ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/22 巨人 2-3 阪神 → 名と迷が入り乱れた試合。ちょっと巨人に余裕が無いな・・・・

巨人 2-3 阪神 → 対 阪神:5勝9敗0分 甲子園球場

勝利投手:金 田 26試合 3勝 0敗 0S

セーブ :

敗戦投手:マシソン 38試合 4勝 3敗 15S

投手リレー

巨人:杉内→西村→山口→マシソン 捕手:阿部

阪神メッセンジャー→福原→呉昇桓→安藤→榎田→金田 捕手:梅野

本塁打

巨人:亀井5号ソロ、高橋由3号ソロ

阪神:福留3号ソロ

フジテレビONE にて観戦

解説:藪 恵壹、赤星憲広 実況:YTV尾山憲一

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甲子園で行われた阪神タイガースとの14回戦。巨人は初回に亀井のソロホームランで先制に成功すると、先発の杉内は五回まで相手打線を無安打に抑え込む快投を見せる。しかし六回、杉内は連打を浴び、1対2と逆転を許してしまう。反撃したい巨人打線だったが、二回以降は阪神先発・メッセンジャーを打ち崩せない。だが九回、代打・高橋由が同点のソロホームランを放ち、試合は延長戦へ突入。互いに走者を出しながら得点できない展開が続いたが、延長十二回、マシソンが二死から福留にサヨナラのソロホームランを浴びてしまう。巨人は2対3で敗れ、2位阪神とのゲーム差は1・5に縮まった

Yomiuri Giants Official Web Site

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今はまだ後半戦が始まったばかりだから良いものの、これから先、阪神とやる時は短期決戦で勝利するつもりでないと、恐らく足元をすくわれる…

と考えさせられた連敗だったと思う

だからといって、今までのスタイルを崩す必要はない、あくまでも今持っている戦力を投入して、しっかりと相手を分析して競り勝つ。そういうゲームをしないとダメだ

オールスターを目処にメンバーを固定したいと言っていたが、原監督の思惑とは裏腹にチーム状態、特に打線の状態が開幕から一向に上がらない。ここまで来ると、コレ以上の上積みは望めないと考え、調子を上げてくる選手がいたらラッキーだというくらいに考えなければいけないのか?

そういう意味では同じ打線低迷でも、4~5月と6~7月では調子の良い悪い選手のメンツも違う。今は坂本、亀井、長野が何とか状態をキープし、両外人は日替わり、他は悪いという認識でいるべきなのかもしれない

今後を占う意味では大事な後半戦の最初のカードなのだが、オールスター休みをきっかけに、多少なりとも状態が上がっていれくれれば・・・・という期待を裏切る形でのスタートになり、固定するどころか先発メンバーも消去法で選ばざるを得ない状態で、原監督の心中を察するに余りある

苦しいスタートになっちまったな・・・と嘆きながらのゲーム開始

調子の上がらない片岡を先発から外してスタートしたところを評価したい・・・と言いたいところだけど、残念ながら一手遅いと言わざるをえない

片岡本人ですら状態が良くないと認めているわけで、本来なら昨日外して特打し、相性の良い今日のメッセの時に出すべきだった。さらに言うなら、代わりとして出した井端はあきらかに今日は持ってない事がすぐに判明したわけで、だったらすぐに寺内にスイッチとかしても良かったのでは?最終的には残念ながら今日は持っていなかった井端がいいところ無く終わってしまい、ちょっと可愛そうに思えたほど

11回の長野のバントも???ノーアウトで亀井が出たのであれば、4番に抜擢した長野にバントさせても次に敬遠されるのは明白(11回裏に巨人がやったように)。右打ちが得意な長野、足のある亀井がランナーで、あれだけの守備のプレッシャーをかけられたら確実な作戦よりも、何をするかわからないという状況にしたほうが相手に取って嫌だったに違いない。単独スチールを匂わせるのはもちろんのこと、ヒットエンドランなり、バスターエンドランなり、何でも出来る選択肢はあっただろう。相手守備を迷わせる事は重要だし、何よりもやらなくてはいけなかったのは1アウト2塁にすることではなく、1アウト3塁にすることだったわけで、いくら手堅くと言っても長野にあきらかなバント指示はちょっと納得出来ない

案の定チャンスを潰してしまい、チャンスの後にピンチありの格言のごとく、11回裏にピンチを背負うことになってしまう。

逆にこのピンチでは原采配が冴えて、俊介を敬遠、鳥谷をグッさんが三振に仕留めたところで躊躇なくマシソンにスイッチ。藤井をゲッツーに仕留めるというシナリオ通り、いやそれ以上の結果でしのぐことになる

その一方で12回表に1アウトから出塁したアンダーソンに鈴木を代走に送り、これまた11回以上に相手が警戒する中で、今日持っていない井端にあからさまなバントを命じて失敗し、チャンスを潰す・・・

チャンスを広げる策をうつのは悪くないが、少しは相手が嫌がることをしないと、ただでさえ流れは阪神にいっていたわけで、手堅く見えて迷いが見えるという迷走状態だったようにTV越しでは感じた今日のゲームだった

由伸を代打に送って、それがハマって追いついたところまでは良かったが、あくまでも負けゲームを何とか引き分けに持ち込んだだけにすぎず、そこからさらに勝ちの流れに持って行くには、(特に敵地では)普通にやっていたのでは難しかったと思う

こちらが岩田、メッセをなかなか打てないように、阪神サイドからすると相性が悪いと思われている杉内は、心配だった立ち上がりを無難にこなし、ノーヒットピッチングを続けるという快投を見せてくれた。こちらもメッセを打つのは難しく、投手戦になることは安易に想像できたけれど、こういうゲームは得てして抑えている方が結果的にやられるというパターンが多く、その想定通りに逆転をされてしまった。

昨日の岩田相手でもそうだけど、中盤までに1~2点取れていれば、もっと楽だったはずだけど、こちらの投手が頑張っている以上に、打線が機能しない状態では話にならない

今朝のスポーツ紙に「またも澤村を見殺し」と出ていたが、今日に関しては杉内の好投をも見殺しにしてしまった状態となる

(ま、逆に巨人が勝っていればメッセを見殺し・・・と阪神サイドは思ったろうけど)

これがクライマックスシリーズ1stだと仮定したなら、この連敗で終わっているわけで、短期決戦に強いチームづくりを目指している原監督としては、頭の痛いとこだろう

ペナントだからやりかえすチャンスあるし、明日勝てばまだ少し心の平穏を保てるが、もしも3連敗をするような事になれば、8月くらいまではデッドヒートが続き、どちらか息切れしたほうが優勝を逃すという事態になるだろう。無論、CSを睨めば相性の悪い投手を岩田、メッセと二人も作ってしまったことであきらかに不利になるし、これから先の対戦の中で少なくともどちらかだけでも攻略しないことには、相手がますます自信をつけて、その勢いを持って突き進んでゆく可能性だってある

空気としては負けムードだったけど、特に同じ負けでも、阪神ファンからも「ちょっとお荷物?」と思われる節の合った福留にサヨナラ打たれるとか、相手に勢いをつけるにはもってこいの負け方だっただけに、こちらとしては最低でも明日に繋がる何かが欲しかったゲームではあった・・・

勝負はまだまだ先の話・・・と言い訳したいところではあるし、巨人としては昨年のリーグ優勝チームとして、どっしりとした野球をやってほしいけれど、そのうち上向くよ!なんて胡座をかいていると足元を救われることになりかねないという意味では、前回の東京ドームでの負け越しと甲子園での2連敗はおしりに火をつけるには持ってこない敗戦だった・・・・

と前向きに捉えるしかなさそうだ(涙)

ま、今日の内容はいずれも結果論だな・・・・というよりただの愚痴か(号泣)

管理人:みんぐ

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