巨人 4-6 中日 対中日: 9勝 7敗 0分
勝利投手:大野 19試合 8勝7敗0S
セーブ :岩瀬 42試合 1勝2敗28S
敗戦投手:ホールトン 12試合 4勝3敗0S
投手リレー
巨人:ホールトン→笠原→高木京→香月 捕手:實松→阿部
中日:大野→岡田→マドリガル→浅尾→岩瀬 捕手:谷繁
巨人:実松1号2ラン
中日:平田9号ソロ
東京ドーム
日テレG+にて観戦
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東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの16回戦。1対1の同点で迎えた六回、巨人は先発・ホールトンら投手陣が連打を浴びて一挙4失点。中継ぎ陣も追加点を奪われた。打線は六回に實松が今季1号2ラン、八回に脇谷がタイムリーヒットを放つなど、中日を上回る13安打を浴びせたが、あと一歩及ばず、4対6で惜敗した。巨人の対中日戦の連勝は3でストップ。優勝マジックは33のまま足踏みとなった
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ホールトンということもあって、阿部を休ませるのも兼ねて實松をスタメンマスクに起用。その場合はてっきり村田を4番に置くのかと思いきや、由伸を4番に指名。
まぁ前日の原監督のコメントで村田が3番で機能しているので、動かしたく無い的な発言をしていたので、それはまぁそれでイイ。それで左対策という事もあって高口を8番に持ってくるオーダー。
ちょっと下位がこれまでに比べると弱いか?と心配になったけれど坂本、村田と長野が機能してくれれば難敵大野といえど何とか得点できるんじゃないかと予想してた。
誤算だったのは1番の坂本、2番の矢野が機能せず、村田、長野&ロペスが好調だったこと。結果的に3番以降でチャンスを作る形になり、下位打線に得点をゆだねる形になってしまった。
その心配は4回のノーアウト満塁で現実のものとなり、由伸、長野、ロペスの連続ヒットで満塁にした後、實松、高口、ホールトンが三者連続三振で無失点に終わってしまった。
結果的にはここで点を取れなかったことが相手に流れを渡すことになってしまい、逆転されて以降は勝ちパターンの投手をつぎ込むわけにはゆかず、笠原、高木京が傷口を広げて負けに繋がってしまった
取るべき時に点を取れないと負けるという典型的なパターンで、その中でも3点までは取り返したけれど6回の4失点は大きく、3連戦の頭を取ることはかなわなかった。
代打や継投は後で何を言ってもタラレバになってしまうので、どうしてもここからは愚痴になってしまうが、笠原にしても高木京にしても追い込むまではいいのだが、どうしても勝負球になると甘くなってしまう。
ただ、笠原の場面に関しては2アウト1、3塁で平田を迎えるにあたり、ボール3となっていたので、ここは歩かせて高橋周と改めて勝負することを念頭においても良かったんじゃないかと思う。東京ドームで平田はやはり怖いし・・・・笠原は決してコントロールの良いピッチャーではないので、あの場面は實松がしっかりとボールを投げさせて、振ってくれたらラッキーくらいの意思表示をハッキリさせて欲しかったとTVを見ながら悔み、さらに同じ2アウト1、3塁が続き、高橋周との勝負では、次の谷繁の方が打ち取りやすいと考えれば、ここもハッキリとボールを投げさせるべきだったと思う
そこを明確にしないと、仮にボール気味のところに構えていても、ピッチャーは自分の意識とは別に(四球を本能的に嫌がるあまり)体が勝手にストラークゾーンに投げてしまう・・・そういうボールは得てして甘いコースに行ってしまうわけで、結果的に痛打される羽目になってしまった。
前夜に投げていたという理由なのかもしれないが、あの場面はせめて四球のリスクが笠原よりも少ないということで香月を出しても良かったんじゃないかと思う。
(だからといって抑えられる保証は・・・・ない)
高木京にしても、カーブは割りあいストライクを取れていたので、追い込むところまでは行くのだが、決めにいったボールが甘く痛打されてしまう。
二人とも若さが出たとか、修羅場の経験値が・・・という言葉で片付けたくはないのだけれど、ピンチを恐れずガムシャラに投げる姿が取り柄だとしたら、もっと打者に向かってゆく気持ちを(せめて表情だけでも)出してほしかったのが残念だった
(その辺が、堀内氏の言う”覇気がない”という言い回しになるんだろう)
今日のゲームがその経験値の積み重ねの一つだとしたら、しっかりとコーチと話をして、何がいけなかったのかを後悔ではなく反省して、次に生かしてほしい。
ポストシーズンや優勝争いで、どうしても負けられないゲームであれば、4回に實松が三振した後は高口、ホールトンに代打を送っていただろけど、ゲーム後に原監督が言った通り、今は先発投手には少しでも長く投げて欲しい状態なので、あの場面では勝負には行かなかった・・・・言い訳させてもらえるのなら、そこが流れを掴みそこなった敗因かな?
大野の気迫あふれる球に押されるかのように、三振してしまったのは本当に残念。特に實松はその前の打席でタイムリーを打っているだけに、せめてバットに当てて、ゲッツーの間に1点・・・・くらいは何とかして欲しかった。
また高口はコンパクトにミートに徹していたのは良かったと思うけど、あのスイングで逆方向を意識してくれていたら、1打席目のショートライナー、3打席目のサードライナーは違う結果になっていたかもしれない。脇がしまってヘッドが立っているあのスイングは個人的には悪くないと思っているので、あとは強引な引っ張りだけではなく、状況やカウントに応じた応用がきいていたら・・・と思うと残念
(ま、それが簡単に出来てれば、今頃は1軍でレギュラー張ってるだろうけど)
ホールトンはとにかく立ち上がりだけ何とかしてくれ・・・と願っていて、いきなり藤井にヒット打たれた時はどうなるかと心配したけれど、5回2/3で取った17個のアウトのうち、三振が6個、フライアウトが7個と内容的にはホールトンらしいピッチングだったと思う。ただ6回のあの場面は和田にしても森野にしても中途半端に高めに行ってしまった・・・個人的には2アウトだったし、3~4点取られたとしても続投させて欲しかった。
(ホールトンも立場的に後がないのは承知しているだろうし、ピンチでの粘りの部分をもう少し見たいというのもあったんだが・・・・)
ま、らしいピッチングはしていたので、次にチャンスはつながったと思うけれど、来週は横浜スタジアムでDeNA戦なので、今日とは違ってフライアウトがスタンドに持って行かれる心配は・・・・ある
予定外が多かった中で、實松のタイムリーと2ランホームランは嬉しい誤算ではあった。特に2ランホームランはアレがなかったら追いつこうというムードさえ沈黙していた可能性があるので、貴重だった。
勝てた試合とは言わないけれど、もう少し混戦には出来たはずという意味で、ちょっと残念だし、休ませるはずの阿部を結果的に出さざるを得ない展開にしてしまったのも悲しい。
明日は杉内vsカブレラかぁ
7月27日のナゴドでまさかの三者連続四球と先週の突然の連打が頭をよぎって、心配で仕方ないが、せっかく先週のロードを負けなしで来たのに、空調の利いた本拠地に戻って負け越しとかシャレにならないので、何とか杉内らしいピッチングで快勝してくれることを願う
(管理人:みんぐ)