ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

6/30 巨 1-3 中→ 何も昨日のお礼をすることはないだろうに…???だらけの敗戦だったよ

巨人 1-3 中日 → 対 中日:3勝8敗1分 東京ドーム

勝利投手:若 松 14試合 6勝 6敗 0S

セーブ :

敗戦投手:澤 村 31試合 3勝 1敗 19S

投手リレー

巨人:大竹→澤村 捕手:實松

中日:若松 捕手:桂

本塁打

巨人:坂本15号ソロ

中日:

解説:山本浩二 実況:蛯原 哲

日テレG+ にて観戦

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東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの12回戦。巨人は初回、坂本が左翼スタンドにソロホームランを放ち先制する。先発の大竹は二回に味方のエラーも絡んで1点を失い同点とされるが、抜群の制球力で追加点を許さず、8回を無四球1失点にまとめた。巨人打線も追加点を奪えず、1対1のまま迎えた九回、2番手の澤村が二死二、三塁のピンチを招くと、まさかのバッテリーエラーが2つ重なり2失点。巨人は1対3で中日に敗れ、6月最後のカードを1勝2敗の負け越しで終えた

Yomiuri Giants Official Web Site

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初戦の大野はまぁしょうがない、中日のエースだし代表候補選手だし、打てないのもわかる。ただ、昨日と今日の試合はレベルが低すぎ、この2試合だけ見てると、とても優勝を争うようなチームには見えないんだけど…

今日のゲームで褒めるに値するのは坂本と大竹だけ、後は話にならない

若松は「今は絶不調、ストレートもチェンジアップも思ったところに投げられない」と自分で言っちゃうくらいの状態。事実、今日もチェンジアップはほとんど高く、ストライクからストライクへ来てた。

それでも、どちらにも対応しなければいけないというのはわかるのだが、それに対しての回答を坂本の第1打席が見せてくれた。1打席の中で必ずチェンジアップは来るわけだから、それを狙ってフルスイング、結果ホームラン。これは本当にお見事でした、だからこそ、ソコから先、打者ひと回りくらいは凡打上等で、全員がチェンジアップを狙って打つくらいの大胆な作戦をとっても良かった。

チェンジアップを狙われているとわかれば、ストレート主体の配球になるかもしれないが、それでも全球ストレートでゆくなんて事は出来ないもの。少なくとも、チェンジアップを狙われているという意識づけだけでもして、投げづらくするだけで、バッテリーは配球に悩んだと思う。

ストレートが150km/h近いなら片方だけに意識を集中すると、ひねられる可能性はあるけれど、そこまで豪速球があるわけではないので、ストレートのタイミングでチェンジアップに合わせるよりも、チェンジアップを待ちつつ、ストレートはファールで逃げるくらいの方が良かったと思う。

結局、どっちに的を絞るかはっきりしないまま打席に立つから、いいようにやられて、絶不調と本人がマスコミに言っちゃうくらいの状態の投手を相手に、僅か2安打で負けてしまう。

もちろん、そんな簡単なことじゃないことは重々わかっているけど、アウトをすべて見てみるとチェンジアップが来る前提で待っていれば、腕のふりに惑わされずもう少し芯に当てられそうに見える

特に昨日に続いて長野は良くない

当たりは良いのだが…なんて昨日は若干擁護したけど、今日の打席を見ると完全にボックスの中で迷っている感じ。本人の中で「4番なんだから何とかしなきゃ!」意識が強すぎるのかな?短期的に4番を外したところで、本人のためにはならないだろうし、これから先数年の事を考えたら、長野(と坂本)が皆んなを引っ張らなければならないわけで、これくらいの試練で代えるようなことはしないだろうけど、出来れば少しでも短い期間で立ち直って欲しい。

昨日も書いたけど、打球の伸び、捉えたはずがファールになっているところを見ると、疲労で下半身が粘れてないのが原因のような気がするので、取り敢えず明日は移動日だけど、練習は無しにして、たった一日でも身体を休めて欲しい

あとは澤村か…

リキんじゃうのは澤村の良い所でもあり、今更治せないのは百も承知だけど、その日の自分の状態に合わせて、リキみ具合を10%前後の幅でコントロールするくらいの器用さはそろそろ身につけて欲しいところ。リキみが悪い方向に行っている時に、さらに力を入れてもダメなことはもう何年も経験しているだろうに・・・

とはいえ、最終回の場面ではどちらかというと悪いのは實松

1度目のワイルドピッチはまぁ仕方ない、問題は2度め。最悪歩かせても良い場面で、今日の澤村はスプリットが引っかかるというのは、その前からわかっていたこと、しかも福田はそのスプリットを見切っていた状態

だからこそ、あえて裏をかいたのかもしれないけれど、だったらワンバウンドの危険性があるボールではなく、福田の頭には100%なかったであろうスライダーか、ストレートをインコースに投げさせるべきだった。さらに言えば、スプリットが1度めと同じく引っかかることを予想しながら投げさせたとしたら、2度めの暴投であのミットの出し方はありえない。昨日はバツグンの配球力でお立ち台にまで立った實松だったけれど、今日は最後の最後に澤村をコントロールしきれずに敗戦の責を感じているだろうことが、ベンチでの放心状態の表情から伺える

(キツイようだけど、プロ野球ニュースでの大矢氏の指摘 (ミットからではなく、身体が先に動かなければいけない) が正しい)

昨日は押し出しでもらった勝利だったので、今日は暴投で敗戦ってことで五分ね!なんて笑い話にしてしまいそうだが、広島が敗戦した日だっただけに、1つでも縮めることの出来るチャンスをむざむざ手放してしまった事は大きい。

先発の大竹は確かに由伸監督の言うとおり、今季の中では非常に良い部類のピッチングだったと思うけど、これがヤクルト打線や広島打線だったらどうだろうか?と想像すると、2~3点ではすまなかったかも…と思えるような甘い球も結構あった

1試合、9イニングの中で狂った歯車を立てなおしたり、相手投手の出来に応じて2打席目から意識を変えるというような、臨機応変さを見ることが出来ず、今シーズンの巨人はダメな時は最初から最後までダメという展開が多い。選手個々は一生懸命考えて、懸命にプレーしているんだ!ということに疑いを挟む余地はないが、好不調の波が大きい選手たちを抱えている状態では、不調な選手が好調になるきっかけを与えるようなサインを出すといった、ベンチと選手が一体になった采配が必要だと思う

(打席で悩んでいる選手のために、ランナーがいる時はあえてエンドランのサインを出して、考える余裕をなくしてあげるとか)

去年のジャイアンツも投手力はまだしも、攻撃力に関しては今年と大差ないくらいに酷かったけれど、そこは采配や選手起用の妙でやりくりしていた。今年の方針が選手に考えさせるということで、任せるのは良いけれど、それはあくまでも状態が良い時の話で、やはり悪い時はベンチが動いて、その上で責任もベンチが取るというくらいのやり方をしないことには、選手たちは考えすぎて、むしろ思考が止まってしまっているのではないかと心配になるのだが、他の方たちの意見はどうだろう?

しつこいようだが、だからといってまだまだ諦めてません

選手任せの運用が選手個々のレベルをあげ、いずれ何もせずとも常に最適な動きをしてくれるようになるかもしれないし、この苦しみを乗り越えて、2~3連勝くらい出来れば、勝ち方を思い出して、広島のように大型連勝するようになるかもしれない。

かなりポジティブすぎる考え方だけど、最後の最後、優勝が決まるまでは絶対に下を向かないので、とにかく頑張ってくれと声を大にして言いたい

管理人:みんぐ

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