利を挙げた。巨人は開幕カードを2勝1敗で終え、勝ち越しに成功した

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まずは西岡・・・スローで見返したとき、頭から落ちて、首がグキっていいそうな感じだったので、マジで心配した

鼻骨骨折、胸部の打撲および左肩鎖関節の軽い脱臼ということで、少し安心はしたが、ムードメーカーの彼がいる阪神と1シーズン戦って、勝ち越したいと思っているので、一日も早い復帰を願ってます

ってことで、場内が騒然とするようなシーンもあった今日のゲームだけど、結論から先に言おう

ヤベーよ、今年の打線!

でも、それだけに反動がこぇ~よ!

昨日、思い切って阿部とロペスの打順を入れ替えたら?と書いたけれど、まさか3戦目にして打順をいじってくるとは思わなかった。

合わせて、坂本を7番に下げ好調のアンダーソンを3番にするというオマケつき

ぶっちゃけ、今年の巨人は4番村田さえ動かさなければ、誰をどの打順に配置しても、多少先発メンバーを入れ替えても、全く違和感のない打線になると思っているし、原監督もオールスター明けくらいにオーダーは固まればイイと言っている。

もともと打順の固定はしないタイプの監督だし、その分、選手の状態見極めに気を使っている(はず)ので、その日のオーダーがベストオーダーなんだとファンは納得するしかないのだが、やっぱり人間のやることだから、当たり外れはある

ハズレは昨日だったし、当たりは今日だった

(それでも昨日も2ケタ安打だけどね)

(おそらくだけど)今日ノーヒットだったら、井端に代えられていたかもしれない坂本は、7番になっていきなり結果を出した。坂本に限らず巨人打線全員が左投手に対して(初戦の能見相手でもそうだったが)センターから逆方向を意識したコンパクトなバッティングを意識しているように感じたが、坂本は昨日の反省からか、しっかりと間を取ってセンター方向に打ち返すようなバッティングで自分を取り戻しつつある

本来は根っからのプルヒッターなので、引っ張ってナンボというタイプだけれど、相手のリードを見ればわかるとおり、ほとんどインコースへは投げてくれない状況下では今のバッティングを続けて、インコースへも投げざるを得ない状況を自らで作り出すしか解決策は無さそうだ。

ハッピーバースデーが流れてニヤっとしていたアンダーソンも、開幕前は2番候補なんて言われていた事もあり、今日は3番の抜擢に応えたと思う

そして何といっても橋本の2安打はデカイ。途中出場の藤村が好調で、松本も状態が良いため、少しでも隙を見せれば代えられてしまう立場だけれど、今日も2安打と好調を維持している。藤村の内野安打は橋本の走塁のアシストもあってのおかげだけれど、塁上で何気にとお礼を言うあたり、橋本と藤村の関係も良好だと思えるし、この3人のセンターポジション争いは目が離せない

阿部に代わって村田の後を受けたロペスに関しては、3打席目のショートゴロを反省しての逆方向へのヒット、さらには満塁ホームランと今日1日で5打点を稼ぎだした

もともとバントのサインも素直に実行する選手だし、ゲーム中に自らのバッティングを反省して修正する能力の高さも合わせて、ケガさえなければ今シーズンもコンスタントに活躍してくれそうで頼もしい限り

そんな中、個人的に注目していたのが井端

ぶっちゃけた話、ケガもない、状態も悪くないのにベンチを温めなければならないなんて、彼の野球人生でもそう無い体験を今しているんじゃないかと思う。時々カメラに抜かれる井端の表情も決して明るいものではなく、苦虫をかみつぶしたような表情をしているように見えて、大丈夫かな?と不安になる

そんな彼が7回に打席に立った

井端にとっては今シーズンの初打席、巨人内野手陣からポジションを奪うためには、絶対にバットで結果を出したいとウズウズしていたと思うんだが、結果はしっかり選んでのフォアボール。決して早打ちにならず、無理なバッティングをすることもなく、その時与えられた自分の役割をキッチリとこなすことしか頭に無いような彼のプレーに「あぁ本当に純粋に優勝するために貢献することを一番に考えてるんだな」というのを感じた

多分、同じ年でケガなく、不調でもないのにベンチで出番を待つヨシノブの存在が大きいんじゃないかと思うけれど、残り少ない現役生活を決してガツガツすることなく、充実して過ごそうという「一途にチームのために」という意識でやってるんだろうなという気持ちが私にも伝わったようで、最初の不安は杞憂だったことがわかって安心した

(あくまでも私の想像だけどね)

ゲーム中に地上波で水野氏が言っていたけれど(本当は私が言いたかった・・・なんか言葉を借りたようで嫌)、この開幕3連戦で、今後、巨人と対戦するチームに、何としても先制して中盤までリードを保たないと、勝ちパターンをつぎ込めない展開になってしまった場合、巨人打線の猛攻にある可能性があるという恐怖感を植え付ける事になったんじゃないかと思う

もともとスコット鉄太朗が圧倒的だった昨シーズンも、7回に入るまでにリードしないと・・・という焦りは植え付けていたと思うが、それにプラスして去年以上の打線の厚みを見せつけたのではないかと思う

エースクラスを投入して、先制し、中盤までリードを保ち、勝ちパターンを惜しげもなくつぎ込む・・・そんな展開に持ち込まないと、なかなか巨人から勝ちを奪うことはできないというシーズンになりそうな予感

サンデースポーツ(NHK)で宮本氏が5球団はエースクラスを巨人にぶつけまくり、貯金を増やさせないようにしないと・・・と言っていたが、まさにそんな状況になりそうだ

去年は他球団ファンに「巨人は阿部か山口がこけたら落ちる」とさんざん言われたが、そのグッさんはまだ本調子でなく、阿部もまだピークの半分にも達していない今の状況でこれだけのゲームが出来るわけだから、むしろ今シーズンは彼らの負担をいかに減らしながら勝てるか、その答えの片鱗を見せた3連戦になったと思う

先発の大竹もオープン戦で長いイニングを投げる事をしていなかったので、ちょっと不安だったが6回2/3で被安打8ながら自責点1という結果で、らしさを見せてくれたし、今日はバッティングでも猛打賞と良いスタートを切った

出来れば7回を投げ切って欲しかったけど、今日は(恐らく)球数制限の中で投げていたのだろうから仕方ない。ただ、ピンチをゲッツーで乗り切って、良い場面でマシソンに昨日のリベンジをさせたところは最大限に評価してあげたい

巨人は左腕が苦手というイメージを払しょくするに、能見と榎田から奪った2勝は大きく、打線が出来すぎなことを差し引いても、今後、左腕をぶつけて勝ちを拾おうとする他球団へ方針変更を検討させる事になるかもしれない結果は文句なしだし、チームとしても今年は左腕をぶつけられても大丈夫だという自信にも繋がったんじゃないかと思う

情熱大陸で内海の特集をやっていたが(内海で数字取れる?大丈夫?と余計な心配をしてしまた(笑))、巨人の4番は球界の4番、巨人のエースは日本のエースというイメージの強い我々巨人ファンにとって、内海の存在は・・・・・

数字としては4年連続2ケタ勝利、2年連続最多勝としっかりと結果を残しているし、ファンは内海が人一倍努力家で後輩の面倒見がよくて、誰よりもエースとは・・・という言葉と自問自答していることを良く知っている

ただ、他球団ファンから「上原までは出ると今日は勝てないというイメージが強かったが、ヒサノリ、内海の代からは、その怖さは感じない」とよく言われる。恐らくそれは本人が一番感じているだろうし、日本シリーズで敗戦した後の内海のインタビューからもそれを見て取ることが出来る

(我々自身も内海の先発時には今日は間違いなく勝てる!という安心感を持って見れないという現実もあるし・・・・(汗))

開幕投手を逃した内海が、逆に今シーズンどんなピッチングを見せてくれるのか、個人的には楽しみでしかたない

恐らく次のDeNA戦の初戦で投げることになると思うが、かつて師弟コンビだったヒサノリと投げ合うようなことがあれば、目が離せない戦いになりそうで、今からワクワクする

何言ってんだよ!打線は水ものだよ!ってお叱りの声を受けそうだけど、勝った時くらいそんな気持ちにさせてよぉ~~~~ってことで(汗)

管理人:みんぐ