ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

4/28 巨人 4-1 中日 → もちろん金城で申し分ないが、出来れば實松をお立ち台に…

巨人 4-1 中日 → 対 中日:1勝3敗0分 東京ドーム

勝利投手:杉 内 5試合 3勝 0敗 0S

セーブ :澤 村 14試合 2勝 2敗 8S

敗戦投手:大 野 5試合 2勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:杉内→山口→戸根→澤村 捕手:實松

中日:大野→金子 捕手:桂→谷繁

本塁打

巨人:村田2号ソロ

中日:

日テレG+ にて観戦

解説:桑田真澄立浪和義 実況:河村 亮、平川健太郎

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東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの4回戦。巨人は初回に坂本、金城の重盗で先制。四回、先発・坂本に代わった4番・村田が、9試合ぶりとなる2号ソロを放って追加点を挙げる。さらに七回、金城にも2点タイムリ二塁打が飛び出し4点差として、試合を優位に進める。九回に1点を失うものの、チームは2連勝でヤクルトと同率首位に並んだ。先発・杉内は今季最長の7回を最多タイ9奪三振無失点で無傷の3連勝、通算150勝まで残り11とした

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(書いてる途中でG+で宮ちゃんが言ってしまって、なんか他人の言葉を借りるようで心苦しいのだが)

1回裏、2アウト1、3塁でファーストランナー坂本がスチールを試みて、中日の若きキャッチャー桂がセカンドへ投げる間にサードランナー金城がホームを陥れた場面。

これまで、1番金城が出て、2番片岡が出塁し、3番橋本が帰すというパターンはあったが、今日は橋本が倒れてしまう。そうなると、坂本で帰すという展開となるのだが、坂本は四球を選んで、先制点を叩き出す役割はアンダーソンに託される形となり、バッテリーも当然アンダーソンに集中する。坂本の盗塁は多少頭にあったかもしれないけれど、金城に関しては全くノーマークだったに違いない。

そういう状況下で相手キャッチャーは2年目の若い桂ということで、あえて坂本に走らせたのだろう。2アウトだし、アンダーソンさえ打ち取れば、坂本が2塁に行こうがどうしようが関係ないはず、というか仮に盗塁されたとしても1塁があくので、アンダーソンとはストライク勝負しなくても良くなるというはずなのに、桂はサードランナーの金城を牽制することもなく投げてしまった・・・

金城は桂が投げるモーションを取ったと同時に走りだし、坂本は挟まれている間に金城がホームにたどり着けるように、セカンドベースの手前でストップした

結果的に送球がそれてオールセーフになったけれど、あの場面は坂本がアウトになってチェンジになったとしても、その間に1点とれればOKという作戦だったのだろう、成功した後の川相ヘッドのしてやったりという笑顔がそれを表している

(コレを言おうとしたら、宮ちゃんに言われてしまった…)

それは、防御率1点未満の大野との戦いは、1点勝負になるという巨人サイドの思惑と、ここのところ内容の良いピッチングをしている杉内への信頼感の現れだったのだと思う

これがキャッチャーが谷繁だったら、ここまでうまくはゆかなかっただろうし、そういった作戦は使わなかったと思う。でも、アレは普段から「いつかやろう」と思わなければ出来ないし、選手たちにもこういう策をやるということを、常日頃から意識させていないと出来ないこと。去年のシーズンもそうだったけど、単なる打つ、守るという単純なゲームだけではなく、トリッキーな策だったり、守備の連携だったりといった細かい野球をキャンプ中から練習させているからこそで、それが打線が波に乗れない現状でも首位争いが出来ている事に繋がっている

(ま、今日のはソコまでトリッキーでは無いけど、相手が若いバッテリーということを上手くついた作戦だった・・・・2度は通用しないけど)

とはいえ、今日の主役はやはり杉内だろう

前回、指のしびれを訴えた杉内が心配になっていたのだが、どうやら杞憂だったようだ。7イニングで被安打2本、奪三振9個、四死球1個、失点0という先発投手としては完璧と言ってイイ内容だった。桑田氏が言うとおり、今日はストレートのキレが素晴らしく、それが変化球とのコンビネーションをより効果的にさせていた。特にクリーンアップを迎えた時の集中力は素晴らしく、9個の三振のうち、3~5番から取ったのが5個もある。

(普通は2~3個はピッチャーからだったりするのだが、ピッチャーからは1個だけ)

7回裏にチャンスが回ってきて、代打が出て降板となるが、もう少し点差に余裕があるか2アウトランナーなしで打席が回ってきていたとしたら、8回まで投げさせていたかもしれないし、それでもきっと問題なく抑えてくれそうな感じだった

(まぁ7回の福田、平田への力のこもった連続三振を見ると、ベンチで7回までって言われていたのかもしれないけれど)

これで5試合で3勝。ミスターメイとしては、4月はボチボチ、5月に一気に!というのが例年の流れなのだが、今年は4月から3つも貯金を作っている。このまま順調に5月も調子を維持してくれれば、菅野、杉内、ハヤトゥーは完全に計算できる勝ち頭が揃う。

下では内海が上がってくるタイミングを見計らってるし、大竹、小山も黙っていない。

レダ、マイコラス、田口に関しては彼らが戻ってくるまで頑張ってもらい、3人で1勝出来れば御の字、うまくいけば2勝取れれば・・・くらいで投げてくれれば良い。先の3人が上がってくれば、一旦ファームで調整してくれればいいし、ローテがヘバった時に入れ替えでまた上がってくれてもイイ。

中継ぎにまだ不安はあるけれど、勝ちパターンのブルペン陣に故障は無いし、ビハインド要員も頑張っている

(実は、大事なのはこのビハインド要員、彼らがゲームを作りなおして逆転に結びつくような展開が何回に1回か取れれば、それが長いシーズンにおいては、優勝するための大事なポイントに繋がる)

坂本の足の張りが心配だけど、こういう時に井端がいるという事が本当に心強い。

で、代わって打線に入った村田が勝利打点となるホームランを打つわけだけど、前試合もそうだし、ひょっとしたら途中出場のほうが集中力が増すタイプなんじゃないの?って思ってしまったわ(笑)

個人的には、ホームランはまぁいいとして(いいのかよ!)、ゲーム後に原監督も言っていたように、7回に中井から始まって4連打でチームがイケイケになっているところでのサードゴロ・・・・これがいけななかった(涙)

とにかく村田には「得点圏にランナーがいる時に打てない」というイメージがついて回る。特にノーアウト1、3塁で外野フライも打てずにゲッツーで終了というのがどうしても頭をよぎる(笑)

ノープレッシャー(ま、今日のホームランはノープレッシャーではないが)で打つホームランというのは過去にもよく見るのだが、やはりファンとしてはランナーが詰まった状態での長打、どうしてもこれを期待してしまう。いくらバッティングの状態が良くなって、打率がじわじわ上がってきたとしても、ココぞという場面で打ってもらえなくては、クリーンアップに戻ってくるのは時間がかかりそうだ。っていうか、どちらかというと今シーズンの村田は帰す人ではなく、チャンスメークをして、帰ってくる人というイメージが強い・・・・

今日に関しては、杉内、村田、金城の3人がお立ち台に上ったけれど、正直なところ、個人的な、あ・く・ま・で・も個人的な事を言わせてもらえば、今日は杉内、村田、實松の同級生3人トリオを上げて欲しかった。杉内が投げる時は村田が打つことも多いので、この二人のヒーローインタビューは過去にもあるのだが、そこに實松が加わることはめったにない(實松が杉内先発の時にマスクをかぶることもそれほど無いし)。しかもせっかくの東京ドームだし、今日の實松はリードも素晴らしかったし、バッティングも2安打してる。さらにいえば、2打席目のサードライナーは、紙一重で抜けていれば一気に長打となってタイムリーになる可能性もあった。

初回の金城のホームへの走塁、7回のタイムリーも素晴らしかったのだが、ちょっと見てみたかったという意味で、いつか、この3人が揃ってお立ち台に上る姿が見れることを期待してます

さて、前回ナゴドで3連敗をくらって、序盤の中日の快進撃のお手伝いをしてしまった手前、東京ドームで借りはキッチリ返してもらわなくてはいけない。とはいえ、こちらも3連勝しようなんて贅沢は言わない。まずは2勝1敗でいいので、少しずつ対中日の借金を返して、最終的には貯金出来る状態でシーズンが終わればいい。

30日はマイコラスが昇格するという話のようなので、出来れば明日の菅野で勝って、勝ち越しを決めた状態で、マイコラスの投げるゲームを見たいところ。菅野には申し訳ないが、明日もこの前の広島戦同様、頑張って失点しないよう投げてもらいたい

今日はファームの中継が無かったので、G+でのちょっとだけのビデオ映像とHPからの結果だけになるのだが、そのビデオ映像の中に大田のホームランがあった。先日の4号の技ありホームランもそうだったのだが、今日も含めて今の大田は、非常にリキ感の無いスイングながら打った瞬間に「あ、行ったな」という角度で打球が伸びていっている。吉村氏も長距離打者として理想的なスイングが今は出来ていると言っていたし、ケガから復帰してからの大田は良い意味で肩の力が抜けている、本人も状態は良いし、今は何でも追いかけるのではなく、甘い球をうまく仕留めることに集中できているというような事を言っている。素人目に見ても、去年よりもあきらかに一皮むけている感じだし、是非とも好調なうちに1度上げてもらいたい

管理人:みんぐ

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