ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

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勇退で思うこと…自らが引くことで「新成」を完結させる原監督!?

まだ日本シリーズも終わっていないので、今シーズンの総括をするには早いかなって思いつつ、原監督(あえて、まだ監督と言わせてください)の記者会見を見てしまったら、書かずにはいられない気持ちになって、いま、パソコンの前に座ってる…

先ほど、G+の週刊ジャイアンツを見終わったというのもあるけれど、3連覇から今年までのジャイアンツを振り返ってみると、やはり感慨深い物がある

昨年のシーズンが終わった時に原監督が言ったこと

勝つチームは衰退する

というのは、まさにその通りだと思う。厳しい戦いを勝ち抜いて得た優勝とはいえ、3年も連続でリーグ優勝し続ければ、どれだけチームが厳しい状況であっても「最後には俺達は勝てる!」と根拠の無い思いを持ってしまうのではないだろうか?

恐らく選手たちはそれを感じることはなく、1試合、1試合を懸命にもがいていたのだと思うけれど、自分が意識しない心の奥底で「優勝できない」というシナリオが無かったのではないだろうかと、終わってみて痛感してきてしまった。

多分、原監督は、それを恐れていて、今年のスローガンである「新成」をかかげ

何が起こってもおかしくないくらいチームを解体して、いちから作り直すという手段をとったのだと思う。阿部のファーストコンバートと、澤村のストッパー転向が、わかりやすいという意味での旗印であって、それくらい思い切った事をするぞ!というメッセージだった。

今年こそ、完全優勝するという思いを選手は持っていたと思うけれど、残念ながら、その思いはかなわなかっただけではなく、指揮官が辞めるという事にまでなってしまった

記者会見を見てみると、シーズンの途中から今季限りでというのは打診はしていたような話があった。

チームを解体し、新成をスローガンに掲げた時点で、もう一度、作りなおして強いジャイアンツを作りながら、次なる指揮官を育て、バトンを渡すというシナリオをシーズン当初は抱いていたはずだと勝手に思っているのだが、あえて優勝を逃した時に退くという事に関して、私なりの解釈をさせてもらうならば

監督自身が退くことが、「解体」の最終パーツであり、本当の意味での「新成」のスタートなのではないかと…

つまり、去年、今年と選手が本来の力を発揮できない状態の中、昨年はリーグ優勝し、今年は2位で終わったのは、まさに名将たる「原采配」のなせる技だと思っているけれど、笛吹けど選手踊らず・・・といったシーズンの中、この辞任劇が原監督最後の選手に対する「采配」なのかな?って思う

そう思うと、CSで敗れた後の阿部と坂本への声がけも重いシーンに見えるし、神宮のレフトスタンドのファンへの挨拶も、改めて見ると涙がこぼれそうになる

その、最後の原采配に次期監督と残った選手たちがどう応えるのか?恐らく厳しい船出になると思われるけれど、最後に鳴らされた笛を聞いて踊れない選手たちであれば、厳しい言い方になるけど、ジャイアンツの選手としては必要ない。心身ともに疲労困憊だと思うけれど、その笛に応えるべく、秋季キャンプ、自主トレでは2段階くらいレベルアップする選手が出てくることを期待したい

本当なら優勝を逃した時点で辞任を発表し、東京ドーム最終試合で挨拶をし、満員の東京ドームのファンの中でお別れを言ってしかるべき球団への貢献度の高さだったと思うけれど、CSが控えている中で球団に意志を伝えることは出来なかったんだろうなぁ

12年間の監督生活で7度の優勝ということを考えたら、記者会見だけで終わってしまう事に「そりゃないだろう」という思いがファンとして強くあるだけに、なんか、違う形での幕の引き方は無かったのか・・・という悔いが残る

次期監督が誰になるのかわからないけれど、昨日、今日で周りを見回してみると、阪神には金本新監督がつき、DeNAにはラミレス新監督が就任するという事が発表された、広島の緒方監督、ヤクルトの真中監督、そして中日の谷繁監督と5球団は随分と若い監督が揃い、セ・リーグの監督平均年齢は随分と若くなった

(っていうか、気がついたら皆年下だわ(汗))

個人的にはチームを熟知している川相ヘッドが監督となり、ゆくゆくは松井 or 由伸という監督になってゆくんだろうと思っているのだが、こうも周りが若くなってしまうと「じゃあ、こっちも…」なんて気になってしまう(笑)

監督をやるにあたって、必ずしもコーチ経験は必須ではないというのは、栗山監督、工藤監督らを見てもわかるし、私も個人的には「ねばならない」という派ではない。

そういう意味では、松井監督なんて誕生したら胸アツだけれど、コーチ経験は必要ないと言いながら、さすがに今シーズンペナントを見続けるくらいの事は必要だと思うので、さすがに厳しいか…(逆にそれはそれで「新成」っぽくて、過去の実績関係なくチームを見れるという意味では悪く無いとも思ってしまうけれど)

来シーズンの優勝を義務付けるのであれば、川相監督が適任だと思うけど、4番 原辰徳の後を受けた松井、そして由伸のどちらかに託して、0からスタートするということであれば、この2人のどちらかという事も歓迎したい

報道にある江川新監督…というのはどうだろうか?外から野球を見続けてきた上で、いつも冷静な視点で見れている考え方に共感できるところはあるし、見てみたい気持ちも無きにしもあらずなのだが、どちらかというと解説者・江川でいて欲しい気持ちも半分ある

その辺は、また発表があってから語っていたいと思う

何はともあれ、物心ついた時にはONは選手としての晩年だったので、野球にのめり込んでいる時期に4番を打っていた原辰徳には並々ならぬ思い入れがあっただけに、非情に残念でならないけれど、決断されたことをグチグチいっても仕方ない(徳さんは後ろ髪引かれすぎ(笑))、次なる原辰徳のスタートを期待して、今は心から

お疲れ様でした、そしてありがとう!

と言いたい

追記

東京オリンピックの代表監督やってほしいんだけど…考えといてもらえないかな?(爆)

管理人:みんぐ

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