巨人 5-3 中日 → 対 中日:2勝4敗0分 東京ドーム
勝利投手:山 口 12試合 1勝 1敗 0S
セーブ :澤 村 15試合 2勝 2敗 9S
敗戦投手:バルデス 7試合 0勝 3敗 0S
投手リレー
巨人:マイコラス→山口→マシソン→澤村 捕手:實松
中日:バルデス→田島→浅尾 捕手:谷繁
巨人:村田3号3ラン
中日:平田2号3ラン
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東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの6回戦。巨人は橙魂ユニフォームを着用してこの試合に臨んだ。巨人は四回、村田の3ランホームランで先制する。先発のマイコラスも中盤まで好投するも、6回に3ランホームランを浴び同点とされてしまう。しかし七回、村田の四球をきっかけに、敵失と押し出し四球で2点を勝ち越すと、このリードを救援陣が守りきった。また、一軍昇格即4番を務めた大田が2本の二塁打を含む猛打賞の活躍、4月を単独首位で終えた
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大田の昇格が決まり、いきなり先発に起用することは想像に難くなかったが、問題は何番に抜擢するのか、それを含めたオーダーがどうなるかに注目していた
普通に考えれば、ちょっと振りが鈍くなってきて、3番が荷重になってきた橋本を1番に置き、ここのところ復調基調にある村田を4番に、足も早く長打力もある大田を3番にという考えもあったのだが、原監督は大田を4番に置いた
これは、単なる今日のゲームに対してだけのメッセージではなく、これから先、数年の巨人の姿を見据えたオーダーだったのだろうと思う。ここ数年の中でもファームで非常に状態が良く、バッティングも一皮むけていると思われる大田が、どういった結果を出してくれるのか、そこに期待した4番起用だったのだろう
去年の今頃までの大田であれば、昇格即スタメンでいきなり結果を出すというのは、なかなか出来なかった。そもそも昇格しても一度も起用されることもなく、また下へ戻るなんてことすら珍しいことではなかったし…もちろん、主軸がことごとく欠けているという今のチーム事情もあるけれど、それだけ、今の大田は首脳陣からの信頼と期待が大きかったことの現れだったのだと思う
猛打賞は出来すぎだと思うが、3安打のうち2本が2ベースヒットというのは大きいし、何よりも最初の打席で「やっぱり、今の大田はイイな」と思わせるバッティングを見せてくれたと思う。以前の大田なら、どんなボールも迎えにゆく事が多く、甘い球を打ち損じるかファールにして、追い込まれて、中途半端なスイングで三振する・・・そんな頼りないスイングをしていたのだが、今日は打席でどっしりと構え、甘い球をしっかりと待ち、追い込まれてもファールで粘るという堂々たる構えだった
コンパクトながら力強いスイングを身につけた(今は最短距離でバットが出てる)ことで、ボールの見極めが良くなった効果だと思うけれど、2打席目以降のヒットよりも1打席目の佇まいが良かった
チャンスで打席に立つことが無かったのが残念だったけれど、今日のようなバッティングが出来るのであれば、これから先も期待できる
出塁だけを考えればよくなった橋本にも最終打席でヒットが生まれ、これから、橋本が出て大田が帰すという同期の活躍が見れそうな気がして、今後のゲームが楽しみだ
村田の左中間へのホームランも非常に良かった。今の巨人打線に欠けているのが、強引に引っ張ってスタンドへ持ってゆくというバッティング。もちろん、センターから逆方向へ・・・という基本に忠実なバッティングは必要なのだけれど、皆が皆、そんなのばかりでは相手チームにプレッシャーを与えることが出来ない。中日で言えば、平田や福田のような豪快なスイングで相手バッテリーを震え上がらせるような選手が必要。
村田の役割は、出塁して帰ってくる人ではなく、あくまでもランナーを帰す人。
昨日まで、得点圏でのバッティングが悲しいものだっただけに、今日の3ランホームランは、村田にとって何かを思い出すきっかけになってくれるのではないかという期待が膨らむホームランになった
ただまだストレートに差し込まれるという悪癖が完全に消え去ったわけではない。インハイに来たストレートを待ってましたとばかりに前でさばいてレフトスタンドに叩きこむ姿が見れた時、そこからが村田の復活の狼煙になると思っている。とはいえ、この3連戦でそれなりに結果を出し、打率も上がってきたことで、結果だけを求めてどんなボールにも手を出すという姿は減ってきた。6番という打順もそうだし、あくまでも走者を帰すことだけを考えて、力強いスイングでホームランを狙い続けて欲しい
(一発長打を狙って凡退するぶんには、私もそうそう愚痴ったりしない)
今日の勝利自体は、高橋周平のおかげと言っても過言ではなく、勝たせてもらった感は拭えないが、それにしても勝呂コーチは何をやってるんだと・・・(笑)
ま、送球がそれてあたふたしている中で、それを見逃さず、しっかりアピールする谷繁もスゴイけど(汗)
谷繁ついでに言わせてもらうと、3000試合出場おめでとうございます。キャッチャーという過酷なポジションで、この数字は尊敬に値すると思う。ただ、3000試合のメモリアルはてっきりナゴドに戻った時にやるもんだと思っていたので、今日、先発で出てくるってのは正直予想外だった。
自分の記録よりも、何とかしてビジターでの勝ち越しを優先させたという事なんだろうけど、それだけ今日のゲームの勝利は大事だったということか。
このカードが始まった時、ナゴドでの3連敗の借りを返したい気持ちはあるが、まずは何とか2勝1敗の勝ち越しで、借金を1つ返す事を期待したいと言った。昨日の菅野の敗戦で正直勝ち越しはムズいかな?と思っていたのだが、思いの外、マイコラスがナイスピッチングで締まったゲームにしてくれた。3ラン返しされたのは残念だったけど、解説の吉村氏の言うとおり、今まで見た中で一番良いピッチングだったと思う
ストレートに球威があったし、それを軸にカーブを使ってうまく緩急が出来ていた。恐らくフランシスコの昇格と合わせて、もう一度ファームに行く事になると思うけれど、尾花、阿波野コーチの言うことをよく聞いて、今日よりもさらに洗練されたピッチングを身につけて、出来れば数年、巨人のローテを安定して任せられるような選手になってほしい
GWで9連戦のチームもある中、巨人は明日が休みという恵まれた日程になっている(しかも移動なし)。
この有利さを生かして、まずは疲労を抜いて、明後日からの阪神戦(4連勝でノッているので要注意)で、キレっきれの動きを選手皆が見せてくれる事を信じている
管理人:みんぐ