ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/27 巨人 9-3 中日 → 5連続四球って・・・(汗)でも今の打線は滅多な事じゃ止まらない!

巨人 9-3 中日 対中日: 8勝 6敗 0分

勝利投手:青木 14試合 2勝0敗0S

セーブ :

敗戦投手:カブレラ 11試合 4勝3敗0S

投手リレー

巨人:杉内→福田→青木→高木京→マシソン→アコスタ 捕手:阿部→井野

中日:カブレラ→高橋聡→マドリガル→小熊→小林 捕手:谷繁→松井雅

本塁打

巨人:中井3号3ラン、 村田12号2ラン、 ロペス12号ソロ

中日:

ナゴヤドーム

フジテレビONEにて観戦

(解説 藤波行雄  実況 斉藤誠征)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズとの14回戦。中盤まで逆転、また逆転のシーソーゲームとなったが、巨人が6回、中井の3ランホームランで再逆転すると、7回には村田、ロペスの連続ホームランで突き放し、9対3で大勝した。打線は2日連続の2ケタ安打となる11安打。投げてはリリーフ陣が好投、6回以降は得点を許さなかった

Yomiuri Giants Official Web Site

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

初回に失点した杉内だけど、もともと立ち上がりの良いピッチャーではないので、まぁ1点は想定内。5月にカブレラと対戦した時は得点できなかったが、あの時とは違ってデータもあるし、今の巨人打線はマエケン/能見が無双するくらいの出来じゃないと抑えられないと思っていたので、そこまでは良い

2回以降はいつもの杉内に戻っていたので、あとは打線がじっくりとカブレラを攻略するだけだと思っていたのだが・・・・

まさかそんな展開が待っているとは・・・・(汗)

あの杉内がまさかの三者連続フォアボールとは・・・藤井、荒木、森野にフォアボールを出したところで、原監督は決断し、こういう時にはめっぽう強い福ちゃんに交代。

しかし、緊急登板マスターの福ちゃんとはいえ、前夜に比べあきらかに準備不足、そしてさらに満塁・・・昨日のようにゲームが壊れている状況とは違い、こちらのリードはわずか1点。もちろん失点しても福ちゃんのせいではないのだが、もともとコントロールが良いとは言えない福ちゃんにとっては、かなり厳しいシチュエーション。

残念ながら二者連続でフォアボールを連発し、2点を献上、すべて四球で2失点という形で逆転を許してしまう。

しかもまだ1アウト満塁のピンチ

こりゃ、昨日とは違う意味でゲームが壊れてしまうのか?とひやひやもんだったが、その後をうけた青木が素晴らしかった。クラークをレフトフライ、谷繁を三振に打ち取り、1点のビハインドというギリギリのところで凌いだ。

(今日のヒーローは中井だったが、東京ドームだったら、青木と中井がお立ち台に立ってたはず、それくらい青木のリリーフは大きかった)

だったら福ちゃんじゃなくて、最初から青木の方が・・・と思いがちだけど、杉内の四球連発から二人で肩をあわてて作りはじめ、福ちゃんが投げている間に、さらに青木の肩が温まったとしたら、先に青木が投げていてもストライクは入らなかったかもしれない。

そこから先は、高木、マシソン、アコスタが無失点リレーで凌ぐのだが、問題は杉内の状態。

恐らく本人もなぜストライクが入らなくなってしまったのか、全く分析できないまま降板してしまったと思うし、もちろん見ている我々にもわからない。あの杉内が修正できなかったというのが気になるし、これから先、またいつ起きるのか不安を抱えたままの登板になってしまう。

ここはしっかりと、ビデオを見てコーチ、阿部も含めてしっかりと原因を探り、それに対しての対応策を練った上で、次の登板に向けて調整と修正をしなければいけない。仮に修正が間に合わなかったとしても、いったい何が杉内の身に起きたのかだけはハッキリとさせておくべき。個人的には右足をあげてから地面に着くまでの間が短いような気がするけれど、ピンチで投げ急ぐピッチャーはみんなそうなってしまうし、それだけなら、杉内の引き出しの中にだって解決策はあるはず。ボール自体は問題なさそうに見えたので、恐らく単純なことなんだろうけど、だからこそ根は深そうだ。

前夜に澤村が炎上していて、表ローテは盤石と思っていただけに、この2試合の先発投手の降板は我々にとってもショックな出来事だった

が、しかし

ピッチャーがダメな時は打線が頑張ればイイ、これから先、その逆の展開だってあるし、いつまでも良い状態は続かない。今の巨人の強いところは、投手をカバーする攻撃力が復活していること。

(それでも相手投手がエースで無双されてしまうと、さすがに厳しいが)

まずは4回。打線も二回り目になって、好調のクリーンアップが坂本、阿部、村田と3連打で同点に追いつき、ボウカーが逆転のタイムリーで底力を見せた。

(阿部の走塁ミスもボウカーがカバーしてくれた、この回、同点に追いついただけで終わってたら、その後の打線の爆発は無かったかもしれない。この辺もミスをカバーするプレーが出てて良かった)

さらに杉内降板後の6回には地元で中井が3ランホームランで一気に突き放す

そしてとどめに、村田、ロペスのアベックホームランで中日のベンチを沈黙させた

坂本、阿部はもともと打てない日があっても、そう長くは続かない安定感を持っているし、そこに今は好調の村田がおり、ロペスの復帰でボウカーとのセットは、ラーメンと餃子のセットに匹敵する(私の中で)鉄板メニュー。

そこをしのいでもパンチ力のある8番バッター中井がいるのだから、相手投手にしたらたまらない打線だろう。ほんの少しでも隙を見せようものなら、一気に畳み掛ける攻撃力は先発投手陣全体に一抹の不安がある巨人にとって非常に心強い。

その攻撃力もいずれバランスが崩れる時が来るだろうから、その時は先発投手陣が立ち直ってカバーしてくれるようなバイオリズムになれば、問題ない。

あと何気に良かったのは亀井の走塁。ここのところバッティングは下降している亀井だけれど、レフト和田の返球が悪送球になったところを見逃さず、一気に本塁へ突入した集中力は見事だった

(4回にも平田の返球処理で中日に集中力を欠いた守備があったけど・・・不慣れな谷がショートを守っていたとはいえ、中日らしくないね)

昨日の展開で澤村に、今日の展開で杉内に負けがつかなかった事と、チームが連勝したことは結果オーライながら良かった。状態が良いと思われた澤村、杉内が崩れて連敗し、対中日の連敗が7連敗なんてことになったら、中日に勢いをつけるだけでなく、今後の巨人に暗雲が立ち込めるところだった・・・

明日は山井 vs 菅野

この2戦のキーワードは四球だったので、まさか菅野にまで連鎖するのでは?と不安になるが、せめて明日くらいは、失点したとしても四球が絡むようなことなく、我々を少しでも安心させてほしいと願いたい

今日も打たれて失点したのは初回だけで、5回の逆転はあくまでも四球で献上したものなので、中日打線は元気がないし、井端がいないことで守備もいつもの中日ではない。山井が好調なら打線も苦労はするだろうが、菅野だって普通に投げてさえくれれば、早々連打を食らう事はないと信じている。1点でもいいから終盤までにリードを保てば、向こうも勝ちパターンの継投をするのは難しく、それ以外の継投パターンであれば今日のように突き放すことは可能だと思うので、菅野は粘り強く、打線は1点でいいから先に点をとる・・・そんな野球を見せてもらいたい

キーになるのは、打撃も守備も好調な坂本・・・・かな?

一方で阪神はコーコラン vs 能見で、普通に考えれば阪神の勝利だろう(しかも阪神が先制してたし)と思ったところ、なんとDeNA打線が能見を攻略して連勝を飾ってくれたので、ゲーム差は 4.5に開いた。

(ゲーム中 DeNAの高木コーチが能見は調子が良いが立ち上がりが良い投手ほど落ちてくるなんてコメントしてて、それを聞いた解説の大熊氏が、そんなことはありえないなんて言ってたが、結果的にDeNAが逆転を収めた瞬間、思わずTVの前で笑ってしまった・・・のは私だけ?)

バタバタしたゲームを何とかとれた連勝だけに、これで阪神と2ゲームを離せたのは大きかった

巨人のお家芸は所詮ドームランだろ?というアンチの声を飲み屋で聞かされるが、今日は同じドームランでもナゴドで3発だからね・・・ビールがマズイわけがない(笑)

(管理人:みんぐ)