巨人 6-2 中日 → 対 中日：1勝0敗0分 東京ドーム
勝利投手：マイコラス １試合 １勝 ０敗 ０S
セーブ ：
敗戦投手：大 野 １試合 ０勝 １敗 ０S
投手リレー
巨人：マイコラス→マシソン→カミネロ 捕手：小林
中日：大野→ジョーダン→三ツ間 捕手：杉山
巨人：阿部１号２ラン、坂本１号２ラン
中日：
日テレG+ にて観戦
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２０１７年のプロ野球ペナントレースが幕を開けた。東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの開幕戦。巨人は初回に阿部の２点本塁打で先制。その後もマギーの適時二塁打や坂本の２点本塁打などで得点を重ねた。来日３年目で初の開幕投手となったマイコラスはテンポのいい投球で、７回２失点の好投。その後はマシソン、カミネロとつないで逃げ切った。巨人は投打がかみ合い、６対２で快勝。由伸監督２年目のシーズンは、白星スタートとなった
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新旧キャプテンの一発とクリーンアップ全員が打点をあげ、開幕戦初先発の中井、岡本にヒットが出て、先発が味方のエラーで失点しながらも冷静に７回を投げきり、新戦力のストッパーが危なげないピッチングで勝利するという、勝ち方としてはこれ以上ない勝利で開幕の狼煙としては文句ない勝利で、素晴らしいスタートを切りました
なかでも個人的に熱くなったのは阿部のホームラン
原監督はツイストと言っていた（まぁ私は二枚腰っていつも言うんですが）あのホームラン。腰が残っているから片手で打ったような崩れた体制でもしっかりと体重が乗っている、好調な時の阿部が見せるバッティングが見れて、ものすごく嬉しかった
去年はキャッチャーで行くと決めたにも関わらず、万全な状態を作ることが出来ずに開幕には間に合わなかった。さらにキャッチャーとして先発出場することなく、ファーストでシーズンを終えたという形で、本人としては非常に自分に腹が立ったシーズンだったと思う。その反省から、2017年はファースト１本で行くと決め、さらにはキャッチャーをしないのであれば次なる正捕手をということで小林にアベイズムを叩き込んだ
人に教えることで、自分にも思い出すものがあっただろうし、小林のスタミナには驚いたという阿部が、それに釣られるようにハードワークをしたことで２０１７年を気持ちよく迎えられる状態にしたのだと思う。いつもは別メニューのキャンプも１軍で初日からバリバリと動き、オープン戦でも結果はともかくずっとメンバーにい続けた。首を含めた体調さえ問題無ければ、（私の周囲は阿部はもうダメと言ってくるけど）まだまだ阿部は全然やってくれると思っていたので、今日の２ラン、さらには次のタイムリーは「ほらみろ！阿部はまだまだ全然イケるって！」と言いたくなる活躍だったと思う
身体も絞れているように見えるし、キレもある。いつ身体を壊すかという不安はあるけれど、ヘタな外国人選手でファーストを埋めるくらいなら元気な阿部がいたほうがチームが活気づくので、出来ればシーズン最後までベンチにいてほしい
坂本に関しては、WBCでの動きを見ていれば、疲労さえ抜けてるなら問題ないと思っていたので、今日の活躍も驚きはしないけれど、盗塁に関しては非常に素晴らしかったと思う。キャプテンが守備や走塁に集中力をもってプレーしている姿は他のナインにも伝染すると思うし、チームを引っ張っているという姿が全面に見えて、非常に頼もしい
フライをわざと落としてゲッツーを取った場面も、冷静かつ集中しているから出来ることで、単にダブルプレーでピッチャーを救うだけでなく、相手チームにも暗い影を落とすダメージの大きなプレーだった
（個人的にはインフィールドフライ扱いにならなくて良かったとホッとしてる）
ピッチャーは史上３人目の外国人開幕投手となったマイコラスに始まり、マシソン、カミネロと（ひょっとして初めて？）開幕戦を外国人リレーで終わるという今までにないパターンでゲームを締めた。
恐らく急遽に近い形だったと思われる開幕戦指名のマイコラスは非常に落ち着いたピッチングで、カッとなることもなく冷静に投げていたと思う。昨年はシーズン後半に小林のキャッチングにイラっとし、熱くなるところも見られたが、ＷＢＣでの小林の活躍も見てただろうし、阿部の教えである”気配り目配り”をしっかりやっていたと思うので、マイコラスも安心して投げられたのではないだろうか？
続くマシソンも、開幕直後はまだ本調子じゃないというイメージがあったのだが、今日は完璧な内容だった。ストレートが速いマシソンだが、それを逆手に取って変化球でカウントを取ったり、変化球で仕留めたりなど、小林がうまくリードしていたし、開幕戦という緊張感の中、ストライクを取るのに四苦八苦という場面もなく、安心して見ていられた
そして新守護神候補のカミネロ。まだまだ一ヶ月くらいは様子を見ないことにはジャッジは下せないと思うけれど、キャンプ、オープン戦から言い続けてきた、高めにとんでもないボールが行くこと無く、常に低めを意識しているピッチングが今日も出来ていて、良い内容だったと思う。プロ野球ニュース（CS)では平松氏が苦い顔して褒めるのを避けていたけれど、まぁ言いたいことはわかる。投げ終わった後身体が流れるフォームは、フィールディングに不安を残すし、緊迫した場面で足の速いランナーがいた時などの対応がどうなのか？というところはあるけれど、そこは来日直後のマシソンもそうだったけど、時間が解決する問題だと思うので、これから痛い目も見ながら、日本野球に対応して安心して見ていられるピッチャーになってくれると頼もしい
ま、快勝とはいえ悪かったところが無いわけでは無い
中継で原前監督に言われていたけれど、岡本のレフトフライの捕球体制は褒められたものではないし、いくら空中イレギュラーとはいえ、前にも落とせない中井のスルーはヒドい。両選手ともヒットは打てたし、チームも勝ったので大きなダメージとはならなかったけれど、今シーズンも投手を中心に守りを重視したゲームを展開してゆかざるを得ないので、まだ不慣れな岡本はともかく、中井はもう少ししっかりしてくれないと、クルーズ、片岡、藤村、ついでに重信（と陽岱鋼が上がってきた後の立岡）が手ぐすね引いてセカンドの座を狙っているわけで、ちょっとでもバッティングの方が下降線に入れば、またファーム行きになることも大いにある
（坂本が機転を利かせたダブルプレーも、セカンドベースに入るの遅いし、その後のファーストへの送球もあわや暴投になるところだった）
しかし、開幕直前に来ての脇谷、寺内の開幕入りはちょっと驚き。いや、体調さえ万全なら基本的に外す理由の無いベテラン二人ではあるけれど、シーズン序盤は若手中心でゆくのかと思っていたので、彼らを開幕からベンチに置くというのは予想外だった。
セカンドが不安定という事もあって、試合展開次第では代打からの守備固めとか、代走からの守備固めというような形で、ベテランの力を借りるかもしれないということなのかもしれないけれど（同じ理由でレフト要員に亀井）、「新化」とはいつつ、しっかりベテランのプライドも考慮した由伸監督らしい判断だと思う
その一方で中川、河野、石川、池田、谷岡あたりはファームで調整中の選手が上がってくるタイミングで落とされる候補選手だと思うので、監督が落とすのをためらうような活躍をして（出番は少ないかもしれないけど）、ファームにいる選手がヤキモキするような状況を作ってくれたらなと思う
まぁ、攻撃面に課題のあったチームが、クリーンアップの活躍で打ち勝てたという結果には満足せざるをえない勝利だったと思う。たかが１勝ではあるけれど、オープン戦が散々だっただけに、０－２くらいで負けてスタートするのと、やっぱり開幕すれば主力のギアは上がるんだよ！って思えるような勝利で終わるのとではぜんぜん違う。
特に今年は（個人的に）中日がダークホースだと思っていたので、大野相手に１勝出来たことは非常に嬉しかった。
（そういや、過去に開幕戦で打ちまくって、その後、沈黙したってシーズンがあったな（汗））
明日の田口はオープン戦最初こそちょっと不安定だったけれど、終わってみれば非常に安定感のある内容だったので、その調子をそのまま出して、サクっと開幕カード勝ち越しを決めてくれると上々のスタートダッシュってことで、見てる我々も少し安心するし、チームも落ち着くと思うので
、是非とも気負らずマイペースで投げてくれればなと思う
追記
バタバタして書けませんでしたが、２７日の月曜日、パシフィコ横浜であったセ・リーグファンフェスタに行ってきました。
JSPORTSで見た方、ニュースで見た方も居ると思いますが、まぁコレといって特筆すべき内容は無かったです（笑）
ただ、６球団の監督が集まって行う座談会では、由伸監督が去年に比べて非常に語り口に余裕が表れていたのと（今日の勝利後インタビューも去年よりしゃべりが上手になってたし）、OBによる座談会で鈴木尚広が出てたのが嬉しかったです。
金本監督や森シゲ監督のような笑いを取るコメントは残せないものの（まぁ、あの二人にしゃべりで勝てとは言いませんけど（笑））、しっかり言いたいことは言えてたのでは無いかと思います
（同行の友人がトイレに行っている時に「みんぐさんですか？」と声をかけていただいたＩさん、何か嬉しかったです、ありがとうございました）
ということで、今年もプロ野球が開幕しました
例年通り全試合をレポート出来るかどうかわかりませんが、暇な時にでもちょっとお立ち寄りいただけたら嬉しいです
今シーズンも宜しくお願い致します
管理人：みんぐ
