ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/7 巨人 5-4 ヤクルト 777で確変モードへ!久しぶりにもぎとった!

巨人 5-4 ヤクルト → 対 ヤクルト:7勝5敗0分 東京ドーム

勝利投手:宮 國 15試合 1勝 0敗 0S

セーブ :澤 村 33試合 4勝 2敗 19S

敗戦投手:小 川 15試合 4勝 5敗 0S

投手リレー

巨人:高木勇→宮國→山口→マシソン→澤村 捕手:相川

ヤクルト:小川→ロマン→オンドルセク 捕手:中村

本塁打

巨人:阿部5号ソロ

ヤクルト:

日テレG+ にて観戦

解説:吉村禎章 実況:蛯原 哲

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東京ドームで行われた東京ヤクルトスワローズとの12回戦。巨人は初回に内野安打で先制を許すが、二回、阿部のソロホームランで同点に追いつく。その後1対4とリードを許すが、六回に長野が満塁の走者一掃となる同点の3点タイムリ三塁打。「長野久義デー」に集まったファンを沸かせた。直後に阿部の犠牲フライも飛び出し、試合をひっくり返した。先発・高木勇の後を受けたリリーフ陣は無失点の投球で追い上げを許さず、試合終了。巨人は勝率を5割に戻すとともに、阪神が敗れたため首位に浮上した

Yomiuri Giants Official Web Site

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ビッグイニングを作っての逆転勝ちなんて、いったい何時ぶりだろう…

遠い記憶のを呼び起こしてもパッと思い出せないほど、久しぶりの感覚。事実1-4になった時は絶望感しか出てこなかった・・・(笑)

お立ち台に上った二人(長野、阿部)にスポットが浴びせられたけれど、個人的には報ステの稲葉氏と同じ感想

今日のヒーローは井端と坂本だ!

6回、先頭の立岡がヒットで出塁したけれど、点差を考えたら送りバントでアウトを1つ献上する策は取れない。井端には進塁も当然だけど、何よりも自分も立岡も生きるバッティングが求められていた。井端が右打ちを意識するのは当然の場面だけれど、素晴らしかったのはアッサリ追い込まれてからの粘り。根負けした小川が力勝負で(多分わざと)ライトに打たせて結果的にはライトフライになってしまったけれど、球数を投げさせたことは賞賛に値する。さらに続く坂本も、これまた簡単に追い込まれてしまったけれど、そこから見切り(特にインコースのスライダーはよく見切ったと思う)とファールで、坂本は四球を奪い取った。

投手は1試合全体の球数も大事だけど、1イニングの投球数も非常に大事。特に体全体を使って力投するタイプの小川にとっては1イニングで20球近く投げるのは非常に負担がかかるだろう。亀井を迎えた時の小川は早く終わらせたい気持ちと、心が感じる以上の身体の疲労があったに違いない。1アウト満塁で長野が打席に立った時は押し出しをも恐れてストレートを投げたのだと思うけれど、抑えたいなら外スラを投げるべきだった・・・逆方向に強い打球が打てる長野にとっては弱点であるはずの外角も、高めのストレート(それもストライクコース)であるならば、球威に負けずに押し込める。

多分、あと5cm前で捌けてたらバックスクリーンに持って行けたんじゃないかと思う打球は、ライトとセンターの間に飛び、一気に走者一掃の3ベースとなった

これが、初回や3回くらいだったら長野でも力負けしてライトフライで終わっていたかもしれないけれど、3打席目で目が慣れてきたことに加え、すでに奪われた1イニング分のスタミナが打球をあそこまで運んでくれたと考えれば、スタミナを奪った井端と坂本のファインプレーだったと思う

それにしても、4番 亀井は驚いた・・・

確かに規定打席に達している中で、巨人で一番打率を残しているのは亀井(それでも.276)だし、前試合では2打席連続でホームランを打っているので、今この瞬間、一番気持ちよく打席に立てるのは亀井で間違いないんだけど、それでも「4番に持ってくるかぁ~」というのが第一印象。ひょっとして、観客以上に驚いているのが、亀井だったんじゃないか?ってくらいのサプライズだった。

個人的には「何か消去法で決めた感じじゃないか?」とゲーム前は疑心暗鬼だったのだが、冷静に考えてみれば、じゃあ今の巨人で亀井以上に信頼できるバッター誰がいるのよ?と自問自答してみても答えが出ないのも事実。逆にプレッシャーになって大きいのを狙ったりしなければいいがなぁ~と心配はしたものの、かつてホームランを狙っていた亀井はそこにはなく、あくまでも繋ぎの4番としての大人な亀井がソコにはいた。

坂本と同じく、どちらかというと3番、5番という4番の前後を打つのが似合う亀井なんだけど、6回の点差の場面は、井端のライトフライに目をつぶり亀井が3番だったと打順をずらして考えれば、下位から回ってきたチャンスを3番の亀井が広げて、4番の長野が掃除し、5番の阿部が勝ち越しをゲットしたと見れなくも無い(かなり無理やりだけど)。

あくまでも自分が大きいので一気に同点というのではなく、次に託す気持ちで打席に立てたことが、その後の同点、勝ち越しに繋がったのだとすれば、今日の亀井はまさに3番打者の役割を4番でやったということなんだろう(わかりにくいかな)

阿部に一発が出て、肩の力が抜けた事で、明日はまた4番に阿部を戻す可能性はあるけれど、今日のオーダーに関しては、4番亀井、5番長野という打順がピタリとハマった原監督のナイス判断だったと思う

さて阿部だけど・・・

原監督とどんな特訓をしたのか、どんな話をしたのかわからないけれど、まるで何を狙っているのか、長打を打ちたいのか、単打を打ちたいのかフラフラしていたバッティングは今日は見えなかった。前試合なら確実にあさっての方を振っていただろうという変化球をしっかりと溜めて打った1打席目のホームランも、身体が泳がずに振り切った3打席目の犠牲フライもどちらも素晴らしいバッティングだったと思う。

ボールを追いかけずに自分の間合いで打ててたので、これが続くようならこの先も期待できるが、ちょっと良くても翌日にはさっぱりというのが去年からの阿部なので、過度な期待はしないようにしておこう。

(9回のファインプレーも阿部じゃなきゃ、普通のプレーだし(笑))

長野もまだ身体にアクシデントは残っているようだけど、本人と首脳陣がイケルと判断したのであれば、今は出来れば出場しておいて欲しい選手なので、今日の3塁打の激走とタッチアップが負担になってなければイイなと心配するに留めておこうかな

んで、村田は相変わらず空気だったな・・・(涙)6回、勝ち越して球場の雰囲気が最高に盛り上がったところで一発でもかましてくれれば、これまでの事は忘れて今日から、明日から!って気持ちになれたんだろうけど、あそこでムードに乗りきれなかったところが、ある意味、村田らしい(笑)

今日に関しては愚痴をこぼしたくないので、ハヤトゥーに関しては軽~くにしておこう。立ち上がりの失点と3回の犠牲フライは、まぁ仕方ないといえば仕方ない。自分自身、勝ててない焦りと味方の打線が不調だというプレッシャーから、どうしても慎重になってしまうのはわかる。でも、慎重になりすぎて四球を出すのは本来の自分の良さを消してしまうわけで、最後の最後は自分のボールを信じて、高木ボールをど真ん中に投げるくらいの割り切りも必要だったかもしれない

(思い切り腕を振ってど真ん中に投げて、それが手元で動いたら高確率でバッターは振りに行って凡打か空振りしそうなもんだけど・・・そりゃ安易すぎる?)

前回は黒田とのマッチアップ、今回は小川との戦いと、やはり火曜日の先発は相手のエースクラスと戦うことが多いわけで、その難しさをひしひしと感じているんじゃないかな?そういう意味では、その役を担っていた菅野は貯金が1しか無いとはいえ、相手エースとの投げ合いでは強さを見せるハートと、勝負強さはスゴイなと改めて思うわけだけど・・・・

恐らく、今は第2の疲労が身体を襲っていると共に、勝ててない焦りが心身のバランスをおかしくしてるんじゃないかと思うけど、原監督が言うように、それは自分で乗り越えていかなければいかない試練。幸いにも前回の黒田との対戦も今日の小川との対戦も、結果的に負けはつかず、しかもチームは勝利しているということで、「持ってる男」からツキをなくしたと思われていた流れが、少しずつ良い方に回り始めてるんじゃないかと考え、次こそは勝てると自分に言い聞かして、気持ちを切らさないように身体のケアと気持ちの高ぶりのバランスをうまくとって、準備に励んでくれればいい

(ただし、足を使われすぎたのは相川もそうだけど、ちょっとバッテリー間とコーチとの間で考えたほうが良い、ひょっとしてハヤトゥー自身か、バッテリー間のクセを見つけられたのかもしれないから)

最後にもう一人のヒーローをあげたい

下位打線とはいえ、ビハインドで投げながらも3人でピシャリとおさえて、味方打線にリズムを与えた宮國。ここまで15試合に登板し、20イニングを消化して防御率は 0.90で自責点は僅か2点。敗戦処理や先発が崩れた時に投げる事が多いので、数字そのものは鵜呑みには出来ないけれど、それでも本人にとっては勝ってる場面だろうが、負けてる場面だろうが必死で投げてるわけで、個人的には手放しで褒めてあげたいし、そろそろ言ってあげてもイイんじゃないだろうか

フォームを変えた宮國は今までとは別人だ!・・・と

本当は先発投手に復帰して、ローテに入りたいと思ってるだろうけど、「9月の大事な時期に勝利の方程式の中に入っていたい」と言ってるってことは、今シーズンは中継ぎとしてやりがいを感じ、最後までチームに帯同し、その上で優勝に貢献したいって決意が堅いんだろうなというのがマウンドからも見て取れる。

少しずつ結果を積み重ねることで自信もついてくるし、弱々しかった表情も段々と大人になってきた。小山、笠原、西村といったロングリリーフも可能な投手たちが、いつか自分の立場を脅かすかもしれないという立ち位置の確保の難しさもわかっているだろう。少なくとも、マシソン、澤村のどちらかに故障でも発生すれば、ストッパーは厳しくても方程式の中に入り込めるだけの信頼は勝ち取りつつあると思うので、これから先、どんな場面(たとえ0-10で負けてるような局面)でも、1球1球を大事にして結果を積み重ねて欲しいなと思う

(あ、グッさん、マシソン、澤村の0点リレーも久しぶりに見れて良かった)

今日は長野デーってことで、その長野がお立ち台に上がれて本当に良かった。7月7日ってことで、長野背番号を合わせて777。ポストゲームショーで宮ちゃんが確変!って言ってたけど、文字通り今日の一打をきっかけに長野が確変モードに入ってくれたら、週末の阪神との3連戦、オールスター前の前半戦のヤマになりそうな戦いに希望が持てるんだけど・・・

管理人:みんぐ

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