ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

6/22 巨人 10-5 SB → よし、まずは1冠!完全に小山が覚醒した!…か?

巨人 10-5 ソフトバンク →  対 ソフトバンク:1勝3敗0分 東京ドーム

勝利投手:小 山 4試合 3勝 0敗 0S

セーブ :

敗戦投手:飯 田 3試合 0勝 2敗 0S

投手リレー

巨人:小山→山口→月→マシソン 捕手:阿部

ソフトバンク:飯田→森→嘉弥真→江尻 捕手:細川→鶴川

本塁打

巨人:村田9号2ラン

ソフトバンク:長谷川5号2ラン

日テレG+ にて観戦(録画)

解説:篠塚和典 実況:上重聡佐藤義朗

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交流戦の優勝決定戦となった福岡ソフトバンクホークスとの4回戦。巨人が序盤に大量リードを奪い、試合を決定付けた。初回、相手のミスに乗じるなどして2点を先取すると、続く二回には片岡、亀井のタイムリーと村田の2ランで一挙5得点。7対0と大差を付けた。先発・小山は6回を投げて3失点。後を受けたリリーフ陣は終盤に失点したが、打線がさらに追加点を奪い、ソフトバンクの追撃を許さなかった。巨人は10対5で直接対決を制し、2年ぶり2度目の交流戦優勝を果たした

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小山 vs 飯田

両チームの以外の野球ファンからしたら「こりゃ乱打戦だな」って思われてもおかしくない対決。事実、巨人ファンでありながらも主力選手しか興味の無いうちのカミさんは「こんな投手いたっけ?」という始末(涙)

ま、それはそれで仕方ないか(汗)

26歳の小山と2年目24歳の飯田。経験の浅い二人にとって、勝ったほうが優勝というプレッシャーのかかる試合の先発を任されたわけだが、さすがに5月に登録されて2度めの先発という飯田のほうが平常心ではいられなかったか?

初回の2点も大きかったが、2回の5得点は完全にゲームを巨人のモノにした。

正直なところ、初回の2点で飯田を見切って投手を交代するか、2回の中井の四球あたりで交代し、5得点が2得点ぐらいになっていたとしたら、危ないゲームだった。2回の冒頭から交代させるには2番手投手の準備が間に合わなかったのか、今日のゲームのキーになったのは、先発投手の立ち上がりと交代のタイミングだったように思う

一方の小山は大事な一戦にも関わらず落ち着いているというか、表情には気合が漲っていたが、それが良い方向に出ていたように思う。丁寧に投げながらもストレートは最速 150km/hを計測して空振りを取っていたし、キレがあっただけに2種類のフォークも効果的だった。投球リズムも悪くないし、あの強打のソフトバンク打線をしっかりと封じていたと思う。

反省点があるとするなら、長谷川に打たれた2ラン。2アウトでファーストは空いている、3ボール0ストライクというカウントで不用意に投げた一球を打たれてスタンドへ運ばれてしまった。大量リードという状況だったし、セオリーなら見送ってもおかしくないカウントということで、気が抜けたと思う。あの場面でも緊張MAXで投げろというのは酷かもしれないし、どちらかというと阿部を責めるべきだろうとは思うが、せっかく好投していたのにあそこが唯一の残念ポイントとなってしまった。ま、これも勉強、次に同じシチュエーションに遭遇した時、今日のことを思い出して、同じミスをしないようにすればイイ

しかし同時に、あのカウントで不用意にストライクを取りに来る球を見逃さず、しかもスタンドまで持って行ってしまう長谷川の集中力と思い切りには拍手を送りたい。

ソフトバンクの打線が強力だということの原因の一端を垣間見た気がしたし、あの思い切りの良さは今の巨人打線に欠けている部分でもあるわけで、フォアボールの後の初球、満塁の場面での初球などと同じく、失敗を恐れずに集中して狙って、しかもそれを仕留めるというバッティングが今後見られるかもしれないきっかけになるような、教えられた2ランホームランになってくれるとイイなと思ってる

また、序盤に得点したものの中盤以降はサッパリ・・・という事にはならず、中押し、ダメ押しと点を重ねることが出来たのも大きい

ソフトバンクは当然、最後まで諦めること無く食らいついてきたが、取られてもすぐにまた突き放すという展開に持ち込める強さを出せたのは今後に繋がる

先制点を取って主導権を握ることの重要性を改めて感じたし、もしも昨日、菅野が投げるゲームで初回に2点を取っていたとしたら、そのまま相手に反撃のチャンスを与えること無く、菅野がスイスイと投げ切っていた可能性もあったわけで、もちろん先発投手がしっかりおさえてゲームを作ることが一番大事なのだが、攻撃陣が先発投手の出来を演出するために、少しでも早いイニングで得点してあげること・・・やっぱり、コレに尽きるなと改めて感じたゲームでもあったと思う

しかしアレだね、今季2度目かな?前日に悲しい仕打ちをされてから覚醒する村田のバッティングは(笑)。こうなると、大事なゲームの前試合には村田をいぢめて見るというヘンテコな作戦もアリなんじゃないかと思ってしまうが・・・・(爆)

打線が本調子では無いと言いながら、やはり相手がエースクラスでなく、勝ちパターンでもなく、絶好調というピッチングをされるでもなく・・・という状況下なら、巨人打線は爆発するだけの破壊力を持っているということが再認識できて良かった

交流戦前の状況下で原監督は「交流戦優勝を狙う」宣言をしていたのだが、正直なところ「いやいや何を言っちゃってるの?5割で終れたら御の字でしょ?」って思ってました。(選手を信じきれなくてスミマセン)

江川氏が言うように、パの下位チームと始めて、チーム状態が上がるにつれて、上位と当たった事が功を奏した部分もあるかもしれないけれど、それにしてもこの結果は予想外だっただけに、不調だと言われながらもやはり強いチームだなと思ったし、貢氏の不幸があって以降、原采配がズバズバあたる場面が多く見られるようになり、亡き父の勝負強さが乗り移ったかのような勝ち方をしてたように思う

また、チームが上昇してゆくきっかけは、昇格した小山の覚醒と復活した亀井の攻守に渡る輝きだったと思う。短期決戦でラッキーボーイが生まれるとチームが波に乗るように、長いペナントの中で浮上するためには、元気な選手が目立つという場面が必要で、今日も普通にヒーローインタビューがあれば小山が上がっていただろうことを考えると、1軍に昇格して今日で3勝目だがいずれもお立ち台に上がるだけの活躍をしたというのは素晴らしいことだし、亀井も復活して連夜のヒーローインタビューがあった。

もちろん向上の兆しすら見えなかった坂本の復調や、開幕から安定して勝負強さを発揮している片岡の活躍などもあっての話だけれど、先に上げた二人の活躍無くして交流戦優勝はなかったわけで、まだMVPの発表は無いけれど、個人的にはこの二人に贈ってあげたいくらい評価しているし、投打のキーマンだった

さて、これで交流戦優勝という1冠を手に入れ、5冠を目指すことが出来るチームは巨人だけとなった。原監督が言うように、まだペナントは半分にも満たないし、道の途中ではあるけれど、短期決戦に強いチームづくりをするという方針の中、(交流戦は短期決戦とは呼べないけれど)激しい優勝争いを制することが出来たという結果に関しては、まずは階段を1つ登ったといっていいと思うし、これをきっかけに選手が自信を持ってペナントに戻れれば、素晴らしい交流戦だったと思うことが出来る

ファンにとっては5日間ゲームが見れないのは寂しいことではあるが、選手にとっては束の間の休息。まずは身体を休めて鋭気を養って欲しいし、自分の課題だけに集中できる日にちでもあるので、気になる部分がある選手は徹底してポイントを絞った練習をして調子を上げて貰いたい

個人的には23~25日はファーム(G球場)で対楽天3連戦があるし、野球が見れないわけではないので、実は寂しく無かったりする(苦笑)

ペナントが再開された時のメンバーやローテを想像するのも楽しいし、ヤクルト戦を皮切りに2位のカープマツダで3連戦、交流戦で調子を戻してきた中日と東京ドームで3連戦と、始まってからいきなり息を抜けないゲームが続くので、こちらとしても応援体力を取り戻しておきたい

管理人:みんぐ