ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/17 巨人 7-2 中日 → やっと杉内に勝ちがついた!まずはひと安心

巨人 7-2 中日 対中日: 10勝 7敗 0分

勝利投手:杉内 19試合 9勝4敗0S

セーブ :

敗戦投手:カブレラ 14試合 4勝4敗0S

投手リレー

巨人:杉内→マシソン→山口→西村 捕手:實松

中日:カブレラ→高橋聡→武藤→矢地 捕手:谷繁→松井雅

本塁打

巨人:長野14号3ラン、 亀井3号2ラン

中日:平田10号ソロ

東京ドーム

日テレG+にて観戦

(解説 山本浩二立浪和義  実況 平川健太郎蛯原哲

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの17回戦。ジャイアンツ先発の杉内は平田にホームランを浴び先制を許す。一方の打線は、中盤まで中日先発のカブレラを前にあと一本が出ない状況が続いたが、六回に長野が3ランホームランを放ち逆転に成功。その後も阿部のタイムリーや亀井の2ランホームランなどで中日を突き放した。杉内は粘りの投球で1か月ぶりとなる9勝目をあげた

Yomiuri Giants Official Web Site

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

立ち上がりが悪く、そこさえ乗り切ればスイスイゆく・・・・

そんなイメージだった杉内だが最近は

ゲームの中盤以降、突然崩れる・・・

という病にかかってしまった。まるで東野を見ているようだけど(汗)、前回の中日との対戦で砂遊びをやり、前回の広島戦では7回に突然の連続被安打と、序盤の内容だけでは安心できないピッチングを続けている。本当なら杉内が投げる日は勝てる!と思いたいところだが、初回から心配で仕方なかった

今日もいきなり初回、先頭打者の藤井にデッドボールとかやべーよ!とビクビクし、何とか0に抑えたと思ったら2回に先頭打者の平田に先制のホームラン・・・・

序盤の1失点など今の巨人打線にとっては返せない点数ではないはずなのだが、とても重い失点に感じてしまうほど・・・・

そしてついに4回には2者連続の四球をだし「ついに発病したか!?」とドキドキはMAXになったけれど、8番谷に救われた・・・・

6回に長野の3ランで逆転し、7回は2アウトまでこぎつけたのに、あと1アウトが取れずに降板となってしまったが、結果的に9勝目をゲットし、何とか負の連鎖を止めることができた。

本人も7回は投げ切りたかったろうし、内容的にも決して杉内らしいというピッチングではなかったと思う。前回も言ったけど、どうも下半身の粘りに欠け、素人目に見ても投げ急いでいるように見えたピッチングは持ち前のストレートのキレを奪い、打者を幻惑するフォームには見えなかった。昨シーズンの反省から肩肘のケアと強化に気を使うあまり、走り込みが足りないんじゃないのか?と心配になるが、んなことは私にツッコまれるまでもなくわかっているだろうから、心配するのはやめにする

何より勝ったという事実は原監督が「栄養剤になった」と言うとおり、不安に感じていただろう本人にとって願ってもない薬になったはず。今日をきっかけに元の姿を取り戻してくれると期待したい。

さて、攻撃面では今日も阿部はベンチスタート。

昨日の時点では単なるお休みだと思っていたのだが、どうやらどこか故障したか、体調不良のようだ。代打で出ているので深刻な状態ではないようだが、これはちょっと心配

4番阿部不在のゲームが続いたが、阿部がいないことの不安さを感じるとともに、阿部がいなくても点が取れる頼もしさを同時に感じた2ゲームだった。

(今日の場合は代打阿部にも打点がついて、結局、阿部の頼もしさを実感することになったが・・・)

5回、杉内のセンター前ヒットで實松がホームへ突入した場面だが、強肩藤井がドンピシャの送球を見せたが、あそこはまともに突っ込まず、谷繁の後ろへかわしながら手を差し伸べれば得点できたのでは?そう先日の坂本のように・・・

ま、坂本のあの走塁を真似ろと言うのは無理な話か(苦笑)

ただ、河野が上がってきたとはいえ、阿部の状態に不安があるのであれば、實松も離脱されては困る存在なので、あそこまでまともに突入するのはいただけない。谷繁のカバーも上手かったが、もう少し故障リスクの少ない突入を覚えて欲しい

さて、阿部の代わりに4番に入ったボウカー

(特に東京ドームでは)一発の怖さがあるという意味では適任かもしれない。原監督は村田の3番を動かすつもりは一切無いようだし、それゆえに4番には左打者を置きたいと言っているので、試す意味もあって四番に指名したのだろう。

2年目のボウカーにとっては、巨人の四番の重さはある程度わかっているだろうし、抜擢されたからには打ちたくてたまらなかったろうが、1打席目こそ三振を喫するものの、残りの2打席で四球を選ぶなど非常に落ち着いていた。特に6回の四球は振ってもおかしくない球だったので、アレをしっかりと見極めたことでカブレラのリズムを狂わせ、続く長野の逆転3ランを呼び込んだ。目立ったヒットこそなかったが、今日いちのプレーを選ぶとしたら個人的にはあの四球を推したい。

そして逆転3ランを打ってお立ち台にあがった長野

本人が珍しく状態が良いというくらいだから、今はボールが見えてるのだろう。この9試合で10打点とチームに貢献しているし、1番を打っていた時に比べて5番が天職のようにも見える。

ただ、4回のショートゴロは外寄りの高めのボール球。長野だったら、無理して引っ張らずにセンターから逆方向を意識するだけで、スタンドに持って行けたんじゃないかと思った。

ま、その失敗もあっての6回の3ランだからミスを自分で取り戻したわけで、確かに状態は良くなっているのだろう。いくら良くてもすぐにノーヒットが続く・・・という長野はすっかりと影をひそめ、今は頼もしい5番打者として君臨している

ゲーム中に3割到達は難しいだろうと解説陣には言われていたし、ちょっとやそっと打ったくらいでは難しいのはわかっているが、可能性がある限り3割を目指して頑張って欲しいと思う

ボウカー、ロペスに阿部、由伸と代打を出す采配に選手層が厚いとか、助っ人外国人のプライドが・・・とかスポーツニュースで取り上げられていたが、直後にベンチのボウカーとロペスの間に割って入り、肩を組んで談笑する阿部を見て、彼らに対する心配りとキャプテンとしてチームをまとめるという役目をこなす姿に脱帽する。

特に阿部も由伸も結果を出したことで、ボウカー、ロペスも納得しているようだし、彼らだけでなくベンチ内の雰囲気が非常に良いことが伺えて、頼もしく感じた

(ま、ロペスに送りバントなんてサイン(今日じゃなくてね)を出せ、それに結果で応えるような雰囲気だし、本当にチームの勝利のために貢献したいという気持ちが伝わってくる外国人二人で、ますます好きになりそうだ)

その7回の場面、残りは2イニングだし、マシソンに代打を出すという選択肢もあっただろうけど、今の原監督のマシソンへの信頼度はハンパないな

本人もプロ野球人生の中で今が最も状態がイイと言っているし、疲労は心配だけれども、今のこの良い状態がいつまで続くかわからないので、良い時はドンドン使うという方針なのだろう(本人も今は投げるのが楽しくて仕方ないという感じのようだし)。あの場面で代打を出していれば、8回はグッさんが投げることになったろうが、8回にピンチを招いたとはいえ、グッさんは打者一人ですんだので、結果オーライというところだろうか

むしろ、5点差あったし9回は上がってきたばかりの福ちゃんでも良かったような気もするけど、明日もあるので少しでも明日に繋がるような流れを中日に与えたくないという考えだったのかもしれない。

(ま、8回表の時点では3点差だったし、普通に西村を出してセーブをつけさせようとし、西村以外はブルペンで投げさせていなかった可能性も多ありだけど・・・)

前夜のレポートのコメントに源五郎さんが「オールスター明けからうまく行き過ぎていた「ツケ」が来た感じでしょうか?」とコメントされていましたが、今日に関しては采配がズバズバ決まって監督冥利に尽きるゲームだったので、ホッと胸をなでおろしていることでしょうか?(苦笑)

さて、京セラドームではライアンが阪神に負けるという結果となり、明日、菅野が勝てばライアンに1勝差にまで迫れるという状態になりました。3勝差あった時点では厳しいと踏んでいたので、これで勝つことが出来れば(マエケン、メッセといますが)、最多勝レースが熾烈になってきます。

今日の杉内の勝利と打線の厚みで勢いつけて何とか勝利をもぎ取り、来週のロード(といっても長野が1日あるだけど、残りは自宅から行ける神宮とハマスタだけど)に良いイメージをもって今週を終わって欲しいものです

'追記

そうそう、プロ野球ニュース(CS)の金村氏・・・長野のバットのヘッドの話と、外国人二人に代打を出す選手層の厚さから「登録人数が多いと錯覚するくらい・・・」って話は今日の中継中に出てたエピソードで、それをパクってはいかんな(笑)'

(管理人:みんぐ)