ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/2 巨人 1-0 阪神 → 外国人選手3人+大田の活躍が光った!

巨人 1-0 阪神 → 対 阪神:5勝2敗0分 東京ドーム

勝利投手:ポレダ 6試合 3勝 1敗 0S

セーブ :澤 村 16試合 2勝 2敗 10S

敗戦投手:藤 浪 6試合 1勝 3敗 0S

投手リレー

巨人:ポレダ→マシソン→澤村 捕手:小林

阪神:藤浪 捕手:梅野

本塁打

巨人:

阪神

日テレG+ にて観戦

解説:篠塚和典 実況:佐藤義朗

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東京ドームで行われた阪神タイガースとの7回戦。先発のポレダは序盤こそピンチを背負うも、四回以降尻上がりに調子を上げて阪神打線を抑えていく。一方、巨人打線も阪神・藤浪に苦戦を強いられ、試合は中盤まで動かなかった。しかし七回、巨人は来日初出場となったフランシスコのタイムリーで先制。この1点をマシソン、澤村のリリーフ陣が守りきり、阪神との接戦を1対0で制した

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今日の主役はポレダ、フランシスコ、マシソンの3外国人+大田だった

まずはポレダ、2回、3回のピッチングを見てると、こりゃ3点は覚悟だな、こっちは藤浪から取れてせいぜい1点か、厳しい試合になるな

って思ってたんだが、まさか4回から良くなって、7回2/3まで投げてくれるとは・・・ランナーを出してからバタバタするところが課題だったんだが、幸いにも阪神は他の球団ほど足で引っ掻き回す作戦は取ってこないし(盗塁数はセ最下位の11個)、ポレダ自身もセットポジションも牽制も入団投手に比べたら随分と上手くなった。

企盗されても、今日のキャッチャーは小林で、しっかりと刺してくれたし、足でリズムを狂わせられることが無かったというのも大きかったかもしれない

高めのストレートで勝負できる左腕は、普通に考えれば、ゴメス、マートンと右のキーマンがいる阪神とは相性が悪いんじゃないかと開幕当初は心配していたのだが、気がついたら6試合で3勝の全てが阪神戦。こうなると、阪神側から「何でポレダばっかりやねん!」って怒りの声が聞こえてきそうだが、過去を振り返れば、こちらも「何でメッセばっかりなんだよ!」とか「また能見かよ!」って思ったシーズンがあったわけで、なんでポレダ阪神には相性が良いのか、まだ分析しきれてないけれど、ここまできたら、申し訳ないけれど炎上するまでは阪神キラーとして、積極的にぶつけてゆきたいなと思わせてくれる(汗)

そして期待の大きい、身体も大きいフランシスコ

今日の藤浪はコントロールも(いつもに比べて)安定していて、ストレートのキレも良く、これまで実戦はファームだけで、いきなりのドーム球場での藤浪相手は正直キツイんじゃないかなと思ってたし、事実1、2打席は連続三振だった。前評判通り、三振かホームランかの選手か?などと思った人も多かったと思うけれど、それでもその三振はどちらも空振りの三振。身体の大きな選手の常で、インコースを軸に配球されてしまうけれど、個人的にはそのインコースを積極的に振っていっていることを評価したい。

1軍最初の実戦が藤浪では、打てなくてもしょうがないので、それについては何も言うつもりは無いけれど、苦手だろうと思われるインコースに投げているのに、あのスイングをされたらバッテリーはどうしても警戒する。その警戒が甘い球を誘発し、いずれはスタンドに放り込んでくれるんじゃないかという期待感が膨らむ

プロ野球ニュース斉藤明夫氏が「インハイが苦手という弱点がある」と自信ありげに言ってたが、藤浪クラスのストレートをコントロールミスなくインハイに投げられたら、どんな選手でも打てんわ!ってテレビの前でツッコんでしまった(汗))

評価したいのは、周りの期待が大きい中、1、2打席目で三振したら3打席目は結果が欲しくて、ボールを当てに行ってしまうんじゃないかと思ってしまいがちなところで、3打席目もあくまでも自分のスイングをして、ボールを追うような仕草が全くなかったところ。タイムリーとなった球に関しては、ゲーム後に古城氏に解説されてしまったが、普通に打ちにゆくとファールとなりそうなタイミングで左手を離し、フェアゾーンに転がるようにコントロール出来るという技と、さらに離しながらも右手の握力とバットのヘッドを使って強い打球を打つという器用さがスゴイ、あれを日本人選手がやったらボテボテのピッチャーゴロか、内野フライになってしまっただろう

ヘッドが立って、しっかり上から叩けてるので、ボールの下に当たればスタンド、真ん中から上にあたれば強烈なライナーかゴロを打てる。そういえばファームで最初に見た時に、詰まらされながらレフト方向へ強烈な打球をヒットにしてるのを思い出した。軌道の大きなアンダーソンとは対照的な、一見コンパクトなように見えなくもないがバックスイングの大きな豪快な振りは、今の巨人の選手にはいないタイプなので、これからも結果を求めて当てにゆくのではなく、相手バッテリーをビビらせて欲しい

とりあえず、今日のところは最初ということもあって、積極的に何でも振りにいってたけど、日本の投手はカウントをフルに使い、ストライクゾーンも上下左右に投げ分けてくるので、いずれは自分の打てるゾーンだけ振りに行くようなスタイルに何とか適応して貰いたい

そしてもう一人の外国人ヒーローのマシソン

8回、2アウト2塁でゴメスを迎える場面でポレダに代わって呼ばれて、見事三振に仕留めるのだが、こういう場面で起用されることが少ないので、ちょっと驚いた。素人目に見れば、ゴメスを敬遠して福留のところでグッさん投入なんて選択肢もあったと思うけど、それだけマシソンの状態が上がってきて、首脳陣の信頼も上がったということなんだと解釈したい。事実、ストレートの球威も上がってきたし、開幕当初は四球を連発していたコントロールも落ち着いてきた。

澤村、マシソンともに登板数が多いのが気になるが、僅差のゲームをモノにして、紙一重の勝利で首位に立っている状況では仕方ない

阿部、坂本の新旧キャプテン、内海、亀井という主力を欠きながら、首位にいるという状況に若干戸惑いがあるのだが、早いとこ打線の状態が良くなり、大差で勝つゲームというのを週に何度か見せてくれるようになって、勝ちパターン投手陣を休ませられる状況を作ってあげてほしいと切に願う

(ついでに言えば、阿部も坂本も単に治ったから上がってくるというのではなくて、しっかりと調子も戻して上がってきて欲しい)

最後に大田

すっげーーー成長してんじゃん!ってビックリしたのが、ゲーム後のインタビュー。1、2打席目は結果を欲しがりすぎて、ボールを追いかけてしまい、肩が開くという去年のようなバッティングになってしまったと反省し、3打席目に気をつけたという修正能力。

「おぃおぃ、いつの間にそんな大人な野球が出来るようになったんだよぉ」

と一人テレビに向かってしゃべってしまったが、確かに、その修正能力が無ければ3打席目のヒットは生まれなかったに違いない。他の選手がストレートに差し込まれてファールになっている中、イケル!と思った瞬間にしっかりと前へ飛ばす事が出来たのは素晴らしい。また、画面で見る限りはひょとしたら外野手に追いつかれるか?と思うような打球がグングン伸びるあたりは、やはり並みのバッターでは無いことを感じさせてくれ、今の最短距離でバットをコンパクトに出しながら、パワーをしっかり伝えるバッティングが続くようであれば、まだまだ数字は上がってゆくという予感を感じさせてくれたし、その先に、ホームランを量産する姿があると確信できた

明日(というか今日か)はハヤトゥー(高木勇人)vs 能見

これまた阪神からすると、またハヤトゥーかよぉという声も聞こえてきそうな対戦となるが、こちらにしても、また能見かぁ・・・・という感じ

去年は対能見との対戦は分が良かったが、今年の能見は内容的にイイ。簡単に点を取らせてもらえないだろうし、これまた1点を争うシビアな展開になりそうな気がする。安定感抜群のハヤトゥーに期待したいが、日曜日無敗伝説もハヤトゥーの連勝も、いつかは止まるわけで、まさかそれが明日ってことにはならないよな?と実は今から心配で仕方ない

世間はゴールデンウィーク・・・カミさんから、誰々さんはハワイに行くんだって!とかプレッシャーをかけられつつ(笑)自宅で仕事しながら観戦しているという悲しい状況だが、野球選手も仕事なんだよ!って自分に言い聞かせながら応援したい(爆)

管理人:みんぐ

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