巨人 2-6 日本ハム → 対 日本ハム:2勝1敗0分 東京ドーム
勝利投手:大 谷 11試合 4勝 4敗 0S
セーブ :
敗戦投手:高 木 11試合 4勝 5敗 0S
投手リレー
巨人:高木→戸根 捕手:小林→相川
日本ハム:大谷 捕手:大野
巨人:大田3号ソロ
日本ハム:中田12号2ラン、陽5号ソロ
解説:水野雄仁 実況:上重 聡
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東京ドームで行われた北海道日本ハムファイターズとの3回戦。巨人は初回、日本ハム先発・大谷から大田が先頭打者ホームランを放つ。しかし三回、巨人先発の高木勇がつかまって1対3と逆転を許し、八回には2本のホームランを浴びて5点差とされる。九回に相手のエラーの間に1点を返すものの、結局2対6で大谷に完投負け。巨人は交流戦初黒星を喫し、連勝は「6」で止まった
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菅野だったら初回の1点を守り切って勝ってたかなぁ~~
ゲーム終了後に率直に思ったことだけど、まぁそうしたら初戦は負けてた可能性が高いわけで、結果的に2勝1敗は変わらなかったか、ここは素直に完敗だな
もともとハヤトゥーが先発の時点で、3失点くらいは覚悟していた話なので、大谷から4点取れなければ敗けというわかりやすい図式のゲームだった。初回に大田が先制ホームランを打ったので、「ひょっとしたら…」という期待もあったけれど、終わってみれば戦前の予想通りだったという敗戦
失点がいずれも四球絡みという、ハヤトゥーにとって悔いの残る形だったと思うけど、逆に言えばそれが今の彼の弱点というか、課題だろうか?勝負どころで慎重に投げざるをえない時、ギリギリのところでストライクゾーンで勝負できるかどうか、気持ちの中で逃げてはいないか?プロで生きていくための武器(高木ボール)は持っているわけだから、後はほんの僅かな制球力とメンタルという課題さえクリア出来れば、1年間ローテを守るポジションを手に入れられるのだが…
(幸いにも故障がちな身体では無さそうだし)
プロ2年目とはいえ、遅咲きのデビューなので、投手として残されている時間は他の若手に比べると若干少ない。出来るだけ早く課題を克服して、勝利を期待される投手としてローテに居続けて欲しいなと思う
ただ、今日に関しては、打たれはしたものの、8回まで投げ、マシソン、澤村だけでなく昨日3イニング投げた宮國も使わずに済ませたということに関しては評価に値する。おそらく首脳陣の頭のなかにも、今日、大谷にハヤトゥーが投げ勝つのは厳しいだろうという計算はあっただろうから(もちろん負ける気持ちは無かったとは思うが)、あとはゲームを壊さずどこまで引っ張れるかという事がテーマになっていただろうことは想像がつく。そんな中、8回まで投げたのだから、そこは素直に褒めるべきだろう
打線に関して言えば、大田の一発はまぁ置いといて(笑)4回に出来れば同点、最低でも1点を取れていれば、その後の展開も変わったかもしれないが、ここぞでギアを入れた大谷の前に点を取れなかったのが全てだったか…それでもクリーンアップがそれぞれヒットを放ち、中でも長野は2安打出来たわけで、多少なりとも意地は見せられたかな
本来なら一番対戦の多いクルーズに期待してたんだけど、さすがに大谷にとっても対戦経験があるバッターということで、むしろ投げやすい環境だったのかもしれないと思えば、あきらめもつく
野球ファンとしては、菅野と大谷の投げ合いというしびれる試合も見てみたかったけれど、それはまぁ日本シリーズに持ち越しとなってしまったな(笑)
(お互い出れるといいが…)
ってことで、ここからは、交流戦最大のヤマとなる来週に頭を切り替えよう
幸いにも今週、5勝できた事で、何が何でも来週の2カードを勝ち越さなければならないというハードルを設定しなくても良くなったのは大きい。
正直なところ、田口、内海という左腕が西武打線を封じれるかどうかという点では、かなり厳しいかもという見方をしているし、ソフトバンク戦においては菅野で1勝出来れば御の字ではないかという予想をしている
1勝2敗ずつで終わらせられることが出来れば、少なくとも交流戦に関しては5割以上をキープ出来るわけで、志が低いと言われるかもしれないが、2勝4敗なら御の字くらいで考えておかなければ、菅野登板時の打線次第では全敗だってありえるくらい、厳しい戦いになると思う
(こちらが打線好調なら話は変わってくるけどね)
初戦を取れれば選手たちのプレッシャーも減るので、ポイントは田口と菅野ということになるだろうけど、やはり打てなければ勝てないので、坂本、長野、阿部のクリーンアップが如何にして点を取ってくれるか、そのために1、2番がどれだけ出塁できるか、その後のゲームを勝ち抜いていくためにも、その当たり前の構図がどれだけ1ゲームの中で起こせるかという事がキーになる
不安の方が大きい来週になりそうだけど、取り敢えず交流戦を5勝1敗というスタートを切れたことを、今日のところは素直に喜んでおこうか…
今日の GetSports の菅野特集はめちゃくちゃ面白かった。改めて菅野の凄さは持ってるポテンシャルではなく、常に頭脳をフル回転させての進化へのあくなき探究心なんだということを感じさせてくれたし、本当に野球のために生きてる野球男なんだというこを思い知らされた。
中でも、ストレート、スライダー、ワンシームのフォームを合成させての映像は、全く同じフォームから打者の手前ギリギリのところでそれぞれのボールが変化してゆくさまが見れて、「あぁ~こりゃ確かに打てんわ」という根拠が見れたのがスゴかった
本来ならキャッチャーが感じるべき、打者の呼吸やスイングの重心までをも感じ取りながら投げていること、バッターに考えさせるために作戦としてサインに首を振っているところなど、とにかく抑えるために出来るありとあらゆる事をしている。ゲーム中によく見られる、相手の3塁コーチャーからのサインをじっと見て、相手に「見ているぞ」とプレッシャーをかけるところなど、本当に視野を広く持ち、細かいところまで気を配って1球ずつ投げているのは素直にスゴいと思った
その野球観が他の投手にも伝染してくれれば、これから巨人の投手層は厚くなる…と同時に、菅野と会話を重ねることで、小林のキャッチャーとしてのレベルアップも期待できるかな?って・・・
管理人:みんぐ