ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/18 巨人 8-1 阪神 → まずは幸先良いスタートが切れたけど、反動が…怖い?

巨人 8-1 阪神 → 対 阪神:11勝7敗0分 東京ドーム

勝利投手:マイコラス 17試合 10勝 3敗 0S

セーブ :

敗戦投手:メッセンジャー 22試合 7勝 10敗 0S

投手リレー

巨人:マイコラス 捕手:小林

阪神メッセンジャー→歳内→金田→高宮→山本 捕手:藤井→梅野

本塁打

巨人:片岡6号ソロ

阪神

日テレG+ にて観戦

解説:江川 卓 実況:田辺 研一郎

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東京ドームで行われた阪神タイガースとの18回戦。初回、巨人は坂本のタイムリーヒットで幸先良く1点を先制。その後も攻撃の手を緩めず、三回に村田の走者一掃タイムリ二塁打、六回には片岡のソロホームランと村田の5打点目となるタイムリーヒット阪神に大差を付ける展開に。先発・マイコラスは五回までパーフェクトに抑えるなど、1安打完投でハーラートップタイの10勝目。首位・阪神に8対1で勝利し、ヤクルトが敗れたため巨人は2位に浮上、阪神とのゲーム差を2.5に縮めた

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原監督がよく言う徳俵に追い込まれた状態の巨人

こういう時の巨人は例外なく強い・・・ただし、去年までは(汗)と思っている人も多かったかもしれない今日からの3連戦。

昨年までは8月、9月の大事なところで星を取りこぼしてこなかったので3連覇出来たのだが、今シーズンはちょっと趣が違う

何と言っても去年と違って、2位で迎える大一番だし、差も3.5ゲームと結構厳しい

2勝1敗でも2.5ゲーム差にしか縮まらない中で、選手達がどういったモチベーションで挑んでくれるのか、それが非常に気になっていたのだが、ゲーム前の表情を見ると、いつもなら談笑しているようなタイミングに、厳しい顔つきで阪神の練習を食い入るように見ている選手たちがいた

見ようによってはスイッチが入っているようにも見えたし、敗けられないプレッシャーと戦っているようにも見えたのだが、私は前者であると捉え、期待していた

いやぁ~やってくれましたぁ~~!!!!!

本来なら3連敗してもまだ首位にいられるという立場の阪神ナインの方が、敗けられないプレッシャーに思うように体が動いていない印象の強いゲームとなった。

お互い、これで何度目だよ!というメッセとマイコーの戦い

勝負を分けたのは初回の入り方だったように思う。いつも通りのピッチングで三者凡退の好スタートを切ったマイコーと、いきなり立岡にヒットを打たれ、片岡に送られ、キャプテン坂本の1打という綺麗な形で先制点を献上したメッセ

かなり研究されているだろうという中でも、自分のピッチングを貫いたことで、マイコーは落ち着けたと思うし、今日もコレで良いという気分になれたはず。同時に阪神の野手たちは「やっぱりマイコーからは簡単には点がとれない、厳しい戦いになるな」と1点を争う展開になることを予想したと思う、それは当然1回の裏に投げるメッセも思ったはずで、そういった心理状況の中でマウンドに立った途端に、これ以上ない絵に描いたような点の取られ方をしてしまい、そこから先は平常心ではいられなくなってしまったと思う

以降は解説の江川氏も言っていた通り、普段通りに投げられないストレスと、一発のある東京ドームという事での慎重さが空回りして、メッセらしくない四球連発とわかりやすいストライクへの投球という流れになってゆく・・・・

巨人打線は、その不安定なメッセに対して、決して早打ちすること無く、しっかりとボールを見極め、ランナーを貯めることに成功した。特に阿部は、全ての打席で塁上にランナーがいる状態で立っている中、自分が決めたい気持ちをグッとこらえて、4四死球とよくボールを見極めていたと思う。

もちろん、どこで爆発するかわからない阪神打線が相手なので、常に不安と紙一重だったのだけれど、今日のマイコーの調子を見ると、3回の村田のタイムリーで試合の行方は決まったと思った

(江川氏は”こんなはずじゃ”を連発してたけど(笑))

4点差となれば、ランナーが出たとしても送りバントで1点を取りにゆくような作戦は取りづらいし、何とか走者を貯めてゆきたいと一発狙いから単打狙いに気持ちは揺れてゆく。しかもマイコーの調子が良いとなれば追い込まれる前に打ちたくなるわけで、必然的に早打ちになってしまう。

結果的には、その気持が裏目に出てしまい、阪神ナインはどんどん追い込まれ、野球の幅が小さくなってしまった

相手のミス(村田と坂本)で1点を取って、さぁこれから!という気持ちになりかけた時も、直後に片岡がホームランを打って帳消しにするなど、ミスをカバーできていたし、前向きになりかけた相手の気持ちを後ずさりさせたという形を取れたことも大きく、そういった色んな要素が重なって、まさに「投打がかみ合う」ゲームを作れたんじゃないかと思う

(でも、村田と坂本はマイコーにちゃんと謝っときなよ(笑))

そして何と言っても5打点の村田

すぽるとによれば、試合前練習でいつもより打球が飛んでいる感じだったので、抑え気味にいったということらしいけれど、今日は全ての打席でうまくボールを捉えていたと思う。しっかり上から叩けていたし、ボール球に手を出さず、ストライクを積極的に振ってゆこうという意識が感じられて非常に良かった

少しずつ、時々だけど、得点圏で打てる村田が帰ってきたのは大きいけれど、良い時が長続きしないのが今シーズンの巨人打線の特徴なので、安心は出来ない

村田だけでなく、今日の勝利がナインがボールには手を出さず、ストライクを打ってゆこうという気持ちを持っていたことがメッセ攻略に繋がったと思うので、明日の能見に関しても、フォークをグッと我慢して、いかにして目線をあげて打てる球だけに手を出すか、その我慢のしどころが勝負を分けそうに思う

あと、巨人の阿部の守備と同じく、阪神の弱点のひとつにレフトのマートンの守備がある。今日の点もレフトがマートンじゃなければ、打球処理の仕方で1~2点少なかった可能性もある。ファーストのゴメスもメチャクチャ上手いというわけではないので、緊迫した展開になればなるほど、打者陣は彼らのところにボールを飛ばす意識を持ってゆけば、何かが起こるかもしれない。

この3連戦で一番大事な初戦の今日だったけれど、3タテするためには明日が大事

本来なら明日巨人が勝っても阪神は焦る必要は全くないのだが、こっちが2つ取ると、どうしても「やっぱりこの時期に巨人に負けるのか?」って考えが頭をよぎるはず(いや、よぎって欲しい(汗))。そのプレッシャーが3戦目の2週連続中5日の藤浪にもプレッシャーを与えるはずだし、阪神の打者にあせりを生ませられるはず。

これから先のペナントの行方を占う意味でも、3戦目以上に明日のゲームが大事になるので、今日の打席での意識を明日も続けて、攻撃陣が爆発して欲しいと思う。

こちらの内海はどう考えても、ゴメス、マートンにやられそうな気がしてしまうので、ブルペンは早い段階で準備しておく必要があると思うし、仮に5回で0-2で負けてるような展開であっても、そこはビハインド要因ではなく、勝ちパターンの投手(といっても、今信用できそうなのは、グッさんと澤村くらいだが・・・)をつぎ込んで、中盤以降の失点を全力でふせいで攻撃に繋げて欲しい

ってところで、今日の巨人の話は終わり

日ハムの大谷を見に、ランディ・ジョンソン来てたんだね~~~スゲーな、しかもランディの目が光る日に完ぺきな内容で完封するとか・・・やっぱ持ってる男は違うなって、素直に感心してしまったわ。彼の目には大谷はどういう風に映ったんだろう、どっかにコメント出てないかな?

そして、DeNA vs ヤクルトの筒香の打球・・・あの低めを救い上げてスタンドに運ぶとか、柔らかさと器用さとパワーを兼ね備えた素晴らしいバッターだわ。普通、変化球をあそこに投げて、スタンドに持ってかれるとか、ピッチャーは考えないんで、相手投手のリズムを崩す効果抜群のバッティングだった。あの球を打てるのは巨人では亀井くらいだけど、さすがにスタンドには持って行けないもんなぁ~ホント、良いバッターに成長したなぁ

んで、最後に

明日の高校野球は朝から見応え充分!いちおう、東京に住んでいるものとしては、西東京 vs 東東京の決勝になんてなったら胸アツなんだけど、清宮もオコエも何か持ってそうだし、ひょっとしたら?なんて期待が膨らみつつも、東海大相模のダブルエースも結構エグイし、仙台育成の佐藤世と百目木も良いピッチャーだしなぁ・・・・

どんな結果になるのかわからないけど、巨人 vs 阪神のナイターの前に、高校野球でスタミナ消耗しそうなんで、今夜は早いところ寝なきゃあね(汗)

(って言いながら、ANIMAXドカベン見てる・・・・・)

管理人:みんぐ

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