ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

9/24 巨 5-6 De→ やっぱり野球は4番なのか…とにかく今季の残りは阿部次第

巨人 5-6 DeNA → 対 DeNA:10勝14敗1分 横浜スタジアム

勝利投手:田 中 60試合 5勝 3敗 0S

セーブ :山崎康 58試合 2勝 5敗 33S

敗戦投手:マシソン 67試合 8勝 4敗 1S

投手リレー

巨人:内海→田原誠→山口→マシソン→澤村 捕手:小林→實松

DeNA:三嶋→ザガースキー→須田→田中→山崎康 捕手:戸柱

本塁打

巨人:ギャレット24号ソロ、村田23号3ラン

DeNA:ロペス33号ソロ、梶谷17号ソロ、筒香43号ソロ

解説:佐々木主浩 実況:初田啓介

TBSチャンネル にて観戦

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横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズとの最終戦。巨人は1点を追う二回、ギャレットの24号ソロホームランで追い付くと、三回には坂本のタイムリ二塁打で1点を勝ち越し、さらに六回、村田の2試合連続となる23号3ランで突き放す。しかしその裏、2本のソロとタイムリーヒットなどで同点とされると、続く七回、4番手のマシソンが宮崎にタイムリー内野安打を打たれ勝ち越しを許す。巨人は中盤の4点リードを守りきることが出来ず、2連敗となった

Yomiuri Giants Official Web Site

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(土日がパンパンに詰まってしまっていたので、更新が遅くなってしまいました

すみませんm(_ _)m )

この2連戦を総称すれば「非常にマズい!」ってことになるかなぁ

数字の上では8-2くらいで圧倒的に有利だったはずが、4-6くらいになった感じで、火曜の巨人の勝敗、水曜のDeNAの結果次第では五分五分となり、プレシャーがかかった状態で巨人の状態が上がらなければ、最悪、逆転されて3位で終わる可能性も決して笑い話ではなくなってしまった

思えば、一昨年までの巨人は決して戦力的にベストメンバーでは無い状態であっても、”ここを負けるとヤバい”とか”ここを勝てば楽になる”という状況での勝率は高かった。それは原監督の経験や勘からくる勝負どころでの戦いをうまく用兵した結果なのだと思うが、あのマツダでの菊池にホームランを打たれた試合に象徴されるように、今季に関しては”ここを取れば!”というところで、首脳陣や選手に迷いとか油断とかが出てしまったのではないかと思う

経験値で由伸監督が原監督を上回るには最低でも5年、普通に考えれば10年はかかるわけで、それを今ここで言っても始まらないが、それでも昨日今日野球を始めた選手たちではないのだから、そういう時にどういう心構えで戦えばいいのか、集中力を保つには何が必要なのかはわかっていると思ってたが…なかなかココゾで力を発揮することが出来ず、残念な結果(対DeNA2連敗)になってしまった(涙)

この2敗のキーは結果的に4番の結果と直結した形で

ここで点が取れれば!というところで打てなかった阿部と筒香の差が出てしまうという、わかりやすい敗戦だったと思う。まぁどんな大打者でも全てのチャンスに結果を出し続けるのは難しいわけで、6回にはチャンスメークして村田の3ランに繋げたわけだから、それでいいだろうという事になるのかもしれないが、この2戦のように点の取り合いな雰囲気になった場合は、たった1度だけでは物足りない。少なくとも3回、もっと言えば追いつかれた後の7回の場面で阿部が点を取っていれば、その後の流れも大きく変わったかもしれない

では一方の筒香はどうだったかと言えば、4度出塁し、自らのバットで得点したホームランと敬遠で出塁して繋ぎ、宮崎のタイムリーを呼び込んで、得点に2度絡んでいる

ピッチャーの出来や守備のミスなども絡んだ形ではあるけれど、1点差ということを考えれば、4番に打点がついたかついていないかというのは、やはりチームの士気に関わるのだということを(私の中では)見せつけられた試合だったと思う

確かにDeNA打線は梶谷、ロペスが好調で、先頭の桑原も含めて筒香までにいかにしてチャンスを作るかということにおいては形が作れていると思うけれど、じゃあ巨人はダメか?と言われれば、長野は日によってという印象はあるけれど、ハマればマルチ安打は出るし、亀井もなんだかんだで塁には出ているし、坂本に関しては首位打者なわけであるから言うに及ばずである。課題だった”クリーンアップにチャンスを”という点で見れば、最悪な時期から考えれば随分と向上していると思う。その上で、ギャレットの存在が日に日に大きくなっている状況を考えれば、攻撃力に関しては勝っているとは言わないが、決して大きく劣っているとは思えない

なので、この試合からの反省と今後の課題としては、やはり阿部の状態をいかに上げるか…ということにかかってきそうだ

(結論にしては、あまりにも当たり前のことだけど…)

この先10年の巨人の4番をどうするか?という問題は残っているけれど、もうここまで由伸監督が(恐らく)腹を決めている以上は4番 阿部で最後までゆくだろう。残り試合とCSがどうなるか?ということに関しては、こと攻撃面では阿部の状態次第ということに尽きるということで、この2日間の間にどれだけ状態が回復できているか、精神的に充実させられているか、2位確保への大きなピースはそこになりそうだ

ただ、阿部が回復して打って点をとるだけではダメ

前回の試合では攻撃力に差があると書いたのだけど、それは前言撤回で、DeNAとの大きな違いは実は投手を含めた守備力にあったのだという事が露見した試合でもあった。

特に中継ぎ投手の充実さでは、現時点で劣っていることは否めない

特に顕著だったのがマシソンの使い方

ようは7回を安心して任せられる投手がいないため、同点の7回で(回跨ぎを覚悟して)マシソンを出さなければいけなかったという事が、巨人の台所事情を如実に表している。ベンチ入りメンバーであの局面で何とか無失点で切り抜けたいという事を考えれば、(結果的に打たれてしまったが)マシソンを出さざるを得なかったというのは理解は出来るが、すでにその状況自体が問題だということで、これを改善しない限りは残り試合とその先の短期決戦では大きな穴になってしまう

相手から見れば、何とか先発を早い回で降板させる展開、もしくは延長を視野に入れた戦いをすれば、最後は勝ちきれる可能性が高くなると思わせることになり、こちらの先発にも大きなプレッシャーがかかるし、常にリードを保たないと後半危ないという意識は、バッターや守備にもプレッシャーがかかる

由伸監督のそれがわかっているから、西村と戸根を落として宮國と中川を上げたんだろうけど、残念ながらこの2試合に関しては、彼らは救世主とはならなかった…

DeNAは残り2試合なので、投手をフル稼働させられるし、場合によってはローテピッチャーを中継ぎに起用することも出来る。こちらはそうもゆかないので、そういう意味でも、残り試合は数字以上に厳しくなってしまったのは間違いなさそうだ(汗)

ちょっとくらいのビハインドなら、終盤に絶対に追いつき、追い越せるというモチベーションを持っているという意味で今のDeNA打線は強い広島に酷似しているし、投手も最小失点で粘れば味方が必ずひっくり返してくれるという勇気を持って投げているようにみえる

ある日突然、状況が好転するという事にはならないだろうし、今更、ここまでやってきたことを変えるのも難しいだろうから、この状態のまま、最後までゆくことになるだろうし、とてもじゃないが首脳陣は来季以降の事なんて考えている余裕はないだろうから、いま考えられるベストを毎試合やるしかなさそう。もはや阿部のチームではなく、坂本中心のチームなんで、4番に坂本をもってくるなんてサプライズも見てみたい気はするけれど、(チーム内で打点、安打の二冠で、ホームランも1本差という最も期待できるバッターなわけだから…)まぁここに来て、さすがにそれは無いし、坂本4番は相手にとっても大きなプレッシャーにはなりそうもない

開幕から良いニュースが少なかっただけに、何とかCSを勝ち上がり、広島にリベンジして、日本シリーズを勝つなんて淡い期待もしたくなるが、一方で早めに負けて中堅以下が過酷な秋季キャンプで来季に向けて鍛え直すという、次に向けた一歩を踏み出して欲しい気もあって、勝敗に関して簡単に一喜一憂できなくなっている自分に戸惑っているのが正直なところで、同じ気持ちの巨人ファンの方もそれなりにいらっしゃるのではないだろうか?

(なんだかんだで負けるところは見たくないし、かといって勝てば勝つほど来季への準備は遅れてしまうジレンマ)

まぁ泣いても笑っても今シーズンはラスト1週、残り5試合なわけで、とりあえずは目一杯応援しますか!

管理人:みんぐ

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