ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

6/18 巨 2-6 ロ→ 気がつけば防御率がリーグ5位、そりゃ勝てんわ(涙)

巨人 2-6 ロッテ → 対 ロッテ:0勝2敗0分 東京ドーム

勝利投手:スタンリッジ 12試合 4勝 5敗 0S

セーブ :

敗戦投手:小 山 7試合 0勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:小山→田原誠→矢貫→西村→乾 捕手:相川

ロッテ:スタンリッジ→内→大谷 捕手:田村

本塁打

巨人:

ロッテ:角中4号3ラン

解説:水野雄仁 実況:安藤 翔

日テレG+ にて観戦

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東京ドームで行われた千葉ロッテマリーンズとの2回戦。小山が2年ぶりの勝利を狙って先発したが、初回にいきなり先制を許す。小山は二回に自らタイムリーを放ち同点とするも、三回に再び勝ち越しを許す。その裏、すかさず村田にタイムリーが飛び出して同点とするが、五回、小山は角中に3ランホームランを浴びてまたも勝ち越され、無念の降板となった。打線は四回以降沈黙し、ロッテ投手陣の前に得点を奪えず。今季初登板の矢貫、移籍後初登板の乾の好投などもあったが、2対6で敗戦となった。ロッテに連敗の巨人は、交流戦の勝ち越しがなくなった

Yomiuri Giants Official Web Site

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あ、最初に言っときます、今日は9割方愚痴なんで、ポジリたい方には読むのはお勧めできません(笑)

去年チーム打率が最低にも関わらず、優勝争いができていたのはひとえに投手力(と守備力)のおかげだったと言っても過言ではない。もちろんそれだけではなく、打てない打線でも調子の良い選手を効果的に見極め、うまく打線の中に組み込んだ原前監督の目利きの良さというのもあるが、それでも僅かな点を守り切って勝ちに結びつけることが出来たのはピッチャーによるところが大きい

今シーズンも首位争いをしている時のチーム防御率は1位 or 2位だったのだが、それが交流戦に入ってからドンドン落ちてきて、気がつけばリーグ5位、交流戦においての防御率も11位といずれもワースト2位になってしまった

打線が不調なのに防御率が落ちれば順位が落ちるのも当たり前、これで交流戦の勝ち越しもなくなり、リーグにおいても借金2、首位のカープとは6ゲームという、暫くの間はセーフティと呼べるほどの差を広げられることになった

ま、色々と課題は山積みなのだが、取り敢えず、その前に今日のゲームをサラっと振り返ろう

まずは久々の先発だった小山

正直なところ、文句なしの成績で昇格したとは言いがたく、半分は消去法のような形での起用で、残りの半分は過去のロッテとの対戦における相性の良さだと思うので、個人的には目の覚めるような活躍を期待したわけではない。

いや、それでも今日をきっかけに!って期待はしてたんだけどね・・・現実は小山の良さと悪さが如実に表れたゲームだったと思う

長身から繰り出されるストレートとフォークのコンビネーションで相手を打ち取る、高低で打者を幻惑するピッチャーだが、周りを見回してみるとスライダーとツーシーム全盛で、今ではどちらかというと少数派。個人的にはフォークピッチャーは三振も取れるし、内野ゴロでも打ち取れるということで、好きなスタイルなのだが、一方でフォークが抜けた時のデメリットも大きく、ストッパーのような短いイニングならともかく、先発ピッチャーとなるとどうしてもスタミナに課題が出来てしまう

ま、今日の小山の場合はスタミナが切れる前に降板してしまったので、そういう形では無かったが、高低によるピッチングスタイルが定着しているがゆえの、課題が改めて浮き彫りになってしまった。私と全く同意見だったので、解説の水野氏の言葉をほぼそのままお借りするが、性格の優しさがそのまま現れているのか、左右のゆさぶりが苦手なのか、とにかくインコースをするどくえぐることが出来ない。角中に打たれたホームランも相川は目一杯内側に構えているにも関わらず、シュート回転して真ん中ベルト付近に行ってしまった・・・当てろとは言わないけれど、何イニングかに1回くらいは相手がのけぞるくらいのところに投げ込まないと、今日の角中なんかは当たるのを恐れずに思いっきり被せてくるほどの構えをしているわけで、すでに戦う姿勢という部分で負けてしまっている

田原や宮國が多少打たれても1軍に居続けられているのは、多分、そのインコースの使い方が去年よりも上達しているからだと思う

小山がもう1段壁を乗り越えて、ローテ争いが出来るようになるためには、今の高低に加えて左右の揺さぶりが自在に出来るようにならないと厳しいし、プロの投手として生きてゆくためにも必要。右バッターには意図せずという部分はあれど、投げられているので、左バッターのインコースにズバっと投げられるかどうか、特に豊富な球種を持っているわけではないので、余計にそのコントロールが必要

もう1度チャンスがあるのかどうかわからないが、多分、1週間やそこらで身につけられるものではないと思うので、可哀想な言い方だけど、オフとキャンプで身に付けるしか無いだろうなと思う

それとやはり西村は上げるのがまだ早すぎたかも…今日はもう試合の行方が決まりかけているところでの登板だったので、余り問題視されないけれど、正直、1点を争う緊迫した場面ではまだ怖くて使えない。こちらの期待とは裏腹に、あくまでも故障が癒え、ファームでも実戦をこなしたという程度で上げるべきではなかったという結果がこの数試合で見えてしまった気がする

このまま1軍で実戦練習を行うのか、それともファームで本来のキレが戻るまで研ぎ直すのか、由伸監督の判断が問われそうだ

打線に関しては、ある意味、サプライズとして1番にガルシアを起用した。前評判が良い選手なのは報知の佐々木氏のコラム

他球団が白旗、ガルシア争奪戦の裏にあったキューバとの太いパイプ

を見てもわかるのだが、さすがに1度代打にたっただけで、2試合目で1番先発は無いだろうと・・・フリーバッティングや走力を見てグッと来るものがあったのかもしれないし、うまくハマれば起爆剤になるかも?という期待を込めてのものだったのだろうけど、普通に考えれば8番かな?って思う

一方で今日は8番で先発起用した山本が2安打と結果をだし、良かれと思った1番と8番の打順が逆だったら良かったのに…という皮肉な結果になってしまった

(それでも1本目の山本のヒットは点に繋がったので、8番で出場した意味はあったけれど)

4回以降はチャンスすら作れなかった巨人打線としては、3回の攻撃が全てだった。長野が初球に送りバントを試みようとしたのは、1アウト2、3塁にさえすれば阿部と村田が何とかしてくれるという信頼感から来るものだったのだろうけど、右打ちの得意な長野なので、バントするくらいなら進塁打を試みて欲しかった。まぁバントの格好は初球だけだったので、それは別にいいのだが、結果的には長野、阿部と空振り三振に倒れてしまい、重い空気だけがベンチに漂う

村田がタイムリーを打ったことで、最悪の自体は回避できたけれど、今日のゲームの敗因のほとんどは、長野、阿部で1点を取るどころか進塁さえさせることが出来ず、ここで2点以上取れなかった事が原因だと思う

小山が先発という事と、流れを変えたいという思いからだろうか、今日は相川にマスクを託したが、ベテランの味を見せることが出来ず、特にバッティングにおいては4打数ノーヒットで結局「やっぱり小林でも他でも変わらないのね(涙)」という印象を強くすることになってしまう

停滞ムードを変えて欲しいと送り出した選手のほとんどが、その期待に応えられないという所が、なかなか浮上できない要因のひとつでもあるのかなぁ?

じゃあどういうオーダーだったら勝てていたのか?というツッコミが来そうな気がするけど、そんな簡単なものじゃないでしょ(涙)

わかっているのは、チーム打率もチーム防御率もワーストをうろうろしているようでは、この先も上る姿が想像できないということ。

強いチームを相手に良い意味でのサプライズ勝利みたいなものが極端に少なく、強いチーム、良い投手には予想通り負けるという図式が寂しい限り

泣いても笑っても交流戦は明日で終わり。戦前の予想通り5割前後で交流戦に突入し、若干借金は作ってしまったとはいえ、まぁ5割付近で終了(明日勝てば)という意味では、まるっきりバツというわけでもない。

ただ、まもなくペナントの半分が終わるわけで、交流戦あけからは、これまでのような選手任せの馬なりによる采配を貫くのか、来年のための種をまくのか、自分たちは弱いということを認めてゲリラ的な闘いを挑むのか、それともベテラン、主力を信じて我慢を続けるのか、なんらかの方向性を見出さないと、優勝してもしなくても収穫のないペナントで終わってしまう可能性が高くなってしまう

故障者が全員以前のような状態で戻ってからが本番!というかすかな希望はあるのだけれど、個人的には故障者、不調者が抜けている状態で首位争いを繰り広げ、戻ってきたら一気に引き離す!ってくらいの状態を望んでいたので、この先も厳しいなと思う、最後の希望が花開いた時にはすでにペナントの行方が決まっていた…という事にならないよう、この6月を第1の正念場として、投手陣、打者陣ともにもうひと踏ん張りしてもらいたいと願う

(せめて明日は勝って、ホーム6連戦を負け越しで終わらないように…)

追記

あんま愚痴ってても楽しくないんでね~~~負け試合の中でも、なんかポジれる要素が欲しいな。今日に関しては下降気味だった坂本が先日のホームランをきっかけに復調しつつあることと、山本がシャープなスイングで2本ヒットを打ったことくらいかな?

管理人:みんぐ

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