ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/7 巨 0-6 阪→ 借金返済も1と3じゃ大違い!余りにも無抵抗で寂しいよ

巨人 0-6 阪 → 対阪神 :7勝5敗1分 東京ドーム

勝利投手:青 柳 5試合 2勝 1敗 0S

セーブ :

敗戦投手:高 木 15試合 4勝 7敗 0S

投手リレー

巨人:高木→矢貫→西村→田原誠→山口 捕手:實松→相川

阪神:青柳→藤川→ドリス 捕手:岡崎

本塁打

巨人:

阪神:ゴメス14号2ラン

解説:山本 昌 実況:田辺研一郎

日テレG+ にて観戦

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東京ドームで行われた阪神タイガースとの13回戦。巨人先発の高木勇は立ち上がりを阪神打線に捉えられ、3回までに4点を失ってしまう。後を受けた矢貫も五回に2点を失い、試合は苦しい展開に。六回以降のリリーフ陣は無失点でつないだが、打線が阪神先発のルーキー青柳らの前に沈黙。結局、ヒットは二回に村田が放った1本のみに終わり、0対6で零封負けを喫した

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今回の登板の間に4度ブルペンに入ってフォームを修正したって言ってたけど、ハヤトゥーはモーションの時にひざにグローブをつけるのやめたんだね、それが良い方向に出るといいけど…って思ってたら

あっというまに連続四球であっさり2失点

昨日、ゴメスに注意って言ってたのに、要注意だったゴメスに2ラン打たれて3回で4失点

こうなると投手も勝ちパターンは出せないから、こういった結果になるのはしょうがないね。

それにしても、ハヤトゥーも進歩しないねぇ。去年の中盤から今日のゲームまでほぼ同じ展開。今日はとにかく低めを意識していたんだろうけど、意識すぎて低すぎる…カウントが悪くなって頼みの綱のスライダーを投げたら、ちょうど良い高さに行ってしまうという悪循環。剛球投手ではなく、得意の変化球を軸に制球力で勝負するタイプのピッチャーだけに打ち頃の高さに投げちゃうようではゲームになりません

予定外の交代に踏み切った由伸監督を見てもわかるように、あれはもう無言の懲罰交代でしょう。試合後のコメントでも「情けない試合になってしまい、応援してくれた人に申し訳ないです」と言っていたけれど、今日に関しては投打に全く良い所の無い試合で、正直なところ最後まで見ているのが辛かった感じでしたね

ま、せめてもの擁護をするとしたら、疲労なのか実力不足なのかわからないけど、1軍で投げることに限界を見せていたハヤトゥーをここまでベンチ内にいさせてしまったのは可哀想だったと思う。本来なら交流戦前あたりでファームに落とし、制球力を磨くか、球威を上げるか、新たな武器を手に入れるかして、もう1段階レベルアップしないとこの先も苦しいというのが見えていた状況だったので、台所事情が苦しいのは承知しているけれど、内海が帰ってきた時点、もしくはマイコラスが戻ってきたところでファームに行かせて上げるべきだった

本人の中でも整理がつかないまま、投げ続けさせ、かえって自信を失うことになってしまうまで追い込んでしまったかもしれない首脳陣は、ちょっと反省かなって思う

(と言っても、これを書いてる時点で、ファーム行きが決まったわけではないけど)

今のままでは野手たちも、ハヤトゥーを何とか勝たせたい!って思えないと思うので、個人的にはキャラチェンするまでは、じっくりと鍛え直した方がいいと思う

でもね、打線も打線

初モノ苦手の巨人とはいえ、いくらなんでも打てなさすぎ、工夫がなさすぎでしょ。確かに青柳はアンダー気味のサイドスローで144km/hとか投げるし、適度な荒れ球で的が絞りにくくて打ちにくいってのはある。その上で、本来は欠点のはずのシュート回転が、これ以上ないってくらい食い込んでくるもんで、逆にそれが利点になってしまい、それと対照的にチェンジアップとスライダーがあるから、ありゃ確かに右バッターからしたら打ちにくいなっていうのはわかる

浮き上がってくる傾向のスリークォーターには、目付けを前にして浮き上がってくる前に捉えるってのが基本なんだけど、それはあくまでも球速が130km/hくらいのアンダースローの相手に対してのものなので、今日のように球速があって、右に左に曲がってくると、目付けを早くしてしまうと、とんでもないボール球を振ることになってしまうので苦しい

坂本が唯一2打席目に目付けを早くして、始動を早くスイングしてたけど、ファールになってしまったし、インコースの球にあれほど身体を崩されてハーフスイングしてしまう坂本は珍しく、つまりそれくらい打ちにくい投手で、四球を連発して自ら崩れてくれないかぎり、初見で打ち崩すのは厳しかったと思う

唯一の欠点は、投げっぷりが良すぎて制球が安定しないってことなので、本当だったら追い込まれるまでは絶対に手を出さない、追い込まれても無理にうちにゆくのではなく、ファールで粘って球数を投げさせるって作戦が効果的だと思ったのだが、ファーストストライクを積極的にうちにゆくのが信条の今シーズンの巨人打線に、そういう芸当は無理だった。

下手投げ、横手投げはオーバースロー以上に肘と下半身に負担が来るから、球数投げさせれば中盤以降に捕まえられそうなんだけど…(ましてや新人だし最初から飛ばしてるし)

ま、投手が打たれたからってのも、1安打しか打ててないんじゃ言い訳にならないね。村田のヒットが無ければノーヒットノーランリレーをやられてたわけだから

これまで何度も「寝た子を起こすな」って言い続けて来たけど、打線が冷えていた阪神に6得点を与え、長く迷い続けてきたゴメスに気持よく打たせてしまった。これ以上ないくらいに寝た子を起こしてしまった感じで、この先、阪神が息を吹き返すようだと巨人の犯した今日の1敗の罪は重い

唯一の救いは覚醒させてしまったのが3戦目で、気持ちよくなったところで首位の広島と阪神が当たるということ。今日をきっかけに広島戦で善戦し、あわよくば勝ち越したり、スイープするなんて事が起きたとしたら、今日の一敗は無駄じゃなかったとその時初めて言える

(それと逆に今日の1敗で巨人と阪神の立場が入れ替わることだってあるけど(汗))

ハヤトゥーの後を受けた矢貫も、ビハインドとはいえ、ロングリリーフの可能性もあるこれ以上ないアピールチャンスなわけで、こういうところでビシっと抑えてゲームを作りなおしてくれると、また評価も大きくかわったんだけどな。どうも皆んな貴重なチャンスで結果を出せないね…

そういえば昨日いただいたコメントの返信で

中継ぎを酷使しないため今日のゲームは

「大差での勝利か、大差での敗戦ということになってしまうのですが、やはりここは大差での勝利、出来れば満塁弾を打たれても逆転されない4点さ以上をつけて終盤にもつれ込んで欲しいところです」

と書いたのですが、残念ながら悪い方の大差になってしまいました

せめてもの救いは宮國、マシソン、澤村を使わずに済んだという1点だけなので、ヘタにおいついて彼らを使った挙句に負けるという自体にならなくてよかったと思うしか無い

ただ、せっかく久しぶりのスイープのチャンスだったのに、それをみすみす逃してしまったのは本当に残念。2勝1敗は普通なら、良かった!で済むところなんだけど、今の置かれている状況を考えると、3連戦で貯金1つか3つかというのは大きな問題かつ残念

明日は大竹と井納

一昨日の内海と同じく、こういう時にはベテランがしっかりとゲームを作って、チームに勇気を与えて欲しいのだが、内海とは違い、まだ大竹にはそこまでの信頼感は無く、前回痛い目を見た井納と戦うにあたっては不安の方がデカい

DeNAも元気が出てきたし、今日は筒香が良い働きをして気分よくなっているので、とにかく大竹には筒香の前にランナーを出さないことを重視して、味方が援護するまで粘り強く投げて欲しい。

あ、試行錯誤してましたが、しっくりくるフォームが見つかりましたと言っていたグッさん。ホントに復活の兆しがあるのなら、それは今の巨人にとっては何よりの朗報です

管理人:みんぐ

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