ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

6/11 巨人 8-4 日ハム → 5連敗で止まってよかった…今日は堂上祭りだった

巨人 8-4 日ハム → 対 日ハム:1勝2敗0分 札幌ドーム

勝利投手:山 口 24試合 2勝 3敗 1S

セーブ :

敗戦投手:宮 西 21試合 0勝 2敗 0S

投手リレー

巨人:大竹→高木京→宮國→山口→マシソン→澤村 捕手:相川→實松

日ハム:上沢→ガラテ→石井→宮西→クロッタ 捕手:近藤

本塁打

巨人:

日ハム:レアード9号ソロ

GAORA にて観戦

解説:光山英和 実況:近藤祐司

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札幌ドームで行われた日本ハムファイターズとの3回戦。2点を先制されたが、堂上が三、四回にタイムリーヒットを放って同点に追いつくと、五回、坂本の犠牲フライでリードを奪った。七回に守備のミスで同点とされたが、八回に堂上がこの日4本目のヒットとなる2点タイムリ二塁打を放ち、勝ち越しに成功。さらに九回は相川の3点タイムリ三塁打で突き放し、8対4で勝利した。巨人は連敗を5で止め、12日から交流戦最後のカードとなるロッテとの3連戦に臨む

Yomiuri Giants Official Web Site

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堂上の守備とか、アンダーソンのトスとか、色々言いたいことはあるけど、今の巨人に必要なのは、どんな形でもいいから連敗を止めることだったわけで、そういう意味では堂上が明日に希望を持てる活躍をしてくれたおかげで、単なる連敗ストップ以上の勝ち方が出来たと思う。

これが相手のミスで貰った1点を守り切って勝った・・・みたいな勝ち方だったら、それはそれで今の巨人らしく、投手の頑張りと守備力で勝ったと言えなくはないのだが、それだと結局また「明日も打てないだろうな」という事で終わってしまう。亀井、坂本に2安打出て、上がって即先発の堂上が4安打4打点という形で勝てたことが「ひょっとしたら明日もいけるんじゃね?」という期待を抱かせてくれたと思う

それにしても原監督はしっかりとファームとコミュニケーションが取れてるんだなと思わせられる。ケガから復活して大活躍の後、少し元気が無くなったところでファーム行きを命じ、良くなってきたと判断されたら即上げる・・・もちろん、上が絶好調ならどれだけ下で頑張ってもなかなかチャンスは回ってこないけれど、チームがこういう状況であればあるほど、下で頑張っている選手には与えられるチャンスが増えることになり、モチベーションも上がる。

今日の堂上の結果も、あのまま1軍に居続けたとしたら、同じ結果が出せたどうかわからないくらい、意味のあるファームでの練習だったんだと思う。そしてそれが原監督の「ファームは正しい練習をしているということでしょうね」という言葉に繋がってゆく・・・

(だからこそ、余計に隠善が不憫じゃ・・・(涙))

相川はキャッチャー独特の読みと、甘い球を逃さない好調さで攻撃面でアピールしているが、堂上は自分の打てると思うゾーンに来た球を打ち漏らさないような形で打てていた。そのスイングは札幌ドームで輝きを放っていた稲葉のようなスタイルで、バットを内側から、コンパクトに、上から叩くという基本に立ち返った軌道だった。

もちろん、だからといって毎試合打てるわけではないし、堂上には守備面の不安という要素もあるのだが、目の前の1球に集中するといういう、あの必死さが今日はチームに良い風をもたらせてくれたと思う。

先発の大竹は、変化球を低めに投げようという一生懸命さは伝わったし、先制点は守備のまずさという不運もあって、リズムを作りにくいところはあったかもしれない。ビハインドで無ければ、もう少し投げてもらいたいところではあったが、これ以上点を取られるわけにはゆかなかったので仕方ないところ。ただ、連敗をストップしなければという意識が強かったのかリキんでいた部分もあったし、持ち前の制球力はいまひとつで、やはり今の巨人のローテを任せるには、もうひとつ物足りないところはある。

(攻撃力バリバリの打線であれば、それでもいいんだけど・・・)

ひょっとすると、短いイニングをいきなり全力で投げるというシチュエーションだったとしたら、また違う大竹が見れるかもしれないので、短期的に宮國とポジションを入れ替えてみても面白い?と思ったのだが、さすがにそれは原監督はやらないだろうな

9回1アウト1、3塁でアンダーソンがデッドボールで歩いた時「出来れば満塁になる前にアンダーソンの犠牲フライあたりで1点取って欲しかった、1アウトとはいえ満塁で鈴木となれば、最悪ホームゲッツーとかで無失点もありえる・・・」って思ってしまった

犠牲フライを期待するのも難しいし、次の相川が当たっていたので、とにかくダブルプレーだけはありませんように・・・って祈ってた(一方でいつぞやのホームランじゃないけど、まさかのタイムリーってのも期待してたけど(笑))。

結果的には塁上には何も起こらない三振だったし、その前にデッドボールもあり、満塁という事もありで、相川にとっては的を絞りやすい状況となって、甘い球を一番長打になりやすいコースへ打ち返すことが出来た。5-4の1点差のままだったらクリーンアップに回る9回裏を4点差と同じ気持ちで澤村がマウンドに上がれたかどうかわからないので、お立ち台に上ったのは堂上だったけれど2人立てる事ができるとしたら、もう一人の立役者は相川だっただろう

それにしても、交流戦って恐ろしいな、5連敗してもまだ首位にいるとか…これがセ・リーグの戦いだったら、巨人の5連敗、DeNAの7連敗で今頃3ゲームくらいの中に6チームがひしめき合ってる状況だったに違いないし、巨人は3位くらいに落ちていたかもしれない…

そういう意味では、この連敗も交流戦で良かったと言えなくもないけれど、交流戦はセとパのチーム戦でもあるわけで、パ・リーグの勝利が濃厚になってしまいつつある今の現状は厳しい物がある。

DeNAのお付き合いは助かりはしたけれど、セにとっては良いことではない…)

明日はマイコラスと唐川か

舞台をQVCにうつしての戦いで、正直なところロッテとのQVCでの戦いは良いイメージが無い。明日の風の状況はわからないけれど、初めて投げるマイコラスにとって、独特の風が良い方に吹くのか、悪い方に吹くのか、その行方がゲームの勝敗のキーを握ることになるだろうが・・・・マイコー、お願いだから勝利の女神である奥さんをQVCマリンにも呼んでおくれ!(笑)

守備に不安のある堂上を、これまた守備が難しいこの球場で起用するのかどうか、理想を言えば先発で出場させ序盤に得点、中盤に中押しして、途中から守備固めで交代・・・って流れなんだろうけど、そううまくゆくかどうか

橋本、金城がファーム行きとなり、巨人の特に外野手に関しては、少しでも調子が落ちれば即ファームという厳しい現状を改めて垣間見ることとなった。個人的には頑張ってはいるんだけど少し打撃の調子が悪い吉川、立岡あたりが再調整になるかと思っていたのだが、今はまだ彼らのフレッシュさは必要だし、村田がいない現状とセカンドが固定できていない状況では井端、吉川、立岡の内野ユーティリティトリオは外せないのだろう。

(何度も言うけど、長野も一度、内田コーチに預けて欲しい・・・)

上がってきた坂口も含めて、セカンドサードは日替わりになりそうだし、ゲーム中にも度々交代する場面は多くなりそうだ、今日は堂上が光ったけれど、明日あたり、坂口を使ってきそうな予感もするし、当分の間、3、4、5番以外は日替わりメニューになりそうだ

管理人:みんぐ

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