ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

6/21 巨人 1-3 SB → 最終戦までもつれたことを素直に楽しもう!

巨人 1-3 ソフトバンク →  対 ソフトバンク:0勝3敗0分 東京ドーム

勝利投手:帆 足 7試合 4勝 0敗 0S

セーブ :サファテ 31試合 3勝 0敗 19S

敗戦投手:菅 野 14試合 8勝 3敗 0S

投手リレー

巨人:菅野 捕手:小林→加藤

ソフトバンク:帆足→五十嵐→サファテ 捕手:細川

本塁打

巨人:

ソフトバンク李大浩11号ソロ

日テレG+ にて観戦(途中 地上波副音声)

解説:水野雄仁 実況:村山喜彦上重聡

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交流戦優勝に王手をかけて臨んだ福岡ソフトバンクホークスとの3回戦。巨人は4回に李大浩のホームランなどで2点の先制を許す。打線はその裏、阿部の右中間へのタイムリ二塁打ですぐに1点を返す。巨人先発・菅野は4回以降は走者を許すも、要所を締める投球を披露。しかし八回、自らの暴投で痛恨の1点を許す。打線は相手の好守備もあり、ソフトバンク先発・帆足を打ち崩すことができず、1対3で敗れた

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交流戦の優勝なんてオマケみたいなもん

とか

ただの通過点

っていう人がいる。確かにその通りなんだけど、ファンとしては、交流戦の優勝、リーグ制覇、CS勝ち抜け、日本シリーズ、アジアチャンピオンの五冠を達成して欲しいと思っているので、まずは最初の関門である交流戦優勝が手に届くところにあるのであれば、是非とも手に入れて欲しい

確かにソフトバンクは強敵だけど、そもそも巨人とやる前のヤクルト…イ・デホの燃料与えすぎだろ!(笑)って思ってたら・・・まんまとやられたわ

おっとその前に、オーダーについて

阿部がDHに入って小林がマスクをかぶるというスタメン発表に、ちと驚いた。個人的にはフレッシュなこの二人が、ゆくゆくはコンビを組んで巨人を引っ張ってゆくことになるだろうし、優勝を決める大事なゲームのひとつだからと経験を積ませるのはナイスアイデアだと思った。勝っても負けても得るものは多いだろうし、例えば優勝が決まってからの消化試合で組ませるよりも、こういうゲームで相対するのは良いことだと思う

ただ・・・突然過ぎて戸惑った(汗)

聞けば、阿部がキャッチャーが出来るコンディションじゃなかったということでの起用のようで、「何だよ、またどっか痛めたのかよ!?」と少し心配になった

確かに18日のオリックス戦でのヘロヘロ送球を見ると、万全ではないことはわかるのだが、それにしても万全じゃない状態が長すぎて、ちょっとヤバイなと思う

バッティングには大きな影響は無さそうだけど、これまでに何度も言い続けてきたように、離脱してしっかりとケアをして戻ってくるのか、このまま騙し騙し最後までゆくのか、いい加減結論を出さないことには、ペナント後半が苦しくなりそうだ

19日のファームで小林、中井、横川らを出場させていたので、特に小林に関しては今日マスクをかぶる事を前提に実戦をさせていたのかもしれない。

前日には中井のスタメン起用も示唆していたので、ちょっと期待していたのだが、そのサプライズは無かったかのが残念。ついでに言うと、しばらく登板がなくなることで、杉内、大竹を抹消しているので大田や矢野、寺内あたりの誰かを上げてくるのではないかと期待していた。

(橋本はまだ全力プレーをするには不安があると言っていたので、もう少し先になりそうな気がする)

復調傾向の長野の打順を少しあげたけれど、どうせなら阿部の後ろに置いて欲しかった。今の長野ならアンダーソンよりは期待できると思うし

とにかく打線が強力なソフトバンクだけど、6月のチーム打率だけ見てみれば、巨人も.274そうそう負けてはいない・・・と思っていたら、おぃおぃソフトバンクは .325かよ!!!その代わり防御率が巨人 3.08 に対してソフトバンクが 4.08か・・・合わせてみれば、五分五分って感じかもしれないが、東京ドームということを考えると、打線に勢いのある方がやっぱり有利って

やる前からヤバそうな予感をひしひしと感じてた

初戦でサクっと勝って優勝する展開を菅野には期待していたし、それができれば、さらに一皮むけるかなって思っていたが、ちょっと残念な結果になってしまった。

イ・デホに変化球勝負に行って先制を許したり、ワイルドピッチで失点したりと、もったいない点の取られ方をした部分を指摘されそうだが、決して好調とはいえないピッチングながら、9回しっかりと投げ切って、ソフトバンク打線を3点に抑えたのは評価されてもいいと思う。(それこそ、西、金子、則本でも今のソフトバンクを0におさえるのは厳しかったと思う)

DH制じゃなければ7回くらいで交代していてもおかしくないところだったが、それでもあのソフトバンク選手のスイングを見てると、菅野以外にスイッチしたら、その後何点取られていたかわからない・・・ってのは感じたので、菅野に勝たせるために9回まで投げさせたというより、リードしている展開以外では、怖くて菅野以外に投げさせられなかったというのが実情なのかもしれない(涙)

ただ、どちらかというと頑張らなければイケなかったのは打線の方だろう

菅野が投げるのであれば、ソフトバンク打線とはいえ2~3点で抑えてくれるはずなので、まずは立ち上がりで点を取って、楽に投げさせるくらいの展開に持ち込まなければいけなかった。

3回、8回以外何度なくランナーを出しながら1点しか取れず、打線が低迷していた時のようなゲッツーの山を築くのは本当に残念な光景だった。原監督もゲーム後に 「大事なところでダブルプレーというのは遮断しましたね。あの辺でしょうね。そういうピッチャーだと分かっていながらそういうバッティングをしたというところですね」 と言っているが、まさにそのまま・・・内野ゴロを打たせようとしているのがわかってて、まんまと引っかかってしまうのは工夫がなさすぎる(涙)

(ま、指揮官が言っちゃあいかんだろ?ってツッコミたくはなるけど)

2回裏にアンダーソンが出て、後逸したと勘違いしてセカンドへ走っちゃう場面があったが、相手の隙をついて積極的なプレーをしようとする姿勢はかってあげたいところだが、ちょっと焦りすぎだなと思ったし、全体的に守備も攻撃も必要以上に慎重になりすぎていたように思う

帆足のようなピッチャー相手こそ、コンパクトにセンター返しを・・・という指示を出すのはわからなくは無いのだが、ここはホームで東京ドーム。こっちの投手は菅野ってことを考えれば、1点を争うゲームになる展開も考えられたわけで、出会い頭の一発がゲームを決める事も十分考えられたはず。

全員に一発狙いに行けとは言わないが、長距離が期待できる選手にはコンパクトよりも相手をビビらせるスイングを指示し、足の使える選手には内野ゴロでもいいから、出塁するチャンスが少しでも増えるようなデータ攻略を伝授するなど、大雑把な指示ではなくきめ細かい戦略で挑んでいる姿が少しでも見れると良かった

村田→由伸 の代打には賛否が分かれそうな気がするが、個人的には「まぁあれはアレでアリかもな」という派

村田自身、その前の打席でヒットを打っているし、全体として当たりは悪くなかった(ゲッツーになった当りも今宮のファインプレーとして(甘めの評価で)ヒット扱いにしてあげたいくらい)ので、そのまま立たせても良かったように思う

速球に強い左の由伸の方が確率として高かったということだったんだろうけど、今日のサファテの球をゲーム感無しで代打で打てっていうのは、ちと厳しいかったわ。

ま、2点差ではなく1点差だったら、もう少し違った作戦も取れたんだが、単打で繋ぐのではなく長打で同点もしくはいっきに逆転を狙いに行く気持ちもわかるので、その意味でも3点目の失点は痛かった

長島終身名誉監督も来られていたし、目の前で優勝を決めたかっただろうけど、まぁここは前向きに考えよう(明日も来るのかな?)

交流戦最後のカードで、勝ったほうが優勝なんて、トーナメントの決勝みたいな展開なんてそうそうあることじゃない。いち野球ファンとして非常に楽しみだし、小山にとってはポストシーズンでも戦うかのような緊張感の中で結果を残せれば、交流戦後のローテは確実にゲット出来るだろう(それも表ローテとして)。

ここまで3試合に投げて防御率 0.43 で2勝0敗という状況で勝利投手(そして交流戦優勝投手)になれば、MVPも可能性も出てくるわけで、小山にとってもこんなチャンスは次にいつ訪れるかわからないことを考えれば、欲を出して強気に目一杯投げて、笑顔でハイタッチを交わす姿が見たい

本人は緊張して眠れないかもしれないけど、交流戦での3試合の内容はマグレではないことを証明してくれることを期待している

管理人:みんぐ