ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/19 巨人 6-4 ヤクルト → 延長になる前に勝っとかなきゃなぁ~

巨人 6-4 ヤクルト → 対 ヤクルト:8勝6敗0分 神宮球場

勝利投手:マシソン 48試合 5勝 3敗 21S

セーブ :山 口 45試合 4勝 3敗 2S

敗戦投手:久 古 32試合 1勝 3敗 0S

投手リレー

巨人:杉内→久保→田原誠→マシソン→山口 捕手:小林→阿部

ヤクルト:村中→松岡→秋吉→バーネット→中澤→木谷→久古 捕手:中村

本塁打

巨人:村田15号ソロ、阿部13号2ラン

ヤクルト:バレンティン27号ソロ、畠山12号3ラン

フジテレビONE にて観戦

解説:江本孟紀 実況:向坂樹興

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神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの14回戦。巨人は二回、村田のソロホームランで先制するが、その裏、すぐに追い付かれ、均衡が続く。七回には長野と橋本の連続タイムリーで2点を勝ち越したが、その裏には逆転3ランを浴びて試合をひっくり返されてしまう。しかし、巨人は粘りを見せ、九回二死から長野のタイムリーヒットで同点に追い付き、試合は延長戦に突入。そして延長十一回、二死二塁の場面で阿部が左中間に勝ち越しの2ラン。これが決勝点となり、巨人は6対4でヤクルトとの総力戦を制した

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7回表セペダが四球を選び、小林が送りバント。1アウト2塁でさぁ杉内をどうするか?と見ていたところで打席に立たせた

この場面、観戦しながら色々と考えさせられた

それまで強力ヤクルト打線を2安打(1本はバレのホームラン)におさえていたので、普通に考えれば続投。1-1の同点だったし、杉内に勝ちをつけたいところでもあったし、何より中継ぎに疲労が見える状況では、できるだけ投げて欲しい。得点できれば一番いいし、仮にダメでもとにかく杉内には行けるところまで行ってほしいというのが首脳陣の思いだろうし、本人もそのつもりだっただろう

結果的には内野ゴロで2アウト3塁という局面にすることが出来、歩かせてもいいカウントで松岡の球が甘く入ったところを長野が上手く打ってタイムリーで勝ち越し、さらに橋本も続いて一挙に2点のリードとなった

(ぶっちゃけ、飯原に・・・感謝)

ここまでくれば、7回まで杉内が投げ切って、マシソン→グッさんか、グッさん→マシソンというリレーで逃げ切れるはずだった・・・・っていうか、最初のバッターさえしっかりと打ち取ることができていれば、おそらくすんなり終わっていたゲームだったと思う

それがまあ、まさかの2連打で畠山対策に登板させた久保が逆転の3ランを浴びるとは・・・

普通に勝てたはずの展開でまさかの逆転を食らうという、前試合のグッさんのピッチングを見るようで、

「勝てない時ってのは、簡単に歯車が狂うんだよなぁ」

と嘆きモードに入ってしまった

唯一の活路があるとすれば、ヤクルトのブルペンも決して盤石とはいえないところで、それがまあ今の位置にいる原因のひとつだと思うが、そこにつけ込むことができるかどうかというところだった。ただ、秋吉には良いピッチングをされ、ストッパーまで回してしまったところで、かなり厳しいと思ったのだが、ロペスのヒットで少し救われた。すでに鈴木を使ってしまっていたので、代走に大田が起用されたが、とにかく「お願いだから牽制アウトとか、空気読まない盗塁とかでアウトにならないでくれ!」と真剣に願った(笑)

結果的に今日のキーマンとなった長野の三塁線のヒットで大田が帰り、延長に持ち込むことになるのだが、1点リードの9回、ストッパーが出るという状況でレフトにバレンティンを置いていてくれたことにメッチャ感謝!

心のどこかに延長になることを考慮していたのか、今日のバーネットなら普通に終わらせてくれるだろうと過信していたのか、普通なら2アウトまで来たところで守備を固めても遅くはない場面で、バレを残しておいてくれたことが今日のゲームを大きく左右する采配となったと思う。

さらに、バーネットとの間に悶着があり、9回裏には因縁のマシソンとの対決であわや!ということもあって、頭に血が上ったバレンティンがベンチに帰ってきて、さらにベンチの空気を悪くするという副作用もあった

巨人ではなかなかお目にかかれないシーンだったし、明日も明後日もゲームはあるので、この空気の気まずさがどう影響してくるのか、1勝が大事な時期に来ているだけに、その影響に関しては興味深い

バレンティンに回るということで、あえて先にマシソンを投入したであろう原監督の思惑とは別に、そのバレとの打席での悶着も明日以降がどうなるのか興味深いし、それをもしも予期していたとしたら、原采配は土壇場で冴えていたということになるのかもしれない

ひとつ気になったのは、片岡を出したことで、井端をショートに回すという形を取ったし、それは打順のめぐり合わせ的な要因もあったのかもしれないが、延長も考慮するなら普通に考えたら、井端と坂本のどっちを残すかという選択に関しては、坂本を残すのではないかと思ったのだが、坂本をベンチに下げたこと。ゲーム中には解説で触れられていなかったと思うが、7回、9回と2三振の坂本への叱咤という意味なのか、身体のどこかが悪いのか、その辺は非常に心配だ

確かに坂本に元気が無かったのは気になるが、打席では粘る場面も見られたし、特にどこかがおかしいようには見えなかったのだが・・・

阿部と村田に関しては久々に2人がマルチ安打でホームランも1本ずつ打った形になった。普通なら「これをきっかけに!」と喜びたいところ、村田に関しては最初のホームランはまぁ村田なら当たり前、6回のタイムリーも良かった。ただ、その後の3打席連続三振はいただけない。長野が4安打したように、今日の村田の流れだったら、10回あたりでクリーンヒットもしくはホームランでお立ち台に上がらなければいけない。

良かったとみせかけて、その後にマズイ打席を見せるのは、今シーズンの村田の見慣れた光景ではあるが、エモやんが指摘するようにバットの出が遅い。一見するとファールで粘っていたように見えるが、本来の村田だったら逆方向へデカい打球を飛ばして無ければいけないボールを何球もファールしている。インパクトまでが一拍遅いことが差し込まれている原因だと思うが、あれでは明日もマグレの一発に期待するしかなさそうだ

一方の阿部は首が完全に良くなったということで、スイングは安定してきたと思う

特に10回のセンター前ヒットはコンパクトに打ち返した良いヒットだったし、その感触が11回の2ランホームランに繋がったと思う。走塁でも一生懸命走ってたし(笑)これは本格的に良くなってきたか?という期待を抱かせる終わり方だった

長野と橋本が今日は元気だったので、相手につけいる事が出来たし、前述したように阿部と村田にマルチが出たことで、ちょっと何かが変わるかも?という期待を持ちたくなるところだけれど、相手は現在最下位のヤクルトだったということで、その辺は差し引いて考えなければいけないと思う。

かつての巨人キラーだった村中を攻略したとは言えず、総力戦に持ち込んだ上で、選手層の厚さでギリギリ勝負をモノにしたという展開だったので、ヤクルトとの神宮決戦はお互いの立場がどうあれ、いつもこういうゲームになるということを頭に入れたとしても、やはり7回に勝ち越した流れの中ですんなりと終わらせなければいけなかったゲーム

逆転された時点で、チャンネルを切り替えてみれば、阪神が大勝している状況だったので、いよいよ振り向けばスグのところまで再度、追い込まれることになるか?と覚悟していたので、結果的に勝てたことは喜ばしい

明日の小山で勝てることが出来れば、この杉内→小山→セドンのローテが今の巨人の表ローテという形になりそうだ・・・・

(開幕時には考えられなかったパターンだけど・・・(汗))

管理人:みんぐ

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