ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

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9/27 巨人 5-7 DeNA → あぁ優勝したんだなぁ~を実感するスタメン

巨人 5-7 DeNA → 対 DeNA:10勝11敗0分 横浜スタジアム

勝利投手:高 崎 13試合 2勝 2敗 0S

セーブ :国 吉 44試合 1勝 2敗 2S

敗戦投手:小 山 15試合 6勝 2敗 0S

投手リレー

巨人:小山→福田→阿南→笠原 捕手:小林→加藤

DeNA:高崎→三上→国吉 捕手:黒羽根

本塁打

巨人:ロペス22号2ラン

DeNAバルディリス17号2ラン

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解説:石井一久 実況:椎野茂

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優勝から一夜明けて迎えた、横浜DeNAベイスターズとの21回戦。初回に1点を先制された巨人は直後の二回、ロペスの2ランで逆転に成功する。しかし先発の小山は二、三回と立て続けに失点し、2対4と勝ち越しを許してしまう。さらに後を受けたリリーフ陣も相次いで失点する一方で、打線は中盤以降チャンスが遠い展開が続く。八回、2本のタイムリーで3点を奪い5対7と詰め寄るが、反撃もここまで。5対7でDeNAに敗れた

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昨日はセドンを落として福ちゃんを上げ、今日は杉内、マシソン、グッさんを外して笠原と阿南を入れた原監督

正直なところ、もっと他に試したいピッチャーがいたと思うんだけど…とクビをかしげたものの、ここに来て初登板となる投手を試してもCSで使えるとは限らないか(涙)

最多ホールドのチャンスもあったグッさんだけど、残り試合で投げさせるより、体調面の回復と去年の姿を取り戻すことの方を優先させたということか、監督インタビューでもしっかりと話し合いはしたということなので、お互い納得しての処置であるのなら、我々が文句を言ってもしょうがない。

ま、それより何より、今日の注目は先発オーダーでしょう

優勝が決まった後だけに、主力は体調面を考慮して疲労回復に注力し、若手には経験を積ませ、ベンチスタートの多かった選手に実戦感を取り戻させる・・・というのは予想の範囲内だが、大田の4番とロペスのサードはさすがに予想していなかったというか、目からウロコだった。

ロペスに関してはメジャーでサードセカンドをやっていたこともあって、もっと早い段階で試してもいいのではと常々思っていたが、ここに来てついにやってくれた。普通に考えれば、寺内や井端という選択肢もあったが、それはシーズンで試し済み。今シーズン村田が不調だったことや、阿部をファーストで起用するケースが来シーズンもあるという事をも見越してのロペスのサードということであれば、(恐らくだけど)来季の契約をも睨んでということだと思うので、個人的に野球人として好きな選手だし、手放せば他球団に持ってゆかれること必至だし、是非とも巨人に残ってもらいたいと思っているので、そういう意図も含んでいるとするなら大歓迎。

守備範囲に難があると思っていたけれど、よく考えれば村田もグラブさばきと送球は素晴らしいものの、守備範囲という意味では決して広い方では無いので、まぁ似たり寄ったりか・・・などと思ってみたりして(苦笑)

なんにせよ、1打席目でのホームランは見事だったし、守備もまぁ難なくこなしたと思う。原監督の危機管理には正直なところ脱帽したというのが正直な気持ち

そしてなんといっても注目は第81代4番に抜擢された大田だろう

優勝を決めた後だからとはいえ、巨人の4番大田とハマの4番筒香の対戦というのは、両チームのファンが見たいと思っていた並びなので、それだけでグッと来るものがあった人は私だけでは無いと思う。まぁ1軍での実戦経験という意味では、筒香に水を開けられているので、課題はまだまだ大田の方が多いと思うし、チーム事情も違うので単純な比較は出来ないけれど、2回表の第1打席はショートのエラーがついたものの、大田の足の速さが光った打席で、個人的には内野安打をあげたいところだった

相変わらず外スラに釣られてしまうところはあったが、それでも何度か言ったように、今の大田は空振りするにしても自分のスイングを徹しているところがあって、空振り、凡打でも形は悪く無いと思っている4打席のタイムリーはうまく腕をたたんで打っているし、2点タイムリーになったことで、起用した原監督も嬉しかったろうし、本人にとってもまたひとつ自信になったんじゃないだろうか?

CSはおろか、来シーズンのベンチ入りも約束されていない立場なので、打順どうこうよりも結果を出し続けることに必死になっていると思うけれど、守備と走塁が及第点になったことで、バッティングさえ上向けば、4番はともかく来シーズンも1軍ベンチに食い下がることが出来るんじゃないかと思う、というかそうなってくれないと困る(笑)

先発の小山は「あれ?昨日、ビールかけにいなかったっけ?大丈夫?」と心配したのだが、その心配があたってしまったかな?投げている球そのものはそれほど悪いという印象は無かったけれど、制球はちょっと微妙だったか?無駄な四球はデッドボール1つだけというのが、まだ救われるが、やはりフォークボールピッチャーの代名詞は三振なので、4イニングとはいえ3つというのは寂しい

今シーズンこれまで、打たれてもゲームはしっかりと作ってきただけに、今日の結果に関してはちょっと残念だった

ま、これはコレで糧として次に活かしてくれればいいし、今日の2敗目で小山のこれまでの頑張りが否定されてしまうことはないので、もう1度あるであろうチャンスでしっかりと結果を出してくれればそれでいい

中継ぎはファームから上げて、状態を見ようとした福ちゃん、阿南ともに失点し、原監督としても「せっかくチャンスをやったのに、そこで一発回答できないようでは・・・」なんて思ったことは想像に難くない。現在、ファームで無双しているピッチャーがいないので、人選は難しいが、だとしたら来シーズンのために松本竜を上で使って経験を積ませるとか、宮國にラストチャンスを与えるとか、星野、土田を試すとか、今シーズン優勝の立役者の一人となった香月の状態をチェックするとか、他に見たい投手はいたので、残り試合の中で上記の内、誰かを使ってあげて欲しい

(野手で言えば中井、藤村とファームで目覚め始めているセペダとか・・・)

DeNAとの対戦もあと3試合。1つ負けると対戦成績で勝ち越すことはなくなってしまうので、主力を欠いた布陣で挑むとはいえ、3つ勝つつもりでセ界制覇はあきらめずに頑張って欲しい(原監督は、恐らく意識してないと思うけど)

本当は昨日書きたかったが、優勝ムードに水を差したくなかったので控えた、ドカベン香川氏の早すぎる死去・・・巨人の星侍ジャイアンツ、そして水島新司氏の数々の野球漫画で育った人間としては、選手時代の香川氏にはリアルドカベンという夢を見させてもらいました。謹んでご冥福をお祈りいたします

管理人:みんぐ

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