ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

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7/15 巨人 6-3 阪神 → 前半戦首位ターン決定!キラー対決は杉内の勝ち!

巨人 6-3 阪神 対阪神: 5勝 6敗 1分

勝利投手:杉内 15試合 8勝4敗0S

セーブ :西村 39試合 2勝3敗23S

敗戦投手:能見 15試合 8勝4敗0S

投手リレー

巨人:杉内→マシソン→山口→西村 捕手:阿部

阪神:能見→安藤→筒井→松田 捕手:藤井

本塁打

巨人:阿部23号ソロ、 村田11号ソロ

阪神:新井貴11号ソロ

阪神甲子園球場

フジテレビONEにて観戦

(解説 田尾安志片岡篤史  実況 山田恭弘)

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前半戦最後の3連戦、そして首位攻防戦の初戦となった阪神タイガースとの12回戦。ジャイアンツは初回から相手先発・能見を攻め立て、村田の中越えタイムリ二塁打で先制する。先発の杉内は二回に1点差まで追い上げられるも、その後は粘りの投球を見せる。中盤には、阿部、村田の本塁打で追加点を上げ、主導権を渡さなかった。終盤は磐石のリリーフ陣が試合を締めて連敗ストップ、首位攻防戦の初戦を勝利で飾った

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巨人キラーの能見 vs 阪神キラーの杉内という「キラー対決」

個人的には前回打ちまくった能見キラーの中井がどうチャンスメークして、得点につなげるか、中日戦であと一本が出なかった打線がどう立て直すことが出来たのか、不安と期待の入り混じった観戦

先発の能見は初回の立ち上がりに制球を乱し、寺内、坂本と四球で1アウト1、2塁となると、さらにワイルドピッチで1アウト2、3塁のチャンスとなる。中日戦はここから得点にまで結びつけることが出来ず、0行進となったが、今日はどうだろうか?と思っていたら頼みの阿部が三振・・・・続く長野が四球で2アウト満塁となるが、ここでバッターは村田

結局得点することはかなわず、中日戦の嫌な雰囲気を払拭できぬままの重いスタートとなる・・・・

なんて、妄想をしてしまった

ほんと~~~に村田ゴメン!(汗)

打点の少なさや、得点圏での打率が話題に上がっていた村田だけど、ここ数試合はフォーム改良の効果で、バッティングに自信が持てているせいか、随分と頼れる存在になってきた。

んだが、それでも悪い時のイメージが抜けず、打球がセンターに飛んだ瞬間は「あ~センターフライかよ!」ってマジで思ってしまった(汗)

もう一度言わせて欲しい、村田、悪かった!

杉内が先発で初回に3点あれば「もう勝ったっしょ!」って気分になるのは仕方ないと思うが・・・

まさか、杉内までも制球に苦労することになるとは(涙)

腕は触れてない上に妙に下がってるわ、ボール置きにいってるわ、その上でストライクが入らないわと、どうなっちゃうのか、今日は荒れるのか?と心配になった

事実、2回は四球をきっかけに打撃好調の今成にチャンスを広げられ、一気に1点差となる2失点を喫した。

ただ、追いつかれずに、1点でもリードを保ったままだったことが幸いし、終始リードをキープできたことが勝利に繋がった。中日戦ではできなかった先取点を取るという事と、中盤、終盤に追加点を取れたことで、忘れかけてた攻撃のリズムを思い出しかけて、明日以降に繋がる勝ち方が出来たんじゃないかと少し前向きになれた

杉内のセーフティスクイズ失敗は、まぁ想定内だろうし、相手もそうそう簡単にはスクイズなんてさせてくれない。むしろ、2アウト2、3塁になって寺内ではなく、中井と勝負してくれたことにチャンスを感じたが、ここで追加点を奪う事はかなわない(涙)

ただ、その後の阿部、村田のホームランはチームに勢いをもたらせた。特に阿部のホームランは苦手能見の甘い球をしっかりと迷いなく振り切ったスイングで、1点差から2点差へ広げる貴重なホームランだった

そして忘れてはならないのが、亀井の走塁

一歩間違えば、暴走となり中日戦での走塁ミスの連発を思い起こさせられるところ、マートンの守備を計算し、しっかりと確認までした亀井のナイスランだった。

もちろん、3点差に広げるという効果は絶大だが、それ以上に阪神に与えた精神的なダメージは大きかったと思う。

6回裏は杉内にしっかりと抑えきって欲しかったが、新井のホームランは余計だった・・・もしも新井良にまで打たれたら、点差が詰まる以上に甲子園の雰囲気が一変するところだったので

原監督もそれを危惧して、マシソンに交代させたんじゃないかと思う

ま、2点差で終盤となればマシソン、グッさん、西村でゆけるし、それでもし追いつかれるようなことがあれば、仕方ないと納得できる、

ナイターとはいえ、暑さがキツイ時期だから、無理に長いイニングを投げさせるよりは、中継ぎをつぎ込める状況なのであれば、早めに交代させるのもアリだろう。いずれにしてもこの3連戦が終われば、しばらく休めるわけだし、代打や中継ぎを出し惜しみしても仕方ない。

さて、明日は菅野か

今日勝ったことで、少なくともオールスター前に順位が入れ替わることがなくなり、巨人ナインは少しほっとしたことだろう。もしも今日負けていれば、菅野には「負けたら首位陥落」というプレッシャーを背負わせることになるので、その心配がなくなるだけでも大きな勝利だったと言える。

7月に入って鬼門だと思われた甲子園での6試合だが、1試合は雨で流れたとはいえ、とりあえず3連勝していることになるし、明日勝てば対戦成績も五分に戻せる。

今日の良い流れと雰囲気を持って、菅野には自分らしい堂々としたピッチングを期待したいし、野手陣には能見に勝ったという自信を持って、明日はスタンリッジを攻略してもらいたい

そうそう、今日は守備面で随所に良いプレーが生まれた。寺内のバックトス、阿部の送球、坂本のファインプレーなど慣れない土のグラウンドでしっかりと守ったこともチームにとっては良い流れ。特に坂本は魔送球することもなく、(グラブ内でジャックルした場面はあったものの)冷静に対処していたところは、打撃で結果を残せなかった分を差し引いても余りあるプレーだった。

その坂本は村田のようにグリップを少しさげたフォームに修正してきていた。下げることでバットの出はスムースになるし、より引き付けることが出来るだろう。何よりリキまずに済むので、今日は結果に繋がらなかったが、明日はきっとやってくれると信じている

(管理人:みんぐ)